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ChatGPTを「正しく」読書感想文に活用しよう!

ChatGPTを文章生成の全てに使うことには慎重な意見もあるかと思いますが、一度書いた文章を整えるツールとしては非常に有効だと考えています。なぜなら、文の伝達構造を意識した上で、文章成形にChatGPTの出力を利用することで、感想の推敲により注力できるからです。


まず、対比として、「PCによって『字をきれいに書く手間』がなくなり、『文章を整えるための手間』をかけられるようになった」という話をさせてください。

パソコンが一般的になる前、文章を出力する手段としては手書きしか選択肢がありませんでした。字が綺麗だと、その人の育ちや頭が良いと判断されることも多く、意見を伝えるためには、字を綺麗に書くことに多くの労力が必要でした。そして昔は、原稿用紙に筆記用具で記入するのが一般的で、下書きを何度も重ねることで、文章が見づらくなっていきました。そして、最終的に清書するプロセスが必須でした。

しかし、現代ではパソコンを用いてのキーボード入力が一般的となり、字を綺麗に書く負荷が減りました。テキストエディタ上で最終的に出力される状態を保持して修正され、統一されたフォントで綺麗に出力されます。電子的に共有して互いに創発もできます。

そのため、現在は字を綺麗に書くことよりも、文章そのものを整理し、伝わりやすくすることに重点を置くことができるようになりました。

ここまでの文章の対比構造6画面


そこで私はChatGPTを文章整形や読書感想文の作成に積極的に利用する方針を取り入れ、伝達構造と感想の推敲に注力することを提案します。

現在、文章を人に伝える際に、その構造を考慮することと、それを具体的に文章化するスキルは重要です。
しかし、多くの人は、ChatGPT系AIに対し単に答えを自動で出してくれる道具として使ってしまうでしょう。その結果、ChatGPTの利用をレポートや読書感想文に禁止すべきだという意見も出ています。
単に「ミヒャエル・エンデの『モモ』の読書感想文を書いて!」とChatGPTに依頼し、出力された日本語が不自然な部分を修正するような利用方法は私も反対です。

しかし、ChatGPTのような文章生成AIは、今後のさまざまなサービスに組み込まれることが予想され、その活用は避けられないでしょう。Google検索やExcel、電子メールなどを使わないで仕事をするのと同じくらい、AIの利用は当たり前になります。

そこで、私の提案は、読書感想文の作成において、ChatGPTを文章整形のツールとしてのみ利用し、伝達の構造と感想の遂行に焦点を当てる方法を採用することです。

この方法は、口述筆記機能の校正などにも応用可能で、非常に便利です。以前の、6画面法による読書感想文についての記事と合わせ、活用いただければと思います。

今回の主張についての6画面まとめ

追伸
実は、この記事も、あらかたChatGPTに口述筆記してもらい、推敲も一緒にしてもらいました。

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