障害者のための就職説明会~その後~

こちら↓の続きです。
1週間ぶりの更新になってしまいました(゚o゚)
就職説明会で、「こんなに配慮してくれる企業があるんだ…」という、県内でも超有名企業の面接を受けた後の話です。

さて、障害者手帳申請中のため、仮にどこかに採用されたとしてもすぐには働けない私。
どこか真剣味に欠けており、説明会後は家族で食事をする予定にしていました(笑)。
遅くなったので現地集合します。
父に「どうだった?」と訊かれたので、入りたくてたまらない例の企業の話をしました。
私「○○社が来てた。ものすごく配慮してくれるし、面接してくれた人もめっちゃ良い人だった。過呼吸が出たら、休憩室も使っていいらしい。いいなぁと思って。でも、1人しか採らないみたい。」
父も企業名を出すと驚いたようで、
「それはすごいな。まぁでも1人じゃ厳しいわなぁ。」
二人で顔を見合わせて思わず苦笑します。
この日はお店が混んでいて、かなり待ち時間がありました。スマホを見ながら時間を潰していると、見慣れない番号から着信が入ります。
普段は知らない番号からの電話には出ない私ですが、タイミング的に「会場に忘れ物でもしたのかもしれない」と思い、
「はい、バーミリオン(←私の仮名)です。」
とちゃんと名乗って出ました(笑)。
すると…

「あっ、バーミリオンさん!先程面接させていただいた、○○社です。」

……???
何と!憧れ企業の○○社からの電話でした。
状況が掴めませんが、変なことは言えません。冷静を装って「お世話になります。先程はありがとうございました。」と、なるべくハキハキと喋ります(笑)。

社員さん「その後こちらで検討しまして、バーミリオンさんにお伝えしたいことがあり、お電話しました。今、大丈夫ですか?」
私「はいっ、大丈夫です。(ペンもメモもないし、食べ物屋の外だけどまぁいいか。笑)」
社員さん「検討の結果、採用のための二次面接に進んでいただきたいと思っています。」
私の心の声(はぁぁぁぁ?!まじか!!!)
社員さん「でも今回は障害者の方採用ということで、今のままでは面接ができません。そこでなのですが…」
私「はい…」
社員さん「手帳が正式に下りたら、申し訳ありませんがバーミリオンさんの方から、こちらにお電話をいただけませんでしょうか?その時に面接の日時もご相談させていただけたらと思うのですが…」
私の心の声(よっしゃーーー!まじですか?!お安い御用ですよ!!!)
私「かしこまりました。ありがとうございます。すぐに手帳が手元になくて申し訳ありません。」
社員さん「あっ、よろしいですか?こちらこそ、お電話いただく形になってすみません。それではお待ちしていますので。」
私「ありがとうございます。必ずお電話いたします。」

~通話終了~

私「お父さぁぁぁーーーん!!!電話、○○社だった!手帳が来たら、二次面接に呼んでくれるらしい!」
父「そりゃ、良かったな。いいこともあるもんだな。」
言葉は少なかったけど、一緒に喜んでくれて嬉しかったです。
手帳が取れるのはほぼ確実だったので、「二次面接ってどんなこと訊かれるんやろ…」と、早くも頭の中で一問一答の練習をする私でした。


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