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【浦和vs湘南】【ルヴァンカップ 4節 感想】

サッカーと赤菱を愛する皆様、こんにちは。
少し試合が溜まってきていますが感想を書いていこうと思います。
現実世界では、キャスパー・ユンカー選手の加入後の活躍により非常にポジティブな結果が出てきていますが、その前段となる湘南戦、福岡戦でどのような模索をしていたのか、という視点も欠かす事は出来ないのではないかなと思います。


スタメン

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【浦和】
後半0分  伊藤(敦)⇆柴戸 田中(達)⇆関根
後半13分 阿部⇆岩波
後半26分 伊藤(涼)⇆興梠 福島⇆明本

【湘南】
後半0分  根本⇆古林
後半21分 平岡⇆ウェリントン 梅崎⇆原
後半42分 田中(聡)⇆大野 茨田⇆三幸

試合雑感

ルヴァンカップではリーグ戦で出番の少ない選手に対してのテストの場という色が強く見える用兵を行う傾向がある今季の浦和レッズですが、それぞれのポジションでどれだけのプレーを見せてもらえるかどうか、という部分で興味深いのがセンターバックの藤原、右サイドの宇賀神、左サイドの福島ですが、より当落線上に近い選手として金子や伊藤(涼)がどれだけのプレーを見せて現在のスタメンに対して突き上げることが出来るのかどうか、という部分も注目のスタメンとなったように思います。

試合自体は序盤から湘南の激しいプレッシャーによりなかなかファイナルサードまでボールを運ぶことが出来ない展開が続きましたが、ボールポジションに応じて配置を取る事も含めて出来る限りのプレーをしていたのではないかと思います。
試合全体のレビューは他の人に譲るとして、今回は注目していた選手にフォーカスして感想を書いていこうと思います。

・・・積み試合が増えて細かく書けなかったとかそういうわけでは・・・ないんですよ・・・強い気持ち。

藤原

昨年の高校選手権でのプレーを見たのは初見でしたが、落ち着いたプレーぶりに「こんな素材が我が軍に来るのか・・・グフフフ」とニヤニヤしたのと同時に、アウトプレー時の歩き方とか重心の置き方を見ていた時に結構腰回りが緩い感じも受けたので怪我のしやすさだったりとかモビリティ周りにどんな影響があるのかな、と気になっていたプレイヤー。
この試合では阿部や宇賀神から思いっきりやって良いよと声をかけられていたと試合後のコメントが出ていましたが、ビルドアップ時にはチャレンジをするようなパスは控えめ。あと何試合かこなして馴染んできたら強めのフィードとか見てみたいな、という感じかなと思います。

対人守備についても前半28分辺りの根本との接触で当たり負けした所なんかを見ても、強度に慣れる時間は必要なのかな、と。
特段、腰回りの軟らかさがプレーに与える影響については特段「これ!」というものを感じるシーンはありませんでしたが、とにもかくにも浦和の未来でい輝きを放ってくれることを祈ってやまない選手ですので、獲得のうわさがある酒井宏樹が来てくれたら、ぜひ色々な事を聞いて吸収して欲しいな、と。

田中(達)

この試合の時点では当落線上をさまよっている印象がありましたが、大分戦でのゴールでだいぶ吹っ切れた感もあるプレーを見せてくれたのではないかと思います。
特に、杉本が流れがちだった田中(達)が目指したいスペースに対してこれまでだったら杉本の動きを見て侵入を避けるようなプレーもあったように思いますが「行く!」という強い気持ちを見せてくれたように感じました。
その後の試合ではキャンプでの足首の負傷の影響でコンディション調整が難しかった事を告白していましたが、この辺から本領発揮を見せてくれる流れに乗り始めたんだろうな、と今思えば感慨深いものがあります。

福島

浦和の左サイドバックは推進力のある貫通系が陣取る事が多いのか?それとも求められているのか?と思わせるような魅力的な足の速さを見せるプレイヤー。確か、ルヴァンカップの前回対戦でも出場していたと記憶していますが、今節は少し慣れてきたからか、積極的にポジションを押し上げる姿勢が見えた所に好感が持てます。
まだまだ、前線でボールを持った時に何が出来るか?という部分では山中や明本と比較すると難しい部分はあるのかもしれませんが、今後の成長が楽しみな選手の一人。
山中はパワーとスピードが同居したタイプ、明本はパワー寄りで量もこなせるタイプ、と考えると純粋に速さと軽さを両立していきそうな福島には他の選手とは違う境地を目指してくれたりしないかな、と思っていたりします。

宇賀神

個人的に、西とのポジション争いだけでなく、噂が出ている酒井宏樹の加入がどうなるか、で出場機会の増減が決まってくる難しい立場だな、と心配している選手の一人。

昨シーズンの山中との左サイドバック争いの中で「なんやかんや宇賀神」という選手でもありますが、監督が求めるプレーを着実に表現しながら信頼を勝ち取っていく姿は今節でも垣間見える事になりました。
シーズン序盤では右のサイドハーフとの連携の問題もありましたがインサイドに位置する事は少なく、どちらかと言うとインサイドに位置したいサイドハーフの外を主戦場にしていた印象がありましたが、徐々に宇賀神自体がインサイドでのプレーをこなせるように意識をして行っているな、という場面も見られました。これはアウトサイドを主戦場にしていた田中(達)との組み合わせもあるとは思いますが、その田中(達)自身も張りっぱなしではなく、インサイドへのポジション移動を含めて柔軟に動けるようになってきた事から、少しずつチーム全体として流動性を持つことが出来るスカッドへと変容を見せてきているのではないか、と楽しみな一面の種を発見した気持ちでした。

最後に

あとは、今節では新加入のキャスパー・ユンカーが観戦していましたが、まさか今後杉本がそんなことになるとは・・・というフラグだったんやなぁ、という・・・

頑張れ、杉本。
負けるな、杉本。

強い気持ち。

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