伝えるということ。プレゼンターを眺めながら

セミナーやプレゼンをやったり受けたり。
大きなジェスチャーと大きく張った声。企業ロゴTシャツ。相手の印象に残る為のいろいろ。
どうやったら上手く全てが伝わるんだろう。どうやったら企業の広告と売上や引き合いを獲得できるんだろう。なんて、悩んでる時があった。
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input:丁寧に考えて思考を織り込んでいく。新しい気づきや誰かの目線で誰かの心に寄り添って思考する。そんな事を大切に想いながら過ごしている。
output:淡々と抑揚なく話す自分の特徴と、飲み会の場でかき消されて対面する人にすら届かないか細い声の持ち主である自分。


派手に大きく演出がかった、ともすると嘘くさいプレゼン。
自分の素養とは対極の方法を試していてる時があったなぁ。どっかの誰かの勢い満点の手法を取り入れてやってみると、「やってやった感」はあるものの、自分自身の納得感は驚く程何もなかった。驚く程に。伝わっている気はしたけれど、繋がった感覚は皆無だった。手段や見せ方に重きを置きすぎて聞いている人の目線が皆無だったんだろうと思う。勢いのあるスタートアップや成功している企業のセミナーであっても未だにそういったケースは割と多くある。一方向の伝達だから仕方ないのだけれど。

自分が考えたこと、思っている事を伝えるには、「自分の言葉で、自分のリズムで、自分のtone」が大切なんだと、今は思う。

無理してトレーニングしたら、いつか何かのメソッド本にあるようなプレゼンができるんだと思う。それがいつかの大きな商談獲得につながるのかもしれないし、大きな投資を呼び込むのかもしれない。
また気が変わって、そんなトレーニングを始めるかもしれないけれど。


語る人のストーリーが見えて、共感や共振が起こるようなそんな場作りが出来たらいいと思う。僕が発した事の一部でも価値だと感じてもらえて、僕自身の印象はゼロでいい、「置いたものを価値と感じてもらって持ち帰ってもらう感じ」っていうのかな。押し付けではない、フラットな共有の中でお互いの関係性や継続性が生み出せたらいいなと思っている。


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