元受刑者が語る受刑生活で1番大変なこと。
おはようございます。西高 童貞(せいこうどうてい)です。
今日は私の約3年の受刑生活で1番大変だったことを語っていこうと思います。
塀の外にいる方からすると、ご飯が大変そう、自由がなさそう、労役が大変そうという声をよく聞きますが、
本当に苦労する事とは刑務官による圧力(注意指導+人間扱いされない)も大変なのですが、私が1番大変だと思うのは受刑者同士の対人関係ではないでしょうか?
これは社会でも同じですが、特に塀の中という閉鎖された空間という事もありますし、犯罪を犯す人間というのは基本的に社会不適合者で(勿論私もそのうちの1人で自分を棚にあげるつもりはありません。)そんな人間が集団になると面白いもので
派閥を作ったり、弱い者を虐めたり、武勇伝を披露したり、自分の小さなプライドからすぐに手を出し喧嘩をしたり等々になります。
そういった人間とどのように付き合いをしていくのか。私は喋り掛けられたら喋るというスタンスを貫いていました。
変な奴だという風に裏では云われてましたが、先に刑務所を出た人間の勝ちと考えてたので私はそこまで苦痛ではありませんでした。
逆にそういった人間と仲を深めてしまうと、揉め事に巻き込まれるor自分が揉め事の当事者になってしまうので、特にいいことはありません。友達を作りに行っている訳ではないですし、唯一得られるのはどうしようもない安心感ではないでしょうか?
人間どこでも1人だと淋しいもので、塀の中だとそんな厄介な気持ちが増幅し、徒党を組まないと淋しさや不安に押し潰されてしまいそうになります。
社会不適合者はそんな気持ちを同じ受刑者と次の悪事の準備をする事で心の隙間を埋めようとします。
少し長くなってしまい、言葉足らずな所もあるかも知れませんが以上になります
刑務所に入る予定の方やご家族、身内の方が受刑中などご相談に乗りますので、宜しくお願いします。
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