次男は試練を乗り越えられるか
このところ毎晩のように26歳の次男を職場まで迎えに行っています。
22時頃まで残業しているからです。
次男の職場は総合病院の経理課です。
自宅から車で15分間くらいの場所にあります。
次男は自宅からバスを2回乗り継いで通勤しています。
朝は、自宅の最寄のバス停7時9分発に乗ります。
残業で帰りのバスに乗れなくなっています。
次男は、ハローワークを通して、障害者雇用で就職しました。
パートタイマーです。
2年間続けています。
この2年間に、同じ職場の正職員が3人辞めています。
経理課5人のうち3人が辞めています。
次男の上司は50歳過ぎの次長だそうです。
その次長の次に勤務年数が長いのが次男になってしまいました。
次男は、就労支援施設に通っているときに、日商簿記2級を独学で取得しました。
経理の仕事は好きらしいです。
常に次長が怒鳴り散らしているらしく、職場の人間関係は最悪だそうです。
本日は、次男が退勤後に違う病院の診療内科に通う日なのに、次長がバスに間に合う時間に帰らせてくれなかったそうです。
そこで私が診療内科まで送ることになりました。
普通ならば、その次長はパワハラで訴えられてもおかしくないです。
また、人事課も、パートタイマーに月100時間以上の残業をさせていることに何の手も打たないことが不思議です。
たまたま私が正月休みで家にいたので送ることができたのですが、1月9日以降はそれもできません。
月の残業時間が100時間を超えています。
どうやらパートタイマーから契約社員に切り替えるオファーも来たそうです。
次男は迷っています。
契約社員になったら残業が更に増えるのではないか?
体が持たないと言っています。
このところ夕食は車で迎えに行った帰りに、いろいろな店で外食しています。
食事をしながら次男の話を聞いています。
パートタイマーから契約社員、契約社員から正社員という道もあるそうです。
私は、キャリアコンサルタントとして、話を聴いています。
この8年間で、次男が引きこもりから働ける状態になりました。
これは本当に長い道でした。
これからは、私がいなくても自立できるようになってもらいたいです。
現在の職場にしがみつく必要はありません。
長い人生だから、自分のキャリアを考えて行動することを諭しています。
人生の岐路は自分が選択するしかないです。
選択したらその結果がどうなってもそれは自分の責任です。
彼にとっては人生の転機にいることは確かです。
地上の楽園のような職場がないことも分かっています。
次男がどんな道を選択しても私は何も言いません。
自分の人生に責任を持てるのは自分しかいないのだから。
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