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[こ]の花

こうさいたい
(紅菜苔)  Brassica chinensis

アブラナ科/アブラナ属/二年草/草丈50 ~ 60cm/開花4 ~ 5月
中国の揚子江中流域が原産。日本へは昭和時代に渡来。中国では唐の時代から栽培されてきた。冷涼な気候を好む。葉は緑色で葉脈や葉柄、茎が紅紫色をしてる。春先、黄色い花が1~3個咲いたころに収穫し、油炒めや茹でて食べると美味しい。別名「紅菜花」(べになばな)。

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こえびそう
(小海老草)  Justicia brandegeeana

キツネノマゴ科/ジャスティシア属/常緑低木/草丈30~200cm/開花5~11月
メキシコ原産。1931 年頃に渡来。赤褐色や黄褐色の花のように見えるのは苞で、その先の小さな白いのが花。苞の形が小海老に似ているのが名の由来。別名ベロペロネは、ギリシャ語で「矢のとめ金」を意味し、花のまわりの重なり合った部分の形から連想された。
誕生花&花言葉:11月18日、おてんば。

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こきんばい
(小金梅) Geum ternatum

バラ科/コキンバイ属/多年草/草丈10 ~20cm/花期5~6月
北海道から本州の中部地方、 朝鮮半島、中国、サハリン、アムール、シベリアなど山地の林の中に自生する。キジムシロの仲間やヘビイチゴの仲間に似ているが葉脈の模様や葉の渕の切れ込みが、やや不規則。また、満開時の花は、細くて長いおしべが目立つ。葉の両面には毛が生えている。名の由来は、キンポウゲ科のキンバイソウ(金梅草)に似ていて、小型であることから、コキンバイ(小金梅)という。

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コスモス
(秋桜) Cosmos

キク科/コスモス属/一年草/草丈1~3m/開花6~11月
原産地メキシコ。イタリアの芸術家によって1876年頃にメキシコから日本に持ち込まれたのが最初との説がある。外来品種だが、日本の風景によくなじみ親しまれている。葉は線のように細いが、台風などで倒されても茎の途中から根を出し、また立ち上がって花をつけるほど強い。
誕生花&花言葉:9月27日、美的調和 美麗

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こだちダリア
(木立ダリア) Dahlia imperialis

キク科/ダリア属/多年草/草丈2~4m/開花11~12月
メキシコ原産。名前に木立と着くように、見上げるほど背がたかく、皇帝ダリアとも言われている。茎も太く、下の方は竹かと思うほど。派手な花の少ない晩秋に、淡紫色の大きな花をいっぱい咲かせる。
誕生花&花言葉:11月14日、乙女の純潔。

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このてがしわ
(児の手柏) Platycladus orientalis

ヒノキ科/コノテガシワ属/常緑針葉高木/開花3~4月/結実7~10月
中国原産で江戸時代に渡来した外来種。この園芸品種であるセンジュ(千手)という品種が広く普及しており、公園木、庭木としてよく見られる。檜に似ているが、檜よりも葉の間隔が密で、葉っぱはより太い。名前の由来は、小枝がよく分岐し、小児のてのひらに似ていることから。
誕生花&花言葉:12月2日、生涯変わらぬ愛。


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こばのかもめつる
(小葉の鴎蔓) Vincetoxicum sublanceoltum

ガガイモ科/カモメズル属/多年草/つる性2~3m/開花7~10月
本州関東から近畿地方の山野の草原や湿地に自生する。他の木や草に巻き付きよく伸びる。直径7 ~ 9mm ほどの暗紫色で星型の花をつける。花が終わると5 ~ 7cm 程度の袋果(実)をつけ、熟すと袋果が割れ、冠毛をつけた種を飛ばす。
誕生花&花言葉:7月6日、私の命を捧げます

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こばのたつなみそう
小葉の立浪草 Scutellaria indica var. parvifolia

シソ科/タツナミソウ属/多年草/草丈20cm前後/開花4~6月
本州の関東地方から九州にかけて分布する。林のふちや海岸近くに自生。海外では、朝鮮半島、台湾、中国に分布する。名の由来は一方向を向いて重なりあう様子が、打ち寄せる波を連想すこと。花がビロード状の毛が密生するので、ビロードタツナミの別名がある。

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こぶし
(辛夷) Magnolia kobus

モクレン科/モクレン属/落葉広葉樹/樹高 5~18m/開花3~5月
コブシの名の由来は、つぼみが開く直前の形が子供のにぎりこ拳に似ていること、秋に熟する果実が拳の様だからとも言われている。昔の人は、この花が咲くと田植えをはじめたり、花の向きから豊作になるか否かを占ったりした。そんなのとから田打桜(たうちざくら)、種まき桜と呼ぶ所もある。
1月29日の誕生花 、花言葉:自然の愛。

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こまくさ(駒草)Dicentra peregrina

ケマンソウ科/コマクサ属/多年草/ 草丈:10〜15cm/7〜8月
他の植物が生育できないような砂礫地に生えるため、地上部からは想像できないような50〜100 cmほどの長い根を張る。そのような厳しい環境に生育し、美しい花を咲かせることから「高山植物の女王」と呼ばれている。和名はその花の形が馬(駒)の顔に似ていることに由来する。
誕生花&花言葉:7月28日、高嶺の花。

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こまくさ(7.8) 002


こみかんそう
(小蜜柑草) Phyllanthus urinaria

トウダイグサ科/コミカンソウ属/一年草/草丈15~20cm/花・実 晩夏~秋
セイロン原産。史前帰化種であるとされている。道端や空き地、畑などで見かける。花は枝の上部に雄花、下部に雌花がつく。実は小さく表面は凹凸が多く蜜柑を思わせる。葉は夜になると閉じてしまう。

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こむらさき
(小紫) Callicarpa dichotoma

クマツズラ科/ムラサキシキブ属/落葉低木/樹高1~1.5m /開花6~8月
山野の林に自生する紫式部と混同されやすいが、通常、家庭の庭で見られものは小紫のことが多い。別名、古式部と言う。花は淡紫色の小花を根元に近い方から順次開花し先端に咲かせていく。それを追うように実をつける。実は、緑色からきれいな紫色に変わる。
誕生花&花言葉:10月19日、賢さ。

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こめつぶつめくさ
(粒詰草) Trifolium dubium

マメ科/シャジクソウ属/一年草/草丈20~40cm/開花5~7月
ヨーロッパから西アジア原産の帰化植物。明治後期に渡来し日本全土に広がる。花径は3~4mm。黄色い蝶形の花が茎先に5 個から20 個ほど球形に集まってつく。名の由来は、シロツメクサに似ていて全体に小さいことによる。

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コンボルブルス
 Convolvulus

ヒルガオ科/セイヨウヒルガオ属/草丈10~60cm/開花5~7月
地中海沿岸地方を中心に200 ~ 250 種が自生する。日本に自生種はなく、一年草、多年草、低木、つる性など多くの園芸種がある。ヒルガオによく似た、漏斗形の大きな花を咲かせる。一つの花の寿命は二日ほど、雨天や夜間は閉る。本種は、サバティウス(C. sabatius)とおもわれる。他に、クネオルム(C. cneorum)、トリカラー(C. tricolor)、トリカラーの改良品種=エンサイン等がある。

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