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1986 鈴鹿8時間耐久レース観戦 その2

3人交代で運転して鈴鹿へ

鈴鹿サーキットには前の年に研修で1週間滞在していたから、各施設の事は詳しく知っていました。それに関しては不安はありませんでした。車も新車同様。ただ、カブリオレに乗っていたから、カッターナイフでもあれば切られてしまう。太陽の熱も心配で白い布で屋根ごとカバーする事にしました。
いきなりのお誘いで、お金も用意していない。「キャッシュカードがあるから何とかなるだろう」と安易な気持ちで出かけたのです。それで後で苦労する事になりました。
鈴鹿までの距離は相当あります。そして、サーキットまでの道は一本道なのも知っています。昔ですから、カーナビなどありません。「○○まで高速道路で行って、そこから下道だね。あとは何とかなる」若気の至りでした。
おそらく、途中で地図を買ったのだと思います。
3人のうち一人が運転、助手席はナビ役、後部座席は仮眠の交替制。米国出張の時に車でナイアガラの滝に行った時と同様です。こうなるのが自然体なんでしょうね。
水曜どうでしょうより前に、似たような事をしていた訳です。当時はクレジットカードはごく一部の人しか持っておらず、基本は現金払い。スマホ決済なんかありませんから、どこかの提携銀行のATMでお金を下ろさなければなりません。「あっ、銀行あったよ」とATMでキャッシュカードを入れると提携していませんで、お金が下ろせない。コンビニATMなど当時はありません。銀行のATMを見つけては、立ち寄ってキャッシュカードを入れるがダメの連続。今でも覚えている八十八銀行でやっとお金が下ろせたのです。
見慣れない道路と地方によって走り方の暗黙のルールが違いますから、とにかく事故にならないように走りました。
そして、やっと鈴鹿サーキットの指定駐車場に到着。「やった、戻って来たぞ!」胸は高まります。
前夜祭が行われ、イベントがいろいろありました。白井貴子のLIVEでNEX GATEを聞くことも出来ました。もうノリノリです。別にオートバイブームでチームシンスケ(監督 島田紳助)に乗っかった訳ではありません。私のオートバイブームは15歳から~現在まで。たまたま、8耐に行った時がそうだっただけ。
オートバイ乗りの間ではプライベーターの鉄人レーサー 松本憲明氏を応援していたと思います。まるで大部隊(ワークス勢)に、たった一人で切り込む武士のようなもの。
テントで仮眠して起きたら、周りではレトルトカレーなどを食べている人が何人もいました。
「お金はあるけれど、買うお店が開いていない」と、ひもじい思いをしました。
大イベントの雰囲気を肌で感じながら、Tシャツなどを購入。モリワキとMr.Hiro(和田正宏氏のショップ 元ホンダ・カワサキのワークスライダー)を購入、和田氏とは後に会う機会がありました。お好み焼きの出店を見つけてやっと腹ごしらえ出来ました。
そして、もの凄くかわいいキャンペーンギャルを発見!

とにかくかわいい小林古都ちゃん

古都ちゃんは発売されたばかりのBATTLAXのキャンペーンガールをしていました。決勝の時間が近づいて来てワクワクします。
タイヤ繋がりで、タイヤメーカーは車体の静電気のタイヤからの放電で困っています。
その証拠にオートバイでも現在確認しているだけで、ブリヂストンやミシュランはタイヤの一部に通称 導電スリットという、電気が通りやすい部分を設けています。
もちろん、車のタイヤにも設けているメーカーがあります。ブリヂストン、ダンロップ、ヨコハマタイヤ等です。
理由はタイヤに静電気が帯電すると、転がり抵抗が増える。転がりが悪いから回転に、より力が必要になる。「本当なの?」という人がいるでしょうから、横浜ゴムのホームページから引用します。

転がり抵抗が減るとエネルギーロスが減って、燃費が良くなります。

更に帯電でタイヤのゴム分子の動きが悪くなり硬くなるのです。
エコタイヤではタイヤの転がり抵抗を減らすのに、原料にシリカを配合することが増えました。転がり抵抗は減るのですがシリカを配合した分、カーボンブラックの配合比率が下がってしまい、路面への放電量が減ってしまう。それで苦肉の策として、トレッドの一部分に導電スリット部分を設けたのです。
それをTouTubeにアップしている人がいます。

では、導電スリットがあれば、路面への放電量は十分なのか?というと、それでも足りていないのです。なぜだと思いますか?
電気が流れるには、流れる先の物質が重要です。これに気が付く人は本当に少ない。舗装に使われているアスファルトはプラスチックや合成ゴムと同じ石油が原料ですから導電性が低い、つまり電気が流れにくい物質。
ここが肝なのですが、このような事まで書いているブログはおそらくないでしょう。
結果的に静電気は少ししか流れず、車体に帯電した状態なのです。
マジ軽ナットの発明の起源は雨上がりの走行。友人が路面が濡れていると、「車が静かにスーッとスムーズに走る」事に気付き、私に打ち明けました。
スーパーカブ界のエンス―ジアスト ちっさいカブに改造した「トモさん」がマジ軽ナットで効果を確認、経験豊富だから自分の経験に照らし合わせた分析をポストしました。かなり前なのですが、最近それを発掘された人がいます。そのポストです。


転がり抵抗が減るもう一つの理由は、帯電するとオイルやグリスの粘度が高くなり(トヨタの特許より)、動かすのにより力が必要になる。力が必要だから動き出しが悪い、しかも動き出すと力がかかっているから動き過ぎてしまう。除電すると少ない力で動き出し、スムーズに動く=走行安定性が高まるのです。
「タイヤに帯電なんて嘘だ」という人は、乗用車のタイヤ側面を見て下さい。ほぼ全て、細い線や模様がデザインされています。トレッドからでは放電量が足らないので、そのような線や模様から少しでも空気中に放電させるために設けてあります。

マジ軽ナットユーザーのエコピアの導電スリット 色が少し違う部分

導電スリットがあっても、マジ軽ナットの効果はあります。前述の通り、路面には少ししか放電しないからです。
タイヤの工夫では解決で来ていない帯電問題は、マジ軽ナットで解決。
乾燥した時期、車から降りる際に「パチッ」と来ることも、ほぼ無くなります。ちゃんと放除電している証拠です。

この夏にHondaスーパーカブで日本一周をする方に、マジ軽ナット タイヤ用のモニターを募集
します。週に一度取り付け、取り外しをしてXにインプレッションを投稿するだけです。
マジ軽ナットユーザーが、除電の効果をネットに書いてくれています
ので、検索してみて下さいね。ご連絡をお持ちしております。
・タイトル写真は鈴鹿サーキット ホームページから引用

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