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【障がい者雇用】就業定着の状況とポイント4つ

障がい者雇用の大きな課題のひとつに、「定着」が挙げられます。

せっかく採用しても、やはりある程度の割合で短期間の退職に至ってしまい、結果として雇用率を上げることができません。
また、障がいをお持ちの方に長く前向きに働いていただく環境づくりには、じっくり時間をかけて取り組まなければなりません。

そこで今回は、障がいをお持ちの方の定着の実態と、定着に向けたポイントをまとめました。

障がい種別の就業定着率

【障がい種別による定着率】
        3ヵ月後  1年後
発達障がい 85.3%  71.5%
知的障がい 84.7%  68.0%
身体障がい 77.8%  60.8%
精神障がい 69.9%  49.3%
【 業種別による定着率 】
        3ヵ月後 1年後
医療・福祉   80.5%  61.7%
生活関連・娯楽 79.8%  62.1%
卸売・小売   77.1%  57.6%
製造      76.9%  60.2%
サービス    72.7%  56.1%
運輸      68.5%  54.3%
宿泊・飲食   68.1%  47.8%
建設      66.4%  46.1%
(出典:厚生労働省)

全就業者の平均定着率は1年後に約85%、新卒入社3年後の定着率は約70%といわれているように、障がい者の定着率も低いことが分かります。

定着率を上げるためポイント

1.地域支援機関との連携
障がい特性をしっかり理解している地域の支援者の方に協力をお願いしましょう。
ハローワーク、障がい者職業センター、障がい者就業・生活センター(国)、障がい者就労支援センター(区市町村)、障がい者就労移行支援事業所など、地域には多くの障がい者就労に携わっている支援機関があります。

💡 身体障がいをお持ちの方や一部の精神障がいをお持ちの方には地域の支援者がついておらず、そういった方々の離職率が比較的高いようです。

2.専任のメンターをつける
発達障がい、精神障がいをお持ちの方の多くは、仕事ごとのそれぞれの担当者から指示を受けて進める事を苦手としています。
メンター的にサポートして下さる方が、専任的に指示をしてくださることで安心して仕事に取り組めるケースが多いです。

また常にメンターが社員を気にかけていることで、体調やメンタルの不調に気づくことができ、早めに対応することもできます。

3.相談できる環境
自ら進んで相談する事が苦手な方も多く、定期的に面談の時間を取る事が
必要です。
また、上司、先輩、同僚には相談しづらいと考えてる障がいをお持ちの方も多いです。
地域の支援者などの協力も得て、障がいをお持ちの方それぞれの思いや考えを知ろうとすることが重要です。

4.いつでも質問に答えられる環境
特に精神障がいをお持ちの方は、すでに理解している事も含め、常に確認をして仕事を進めたいと考えているケースが多いことも特徴です。
メンターのような方仕事を教えてくれる方がいつも側にいると、心強く安心して仕事を進められます。
(これは障がいのあるなしに関わらずそうだと思います)

定着率を上げるための「ソーシャルオフィス」

✅ メンターを専任して常に質問に答えられる環境を作る。
✅ 定期的に面談をすることが定着率を上げる。

・・・そう理解してはいても、

🥺 常に一緒にいる事も難しい
🥺 定期的に面談をする時間がない
🥺 支援機関とのやりとりや、出てきた改善に対応する余裕がない

まさにそういう状況かもしれません。

また、支援機関に協力をあおいでも、支援者も多くの方を支援しているため、タイムリーに支援対応していただくことが難しい状況も考えられます。

そのような時に、当社社員が企業様の事業所内に常駐する「ソーシャルオフィス」をご利用いただければ、
社員の皆様に負荷をおかけすることなく1年後の定着率80%以上を実現することができます
御社の担当者様はその時間でぜひコア業務に集中してください。

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