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デザイン会社が社屋をつくる! 第0回 はじめに

 こんにちは、手仕事の街、茨城県笠間市にあるデザイン会社TRUNKです。
私たちはTRUNK設立10周年記念事業の第一弾としまして、社屋をつくるプロジェクトを立ち上げました!
 完成は2024年11月の予定。どんな思いで、どんな社屋を、どんな場所に、誰に設計を依頼して作るのかについて、少しずつお伝えしていきます!

 最初である0回目は、なぜ私たちが社屋を作ろうと思ったか、についてお話したいと思います。少し長いですがお付き合いください。

◎部屋は2つ
TRUNKの新オフィスは機能の異なる2つの部屋からなる予定です。
一つ目は①デザインの制作室、2つ目は②創造的なおしゃべりをするための対話の部屋です。
通常デザイン会社の事務所というと①にちょっとした打ち合わせスペースだけあれば十分なのですが、
TRUNKはあえて②創造的なおしゃべりをするための対話の部屋を作ることにしました。
それはわたしたちの決めたミッションが大きく関係しています。

◎純度を高める
ミッションの定義が「自分たちができることの中で一番本質的で世の中のためになること」だとするならば、
TRUNKができることは、「すべての経営者(とその社員)が自分らしく楽しく生きるためにわたしたちのクリエイティブを提供すること」であると考えました。
それはいわば、生き方の純度を高めること。そこからわたしたちのミッション『純度を高める』は生まれました。
『純度を高める』を提供するためには、経営の本質的な課題にアプローチする必要があります。
それは、従来のデザインワークのような単なるアプトプットのためのアプローチでは到達できません。
なぜなら経営や商品の本質的な課題は、時にもやもやとして実態がつかみづらく、経営者や社員も正確に認識できていない、言語化できていないというケースが珍しくないからです。

◎創造的なおしゃべりをする場を作る重要性
そうした、もやもやとして実態がつかみづらい課題を言語化するために必要なのが「創造的なおしゃべりをする時間」です。
電話や来客に邪魔されずに、リラックスした状態で普段じっくりと話し合うことの少ない本質的な課題についてだけ話すことに集中できる環境。そんな環境は想像以上に少ないものです。ひょっとすると無いかもしれません。だからわたしたちは「創造的なおしゃべりをする場」を作ることにしました。

◎最高のロケーションに、対話だけの部屋を作る
創造的なおしゃべりをすることで、眼の前の問題の解決策に目を向けることから一旦離れて、経営者の心のなかにある「もやもや」を俯瞰して見たり、経営やプロジェクトの目的についてあらためて言語化してみることで今まで気づかなかった視点や、アプローチの仕方を発見する。
そんな時間を提供したいと思い、対話のためだけの部屋を最高のロケーションに作りたいと考えたのです。
なぜなら『純度を高める』ためには、わたしたちの提供するクリエイティブが、ビジネスとしての論理的整合性と表現物(デザイン)として理屈抜きに良いと思える力の両方を満たしていなくてはならないからです。