見出し画像

#19 『五十の手習い(その2)』

 昔から仲良しの後輩nさんは、小学生の頃エレクトーンを習っていたが、もうほとんど楽譜の読み方は覚えていないという。一方、新しく友達になったiさんは、保育士として日常ピアノを弾くため楽譜はある程度読めるとのこと。
 3人でパート割りをすることを考えた時、楽譜の読めないnさんには比較的動きが単調なベースラインを、楽譜が読めるiさんには主にメロディ部を、私は両者の手が足りなくて音の抜けてしまう部分をあっちこっち補う役割に当てた。

 これから冬に向けて練習するには、やはりクリスマスソングがいいだろう。私達にぴったり合うような3人用の初心者向け曲集が売っているわけではない。ハンドベルの楽譜が売っているような大きな楽器店も近くにないため、とりあえずはネットで探し、どんなものか試しに購入してみた。
 楽譜に書かれた音符は参考までに。この3人の個人レベルで成立するように、りんりん専用のパート譜を書いていく。メロディは抜けないように、伴奏も楽譜の読めないnさんがまずは楽しんで取り組める程度に仕上げてみた。
 夜なべして書くことに奮闘している私を横目で見ながら、音楽講師の娘が言う。
『パソコンで音楽アプリを使って書いたら?無料で便利なのあるよ。』
う〜ん・・・言いたいことはわかるが、今の私には手書きの方が早いような。しかし、印刷すれば仕上がりも綺麗だし読みやすい。手直ししたければ修正することもできる。書きながら再生すれば音の流れも確認できるし、使いこなせばきっと便利に違いない。
『50の手習い・・・。その2』
やる気、出できた。

※失敗談‥‥
 スマホで検索してハンドベルの楽譜を買う際、表紙に大きくミッキーマウスが描かれている曲集を見つけた。子供向けの簡単めなディズニー曲集だろうと思い購入してみたら・・・
説明書が全部英語で書かれている‼️海外の出版社のものだった😓
 説明がぜんぜん読めない〜(泣)。でも、音符は世界共通だから、海外出版の楽譜でもちゃんと読めるっていいな(笑)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?