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あなたはこれがどこの国の風景か分かりますか?

この画像を見て、あなたはどこの国の風景だと思いましたか?

こちらは首都の風景なのですが、

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正解はコロンビア共和国です。

日本人の持つコロンビアのイメージって、コーヒー、薬物、そして物凄く田舎と思ってる方が多いようです。また「コロンビア?コロンビアがどこにあるかも分からないしイメージすらない。」という人も多いでしょう。でも先進国ではないと分かると「あー、じゃあ田舎か。」とか「発展途上国なら遅れた国。貧しい国。」とか、そういう風に感じる人も少なくないのではないでしょうか。
海外や外国人を取材する日本のTV番組|PD.まつした
でもお話ししたように、コロンビアって日本のTV番組では、コロンビア人でもそんなとこ知らないよってくらいの山奥であえて生活されている方をわざわざ取材して、これがコロンビア人の普通の暮らしですよみたいに放送されるのが、あるあるなんです。
日本でもいてますよね。あえて自分から便利な場所を離れ、物凄い山奥で自給自足の生活をすることを選んでたくましく生きていらっしゃる方。色々な知恵があって、しかもそれを楽しむ心を持って本当に凄いなぁと思います。
でもそれって多くの日本人の普通の生活ではなく、ごく一部の方の生活ですよね。我々も自給自足の生活をされていらっしゃる方から見習うべきことがたくさんあるのは承知なのですが、やはり現代の便利さに甘えてしまった生活をしていますし、そういう生活をしている人の方が圧倒的に多く、それがまた日本人の一般的な暮らしですよね。日本人の普段の生活を海外に紹介するなら、当然後者の生活になると思います。
コロンビアも同じなんですよ。貧富の差が激しいのは確かです。それを言えば日本にもホームレスの方がいますし、それ以外の面でも日本人に貧富の差がないと言うのも難しいですが、確かに極端な貧富の差がコロンビアにはまだまだあるので途上と言われている一つの原因だと思いますが。(ちなみにホームレスの方に対し、コロンビア人の方達はとても温かいです。その理由も別の機会にお話ししたいと思います。)
我々一般的な日本人の普段の生活と、一般的なコロンビア人の普段の生活は何ら変わりがありません。日本の一般的な生活と何ら変わりのない生活をコロンビアに住む人達もおくっています。コロンビア人は日本のTV番組でみるような不便な山奥で大変な暮らしをしているわけではないんです。
当たり前におしゃれをし、女性はまつげエクステやネイルを楽しんだり、海外からコロンビアはファッションの国としても注目されています。(日本が知らないだけです。)言うまでもないかもしれませが1人1台スマホを持ち、家に高速インターネットをひいている家庭が多くネットの遅さに煩わしさを感じることもありません。それは日本も同じです。たまにまだ高速インターネットをひいていない家庭は日本にもありますよね。日本国内で人気のファッションブランド、海外にも進出したブランド、携帯キャリア、お洒落な飲食店があるように、コロンビア国内で人気のファッションブランド、海外にも進出したブランド、携帯キャリア、お洒落な飲食店があります。
ひとつ言えることは、世界的に有名なセレブアーティストはまだ日本からは誕生していませんが、コロンビアからは誕生しています。日本基準で考えるとコロンビアはマイナーな国と言われるのかも知れませんが、世界では日本よりコロンビアの方が有名な国はたくさんあります。
日本はやはり閉鎖的で日本基準で考える癖があるだけで、日本で人気や有名なものが世界でも人気で有名であるわけではありません。日本であまり有名でない海外の有名人や映画、歌が日本以外の世界では当たり前のように有名なことは多々あります。逆にいうと日本人だけが知らないと言うことが多々あるのです。

日本基準な考え、日本基準な発言をすると世界では全く通用しませんし、無知だと思われるだけです。多くの日本人と世界の考え方や知識には大きな差があります。

日本は国自体が閉鎖的で、他の国に比べるとメディアからでは世界の情報を知ることはあまりできません。TVで日本のニュースをみるだけでなく、自ら情報収集しないと世界の情報が入ってこない国です。また世界的に報道されている一件が日本以外の国では同じような内容の報道なのに、日本だけ異なる内容(日本を擁護するような事実と異なる内容に変える)を報道することもあるのが悲しいかな日本の現実です。日本のTVだけを信用することで我々国民が日本基準になってしまいがちになるのは、国やメディアが片寄った情報しか流さない傾向にあるせいも確かにあるのかもしれません。
日本人は先進国以外の国に対し、日本の方が全てにおいて便利で進んでいると思っていたり、途上国に対して自分達の方が優れていると勘違いしてしまいがちな人が多く目立ったり、更には先進国の中でも日本が一番安全だとか、日本が一番優れていると思い込んでいる人も少なくないのは、その片寄った情報のせいでもあるとは感じます。元々の国民の考えの問題だけではなく、一種の洗脳のようなものが国自体にあるのは否めないと私は思います。
しかし、それを言い訳にしてしまっていいのでしょうか?現に日本に住んでいても、今の日本に疑問を感じる人や、それではいけないと気付いている人もいるのですから。
日本は、我々は、本当に今のままでいいのでしょうか?

自分の目で確かなものを見たこともないのに、海外に対し決め付けや偏見を持っている人が世界の本当の姿を知ると、日本人としての必要以上の自信や、優越感はきっと崩れると思います。まずそんな考えは必要すらないのです。
そんなことを考えていない人は、言うまでもなく海外の優れた面も素直に見ることができ、海外から学ぶべきことがあることも分かっていらっしゃると思いますので、私が紹介するコロンビアや世界と日本の本当の姿を知っても、素直に受け入れられるのではないかと思います。

しかし、自分達より劣っていると思っていたものが実は優れているというような現実を知ると、素直に認められず何かしら反撃に出たくなるのが多くの日本人の特性であるのも事実で、そのことは自分達でも自覚が必要です。
まずはそういう考えをしてしまっているという自覚を持つことがとても大切なのではないでしょうか。

「日本の方が凄いし。」
「認めるのは悔しいから信じたくない。どうせ他では日本が勝ってる。」
「どうせ途上国には変わりない。」

とか、この期に及んでまでそんな考えは持たず、優越感や劣等感なんて全く必要無いことに気づいて貰えることを願います。

これから本当のコロンビアのイメージが変わるかもしれません。

差別・偏見・決め付け撲滅子供ワークショップ、広い世界を知って心豊かに、どんな子でも選択肢をたくさん持ってもらう為の世界を知るワークショップ、また児童養護施設での公演やワークショップ開催など活動費、他動物愛護団体への寄付をさせていただきます。皆様のご協力よろしくお願い致します。