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先週はインフルエンザだったのだろう

自分は風邪を引かない人だ。

体調がいつもと違うなと感じたら早めに寝る。
翌朝になれば体調は回復している。

これが数十年間続けてきた自分の体調管理の秘訣だ。
ただ寝るだけなんだが。

しかし今回はいつもと状況が違ったので焦った。

過去のインフルエンザ罹患

幼少の頃は記憶や記録に残っていないが、成人になってからはインフルエンザは一度だけ罹患したことがある。2016年2月、58歳の時である。

会社員時代は毎年、職場でインフルエンザワクチンの集団接種を受けていた。
2016年2月のある日曜日、ジムでトレーニングをした後、いつもより疲れを感じた。月曜日からの仕事に備え、夜は早めに布団に入った。
翌朝、特に体調は問題なく普通に出勤したが、夜寝る前に体温を測ってみると37.0℃の微熱があった。
翌朝は36.3℃の平熱に回復していたが、インフルエンザが流行っている時期だったので、会社を休んで病院で検査をしてもらった。

「インフルエンザA型です。今日から3日間自宅療養して下さい。」

ワクチン接種をやめる

インフルエンザワクチンは、インフルエンザに罹患しても症状が軽くなる傾向があり、罹患したことに気付かない場合があることを知った。
この時は症状がないにもかかわらず検査をして罹患が判明したが、これまでは罹患していても罹患に気付かずに、職場や家庭に感染を広げていたかもしれない。
インフルエンザに罹患すれば、自分で罹患したことが明確に分かるように発熱等の症状が出るようにしたいと考えた。
この翌シーズン以降、インフルエンザワクチンの接種をやめた。

人生2回目の罹患

それから7年後。

夜中に喉の痛みで目が覚めた。朝起きると喉の痛みは軽くなっていた。Apple Watchの手首皮膚温の値も普段と変わっていないので安心したのだが…。

発症日

その日の午後から、体がだるく感じるようになってきた。熱があるのだろうか。体温計で測ってみると37.8℃だった。夜中の喉の痛みとこの発熱。風邪を引いたのだろうか。免疫力を大きく下げるような行動をした覚えがない。

発症から1〜2日目

翌朝、就寝時の手首皮膚温を確認すると38.5℃を超えていた。起床後に測定した体温計でも38℃を超えていた。喉の痛みは、昼間はさほどでもなかったが就寝時には強く感じた。そして頭がたまにズキズキ痛み、同時に目の奥も痛くなる。この状態が約2日間続いた。これは風邪ではなくインフルエンザに罹患したのかもしれないと思った。

発症から3〜5日目

3日目の就寝時手首皮膚温は37℃の微熱に下がったので安心した。喉の痛みは完全に消え、頭痛の頻度も減ってきた。ところが、次の日から熱は再び上昇傾向と
なり、5日目には37.6℃になった。脳炎や肺炎などの2次疾患が起こり始めたのではないかと不安になった。

発症から6〜7日目

6日目の就寝時手首皮膚温は36.4℃になりほぼ平熱に下がっていた。翌日もさらに
低下し36.2℃。出口が見えて安堵した。

体温の推移

今回の体温の推移をグラフに整理した。横軸に発症からの経過日、縦軸に体温。青色の線とマーカーは就寝時間帯のAppleWatchの手首皮膚温、緑色の線とマーカーは覚醒時間帯のは体温計(OMRON MC-6800B)の値の推移を示す。
発症日から5日目までは、手首皮膚温が体温計の値より高くなっているのは、実際に深夜の就寝時に体温が上がっていたと考えられる。
なお、AppleWatchの手首皮膚温の値は、OMRONの体温計で朝
(午前7時〜9時)に測定した値とほぼ同じ値が測定されることを検証済みである。つまり、手首皮膚温は体温と同等に扱うことができる。

今回の自分の体温推移(2023/12/10〜17)

今回は病院で検査を受けていないので、インフルエンザだったか正確にはわからないが、体温の変化が次の「典型的なインフルエンザの経過」を示すグラフと似ているので、多分インフルエンザだったのだろう。

インフルエンザの熱の特徴や期間
https://medicalnote.jp/contents/171124-002-RI

心拍数の推移

AppleWatchで採取された就寝時の心拍数を整理してみた。
予想はしていたが、手首皮膚温の推移とほぼ追従していた。このようなデータを自動で採取してくれるAppleWatchの便利さを改めて感じた。

手首皮膚温と心拍数の推移(2023/12/10〜17)

あとがき

今回は貴重な体験をした。インフルエンザっぽいものをゆっくりと味わうことができた。

今回の体験で、人間の自然治癒力の素晴らしさを身を持って感じることができた。
「1週間もよく頑張ってくれたなぁ。お疲れ様。そして本当にありがとう」
自分の身体がさらに愛おしく大好きになった。
1週間自室に篭り、妻には世話と心配をかけてしまったが、今後も自分の自然治癒力を信じたい。

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