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「など」

授業の準備をする時に,最初にすることは教科書をじっくりと読むことです。
文章だけでなく,写真・表・グラフ・イラスト・地図もしっかりと観察します。
さて,教科書を読むときに必ず目が留まる言葉があります。
それは,「など」という言葉です。
例えば,九州地方のあらましを扱ったページを読むと,こんな「など」が書いてあります。
対馬五島列島,南西諸島「など」の島々が,・・・・
雲仙岳霧島山,くじゅう連山「など」の火山があり,・・・・
③九州の北部には筑紫平野「など」の平野があり,・・・・
この「など」がとても気になります。
①「など」には,どんな島が含まれているのか
②「など」には,どんな火山が含まれているのか
③「など」には,どんな平野が含まれているのか
すぐに調べています。
細かすぎるという先生もいるでしょう。
しかし,「など」に気を付けて教科書研究をすることで,授業づくりに広がりと深まりが生まれるのです。

逆に言えば,自分が書く文章には,「など」を気軽に入れないようにしています。
この「など」には,どんなこと,どんなものが含まれるかを認識してから入れています。
「など」にこだわると,とても面白くなります。