WC:マトリクス・ゼロ『マニャーナの遊戯盤』。
ファーストミッション「ふたりの場所」。
オープン・マトリクス。
…さて、ある休日のことだ。
千晴は、玄の用事に付き合って、珠間市郊外の農家を訪れている。
サラミとかトマトとかバジルの仕入れだ。
千晴:季節は夏だね。
玄:「こんにちは~お世話になります~!」
千晴:「あじー…玄、早くやすもうぜー…」
玄:「お前、ナポリタンがかかってんだぞ?
まあ、日陰でやすんでな。ちょっとおじさんとバジルの相談してくる。」
千晴:「じゃあ、自販でジュースかってくるわ。」
玄:「遠くへいくなよー。」
WC:雨の多い今年は、トマトやバジルには良くない年。
買い付けは思いのほか手間取り、仕入れが終わるころには夕刻になってしまう。
玄:「さてさて今日はこんなもんかね。」
千晴:「こっちは夕方になると涼しくなるな~。」
玄:「山に近いしな。さて、乗れ乗れ。帰るぞ!」
WC:と、のんびり車を走らせ、市街に入ったあたりで、突然、強い寒気が。うなじの辺りがチリチリとざわつく。」
千晴:「ん?これは『入った』か?」
WC:ミギワが、町全体にまだらに広がりつつあるように見える。
「異常」としかいえない気配が伝わってくる。
その直後。東の空から、波のように、爆発のように、大きな気配が襲い掛かってくる。気配は爆発の余波のようなもので、敵がどうこう、ではないが一般人なら寒気を感じ、能力者にはキツイ衝撃になるレベル。
運転手はハンドル操作を誤るほどの気配だ。
玄:おっと!
千晴:やだな、爆発のような気。
その方向に目を向けます。訳の分からないヤバさに備えますか。
玄:「こういう時は落ち着いて減速し、車を路側帯に…」
WC:かっちょいい(笑)。
千晴:「そ、そうだよ!」
玄:教習所での基本を思い出し、ケアフルにブレイブ判定を…
WC:落ち着いて行動できるか、自制心の判定ですね。
達成値が9を超えれば成功になります。どうぞ。
千晴:ココで事故ったらやだなー(笑)。
玄:ダイス9…ケアフルなので6になって、ブレイブ6と足して達成値12。
WC:教官との絆を思い出した玄は、慎重に車を停車し、事故は起こさなかった。
玄:「あぶねええ、ありがとうお姉さん教官!」
(↑もちろん玄PLによる突発的な発言です(笑))
千晴:そうだったの?!
仮想教官:「うん。うまいわよ。は・じ・めクン(はぁと)」
千晴:「なんだよそれ、紹介しろよ。」
玄:「えー、とっておきだからなあ。」
仮想教官:「あんやだ、そこはギアじゃないわ。玄クン。」
仮想玄:「俺の!?」
仮想教官:「強く握っちゃ…だ、め(はぁと)」
千晴:一方、千晴は鬼教官だった。
仮想鬼教官(玄PL):「きさまー!やる気あるのかー!」
仮想千晴:「さー、えっさー。」
仮鬼:「サーと言えー!」
玄PL:なんか最近も会ってないかこの教官(笑)?