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[み]の花

みずき
(水木) Cornus controversa

ミズキ科/ミズキ属/落葉高木/樹高10~20 /開花5~6月
遠くから見ると、枝が水平に段々に分かれている。これはほかの木には見られない特徴。春先に幹や枝を切ると水がしたたるほどというのが名の由来。成長が早いため、材は柔らかく加工がし易いので、丹沢ではお土産にコケシが作られている。実は8~10月に黒く熟す。鳥の餌やツキノワグマの秋の大切な食料になる。
誕生花&花言葉:5月11日、成熟した精神。

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▼みずき
 しなみずき
 (支那水木) Corylopsis sinensis

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 とさみずき
 (土佐水木) Corylopsis spicata

マンサク科/トサミズキ属/落葉低木/樹高1~5m/開花3~4月
高知土佐の山地の石灰岩地域に多く生育するが、全国で植栽されている。葉が出るよりも先に5 ~ 7 個の丸みのある黄白色の小花が連なり、花序になって下垂する。ミズキと名前が付くが、ミズキ科ではなくマンサク科の植物で、葉の形がミズキ科の樹木と似ていることからこの名が付いた。日向水木と比べ一房の花の数が多くて花も大きい。

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 ひゅうがみずき
 (日向水木) Corylopsis pauciflora

マンサク科/トサミズキ属/落葉低木/樹高1~3m/開花3~4月
原産地は日向の国(宮崎県)だとして名付けられたが、実際には石川県から兵庫県の日本海側の限られた地域の岩場に自生している。シナミズキに似にているが、枝が細く花や葉が小ぶり。早春、葉に先立ち淡黄色の花を2〜3個ずつ下向きにつける。別名、伊予水木。

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みずばしょう
(水芭蕉) Lysichiton camtschatcense

サトイモ科・ミズバショウ属/多年草/草丈~80cm/開花4~5月
カムチャツカ半島、サハリン、ウスリー。日本では、北方領土を含む北海道から本州の中部地方にかけて分布。湿地に自生し発芽直後の葉間中央から純白の仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞を開く。これは花に見えるが仏炎苞と言い葉の変形したも。「夏の思い出」で歌われているが、実際に尾瀬沼でミズバショウが咲くのは5 月末ごろ。標高の高い尾瀬では雪どけ時期の6月上旬頃に咲くため夏のイメージがある。名の由来は、芭蕉布の材料に利用されるイトバショウの葉に似ていることに由来する。
誕生花&花言葉:5月3日、変わらぬ美しさ。

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みずひき
(水引) Persicaria filiformis

タデ科/みずひき属/多年草/草丈30~80cm/開花8~10月
北海道から沖縄に至る日本全土。朝鮮半島、中国、インドシナ半島などに分布。細く真っ直ぐに伸びた花穂に小花がまばらに咲く。小花の色は上半分は赤色、下半分は白色である。水辺や林の中、路傍、畑のあぜなど比較的、場所を選ばずに育つ。和名はこの紅白に見える花が「水引」に似ていることに由来する。
誕生花&花言葉:9月29日、感謝の気持ち

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みぞそば(溝蕎麦) Persicaria thunbergii

タデ科/イヌタデ属/一年草/草丈30~100cm/開花7~10月
朝鮮半島、中国、日本では北海道・本州・四国・九州の小川沿いや沼沢地、湖岸、田の畦や水辺に生える。茎や葉には小さな棘があるが、触ってもさほど痛くない。名前の由来は、溝などの肥沃な(ひよく=土地が肥えていて作物がよくできる土地)水湿地に群生し、花と葉が蕎麦(そば)に似ているところから。また、葉の形が牛の顔を連想させることから、別名ウシノヒタイの名がある。

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みそはぎ
(禊萩) Lythrum anceps

ミソハギ科/ミソハギ属/多年草/草丈1~2m/開花7~8月
日本および朝鮮半島に分布。茎の断面は四角い。お盆のころ紅紫色6 弁の小さい花を多数つける。盆花としてよく使われ、盆花(ボンバナ)、精霊花(ショウリョウバナ)などの名もある。「みそはぎ」は「みそぎはぎ」を略したもの。「みそぎ」は水を注いで悪魔を払うこと。「はぎ」は「萩」のこと。

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みそはぎ 004


みつばおおはんこうそう
(三葉大反魂草) Rudbeckia triloba L.

キク科/オオハンゴンソウ属/多年草/草丈60〜150m/開花6~10月
北アメリカ原産。昭和初期に渡来し、観賞用に栽培されその後逸出し、道端、荒地、草原などに生育地域を広げている。今日では、すべてのオオハンゴンソウ属の植物は、外来生物に指定さており、栽培や移動ができない。

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みつばおおはんこうそう 002


みつまた
(三椏) Edgeworthia chrysanthag

ジンチョウゲ科/ミツマタ属/落葉低木/1~2m/開花3~4月
中国中南部、ヒマラヤ地方。江戸時代初期に渡来。花芽は、ちょっと不気味で不思議な形。花は蜂の巣がぶら下がったような形。枝が3本ずつ分岐するのが名の由来。樹皮には強い繊維があり、和紙の原料になる。しわになりにくく高級で、また虫害にもなりにくいので、1万円札などの紙幣や証紙などなど各種の紙とその原料として幅広く使われている。
誕生花&花言葉:2月21日、豊かな力。

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みやまえんれいそう
(深山延齢草) Trillium tschonoskii

ユリ科(シュロソウ科 APG分類体系)/エンレイソウ属/多年草/
草丈20~40cm/開花4~6月
日本では北海道、本州、四国、九州の山林の樹陰に生える。外国では、朝鮮、中国、樺太に分布する。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)。別名しろばなえんれいそう(白花延齢草)。
誕生花&花言葉:2月29日、落ち着いた美しさ。

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みやまきんばい
(深山金梅) Potentilla matsumurae

バラ科/キジムシロ属/多年草/草丈7~10cmm/開花7~8月
北海道と本州の中部地方以北の高山帯の砂礫地、草地、雪原周辺などに生える。和名は深山金梅と書き、文字通り高山に咲く金色に見える梅に似た花。同じ濃黄色の花に、キンポウゲ科のミヤマキンポウゲ、シナノキンバイなどがある。

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ミョウガ
(茗荷、蘘荷)Zingiber mioga

ショウガ科/ショウガ属/多年草/草丈:40~100cm/開花:8〜10月
東アジア(温帯)原産。古い時代に中国から渡来しその後、野生化。山地の樹陰、裏庭などに生える。根元近くで花穂を出し、花穂・若芽の茎が食べられる。薬味や酢のもの、天ぷらなどにして食される。発汗、血液循環の機能促進、女性特有の悩み、生理不順、更年期障害、生理痛などにも効果があるとされている。
誕生花&花言葉:9月2日、報いられない努力 忍耐

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