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最短ルートで自分の価値を高める方法『資格合格逆算メソッド』桐ケ谷淳一著 読書感想

人生100年時代。
多くの企業では、定年は60歳。
2013年の法改正により、希望者は65歳まで
働けるようになりました。

さらには、老後2000万円問題も相まって
お金の不安は抱えたくない。
元気で働けるうちは働いていたいですよね。

企業で雇われていたとしても
個人事業主として働いていても
大事なのは自分の価値を客観的に証明できること
だと思います。

でもでも、専門的な知識も持ち合わせていないし
ましてや、資格試験も受けたことがない。
仕事や家事や育児で毎日忙しいし
どうしたらいいの?

そのあなたのお悩みを解決する本を紹介します。
◆『資格合格 逆算メソッド』
◆桐ケ谷 淳一 著
◆みらいパブリッシング (2023/2/24)

著者である桐ケ谷さんは司法書士と行政書士の
ダブルライセンスでお仕事をされているエリート士業さん
なのですが、実はとても努力家でかなりご苦労をされています。

具体的には6年間司法書士試験を受け続け
6回目の試験、やっとの思いで合格を勝ち取ったのだそうです。

本書では、桐ケ谷さんの失敗事例を「反面教師」として
最短で難関試験に一発合格するためのノウハウが
ぎっしり詰め込まれています。

タイトルにある「逆算メソッド」とは「合格」というゴールから
逆算して今やるべきことを考えて行動していく方法のこと。
大きく分けて5つの分野から構成されています。

①ステップアップ勉強法
②反復勉強法
③時間管理勉強法
④健康管理勉強法
⑤メンタル管理勉強法

こちらの5つの勉強法で私に特に刺さった部分をお伝えします。

簿記の未経験者が、いきなり難関の簿記1級合格
を目指すのは、非現実的です。
最終目標は簿記1級合格だとしても、そこから逆算して、
中間目標であるマイルストーンを設置するのです。

P.32より

実は、私は10個以上の資格を持つ「資格マニア」です。
しかし、その資格マニアゆえのプライドが邪魔をしてしまい
中間目標である簡単な資格へのアプローチが不足していました。
特に自分が無知な分野の資格試験に挑戦する際は
ステップアップ勉強法を実践していきます。

・短期合格者はノートを作らない。すべての情報をテキストに
書き込んで一元化する。
・長期受験生はノート作りに時間を使い、それで満足してしまう。

P.76より

今までの私の勉強法の常識が覆されました。
桐ケ谷さんが仰る通り、きれいに書いたノートは作っただけで
満足してしまい勉強した気になってしまいます。
テキストに一元化することで、情報がひとつに集まり、テキストを
確認すれば、自分が学んだ情報を再確認することができます。
これからメモはテキストに書き込み、情報を一元化するようにします。

資格試験の勉強中に、健康管理に気をつかう必要などない
と思う人もいるかもしれません。しかし、試験本番で力を発揮できる
かどうかだけでなく、普段から健康管理を徹底することで、勉強内容
が脳に定着しやすくなり、短期間で実力アップができるのです。

P.143より

たかが健康、されど健康。
脳と身体は繋がっています。身体の状態が不調であれば
それと同期して脳パフォーマンスも十分に発揮されません。
睡眠時間、軽い運動、ストレス解消を習慣にして
疲れをため込まない日常生活を送ることが合格への最短ルート
であることを改めて認識しました。

これから資格を取得して、成長して
自分の価値を高めていきたい方に是非読んでもらいたい1冊です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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