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「セクシー田中さん」

50代前半,A中学校で学年主任をしていた頃の話です。
毎週,学年通心を発行していました。
出来上がった学年通心は,教頭から校長へと流れていきチェックされます。
戻ってきた通心を見ると,いくつかの赤が入っています。
誤字脱字ならばいいのですが,文章表現も修正赤が入ったこともありました。
あまりにも,赤が入っているので,教頭に
「これは,もう私の文章ではなく,教頭の文章になっています。私が言いたいことが保護者に伝わらないと思います。このような赤が入るのであれば,通信の発行をやめます。通信の発行はしなくてもいい仕事ですから。」
と言い,実際,1か月間ほど発行をしなかった時期があります。

自分が言いたいことや伝えたいことを無断で他人に変えられてしまうことは,とても不本意であり,残念なことであり,悲しいことです。

「セクシー田中さん」の事件ほど重くはありませんが,それをきっかけにこんな出来事を思い出しました。