10年前に植えた木
東京・大手町に、大手町タワーというビルがあります。みずほフィナンシャルグループの本社や高級ホテル「アマン東京」が入居している高層ビルで、商業施設の方は、OOTEMORI（オーテモリ）という名称です。
この敷地面積の3分の1を占める約3,600㎡に、「大手町の森」という人工の森があります。
高層ビルが立ち並ぶ大手町の中で、緑を感じられる貴重なスペースです。
この森、今年で10周年なんだそうです。
予め別の場所で育てられた木が植えられたので、最初からある程度の大きさの木々ではありましたが、それでも10年経ってさらに草木も育ち、街の風景としてもすっかり馴染んだ感じがあります。
また、丸の内に続く「丸の内仲通り」は、私も大好きな道なのですが、最近、どんどん素敵になっているなと感じます。
2002年の丸ビル建て替えから、20年。今や街路樹が育って、とても気持ちの良い通りです。
都会は緑が少ないと思われがちですが、意外と都心には意識的につくられた緑が美しかったりします。
プロジェクトが始まった時は、まだそんなに見映えもしない。
でも、植えた木は着実に育ちます。
そして気づけば10年、20年。
誰も何も始めないでいたら、今もビル群だけかもしれません。
ただ流されるままにあっという間に過ぎる10年もあります。
違いをつくるのは、ある時、木を植えるかどうか。
この夏は、私にとってはCTIでコーチングを学び始めて10年になります。
ちょうど10年前の夏に、有給休暇を使ってサンフランシスコまで、基礎コースを受講しに行きました。
日本でも日本語でコースは開催されていたのですが、どうしても本場に行ってみたいという気持ちになり、基礎コースだけは本場で受けてみようと思ったのでした。
自分の人生を振り返って、自分を褒めたい瞬間がいくつかありますが、この時の自分の直感と行動力はその一つです。
この時の思い切りがなければ、今はありません。
（わざわざアメリカまで行かなくてもよかったかもしれませんが）
その頃は、まさか、これで生計を立てていくことになろうとは思いもしませんでした。
ただ、学んでみたい。それだけ。
でも、木は、植わると育ち始める。
気づけば10年。
学びやトレーニングに費やした時間はもはや数えられず。
コーチング・セッション実績は、クライアント数130名、計1,700時間超となりました。
すべての1時間に全身全霊でした。
セッションに限らず、習得したコーチングスキルとスタンスは私の日常生活と会社での仕事と人間関係を明らかに変えて、それこそ、当時から今でも、お金に換算できない価値をもたらしつづけています。
10年って、言葉にすると長い。それなりの重みがある。
植える時はいろいろ考える。エネルギーも使う。
でも、植えてしまえば、毎日の延長に10年後がやってきただけ。
分岐は、植えるか、植えないか。
始めるか、始めないか。
あるいは、手放すか、手放さないか。
「今日の自分が明日をつくる」なんて言葉もありますが、明日どころか、何十年後の自分もつくりますね。
今日、あるいはこの夏の終わりに、どんな木を植えてみますか？
そろそろコーチングも始めてみるか！という方はぜひ、こちら見てみてくださいね。
一歩始めれば、1年後にはずいぶん違う世界を見ているはずです^_^
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またこの度、コーチング基礎コースの体験会を実施します。
実際の基礎コースは2.5日ですが、コーチングを学ぶとはどういうものなのか、どういう雰囲気なのかなどを感じていただく機会です。今年の春から試験的に開催をしていますが、大変好評をいただいています。
まだ数席ございます。遊びに来るくらいの感覚で大丈夫ですので、ぜひ体験にいらしてください。今回は、私と先輩コーチのはっしーとでリードします。
【CTIジャパン コーチング基礎コース体験会】
日 時：9/2（土）10：00～13：00
場 所：CTIジャパン （五反田）
参加費：2,200円（税込）
詳細・お申込みはこちらから↓
◆今日のカバー写真は、この夏の夕方の丸の内仲通り。
この記事は、2023年8月23日配信のここみち便りをリライトしたものです。
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