焼きうどん食べて寝る

憂鬱の船は不安定な心の水面を滑る。ジム・モリソンがラリラリで書いた詩のような美しさはないが、それぞれの鬱屈と地獄から逃れようと櫂を漕ぐ。

三途の川にしろ、生まれる前の記憶を洗い流す河にしろ、国や宗教を問わずに水辺を流れるイメージがモチーフとして使われるのは、進化前に我々が海の中で生活していたからではないかと推察する。生まれる前に羊水の中にいることも、関係しているかもしれないが、知らん。

一生不安なままの心に向かい合いすぎても疲れるから、適度な距離を保つために発想を変えてみるのは悪くない。ベビーチーズが不景気と円安でベビー以前の小ささになったら受精卵チーズだとか胚チーズだとか馬鹿げたやつ。ハイチーズとか、完全に親父ギャグやん。肉ジャガーとミックのアレレベルじゃん。

頭を使ってもストレスで禿げ上がるだけなので、乾燥玉ねぎとシーフードミックスを用いた焼きうどんを作って食べて寝る。鬱はカロリーで殴ると誰かが言ってたし。やきうどんを作る気力があるなら、まだ生きていけるだろ多分。

難破戦でも幽霊船でも海賊船でも、海原を漂うならそれでいいよ。ラリラリでブリブリじゃなくても、文字が書けるならそれでいいじゃないか。

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