見出し画像

何でも抱える日本の学校

「内外教育」(時事通信社 2024年5月21日)に毎日新聞社の澤圭一郎さんが,「何でも抱える日本式の学校」というタイトルで書かれていました。
教員の働き方改革として,文科省は教職調整額を4%から10%以上にすることや初任者には学級担任をさせないなどの内容を発表しました。
しかし,これでは抜本的な改革とはなりません。
なぜならば,いろいろな指導や仕事を教員に丸投げしてきたことが,悲しい現実を生み出しているからです。

つまり,文科省は,多くの真面目で教育熱心な教員に甘えて来たのです。そのつけが回ってきたのです。

これは,昨日のブログでも書きましたが,フッ化物洗浄などは学校で教員がすべきことではないのです。
家庭ですべきことは家庭教育にまわす,社会で面倒見るべきことは,関係専門機関へまわす,研究指定校を減らす,全国学力調査を悉皆ではなく抽出式にする,毎年ではなく3年に1度程度にする,いろいろな調査やアンケートを減らすなど教員の仕事を減らすことを再優先に考えて欲しいと思います。

「何でも抱える日本式の学校」ではありません。
現場教師としては,「何でも丸投げされる日本の学校」というのが本音です。