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『人間関係のマトリックス』タイプ別の陥りやすいケースとその対策

前回の記事で「人間関係のマトリックス」について基本的なことを説明しました。

詳細は上記の記事を読んでいただきたいですが、軽くおさらいすると


①人間のタイプは2つの軸によって4つのタイプに分けられる
②ずっとひとつのタイプで生きている人はいない
③4つのタイプ全てを行き来できる人が最強
ということです。


最悪な事態は4つのタイプを行き来できずにひとつのタイプに固執してしまい、ポジションが固定化してしまうことで、マトリックスの端に行き過ぎてしまうことです。

今回は、各タイプ別の最悪なケースとその対策についてお伝えします。

①ポジティブ&自立型 リーダータイプ

最悪のケース:
自信過剰になってしまい、自分がまるで神であるかのような思考に陥り、自分の行動や思考を省みれなくなる。リスクに視点を向けることもできない。

対策:
周囲の人たちに弱音を吐いたり、弱みを見せるようにしましょう。
すると、アドバイスをしてくれる人が出てくるので、それをよく聞き入れ、自分の行動に反映すること。


②ポジティブ&依存型 ムードメーカータイプ

最悪のケース:
対角線の管理職タイプに指摘されすぎて、自分で考えることをやめてしまう。ただヘラヘラとご機嫌を取るようになってしまう。

対策:
ご機嫌を取るのではなく、主導権を握ることを意識する。
自分の仲間が多い場所に相手を連れ出したり、自分の方が詳しい分野をテーマに会話を進める。
とはいえ、相手が上司だとこのようなことは難しいので、一番簡単なのは
「自分から話しかける」という戦法です。
とても単純な方法ですが、自分から切り出した方が会話の主導権を握りやすくなります。

私も転職したての頃、この「ムードメーカータイプ」の最悪のケースに陥りました。
対策もできず、相手に指摘されまくりでヘラヘラしていたのが相手の気に障ったらしく、半ばパワハラ状態になった経験があります。

③ネガティブ&自立型 管理職タイプ

最悪のケース:
他人のネガティブ面にばかり目がいってしまい、自分の思い通りならないと気が済まないパワハラ人間になる。

対策:
意識をして「結果」だけでなく、「過程(プロセス)」に目を向けるようにしましょう。
ミスがあったとしても、相手は見えない努力をしているかもしれません。
他人の試行錯誤に目を向けることが大切です。


④ネガティブ&依存型 カウンセラータイプ

最悪のケース:
ありとあらゆることが心配になる。
自分に全く関係のないことまで感情移入してしまい、落ち込みの沼から抜け出せなくなる。

対策:
「課題の分離」をする。
過去や他人は変えられないことを考え、変えられること、すなわち「自分の課題」に意識を集中させる。

4つのタイプの陥りやすいケースと対策についてお伝えしました。
最悪のケースになりそうになったときは、今回の記事を思い出してみてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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