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チェルノブイリ日記

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※ 各記事は有料の設定にしていますが、全て無料で読めます(投げ銭記事)。 2013年10月にチェルノブイリを訪ねたときのお話です。 廃墟に惹かれるものの日本の廃墟に入ると不法侵… もっと読む
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2022年11月の記事一覧

チェルノブイリ日記 21 ~ 巨大な漏斗と網の箱とガラクタと

巨大な漏斗に戸惑う 前回のあらすじ。  魚の研究を行っていたらしい建物を散策しました。  結局のところ本当に魚の研究所だったのかという疑問を残したまま次の建物に入ります。18話で通り過ぎましたこの建物です。  扉が転がっています。  もう1枚の扉は開きっぱなし。動かせば壊れそうな気がします。  いつでも誰でもウェルカム状態です。先程の研究所と違って閉じ込められる心配はなさそうですね。 ※ この記事はトリップウォーカーに掲載していた「チェルノブイリ日記」を書き直したもの

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チェルノブイリ日記 20 ~ 謎の研究所を散策する

研究所の間取りが分からない 前回のあらすじ。  魚の研究を行っていたらしい建物に侵入しました。  前回はこれから2階に上がるような終わり方をしましたが1階の散策がもうちょっと続きます。  実は建物の間取りを全く覚えていませんでして、そして後から分かるように写真を撮っていませんでして、この写真が1階か2階かもうろ覚えなのですが……撮った写真の並びを見ると恐らく1階なのです。  破壊されず残っているソファに……ラケットが転がっています。  何の部屋なのでしょうね。リビング? 

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チェルノブイリ日記 19 ~ 無駄に危険を冒すオレたち

巨大な湖 前回のあらすじ。  線路を歩いて湖に辿り着いた。  おぉ、大きな湖や……。冷却塔の中に入ったり線路を歩いたりしていたときは全く気配を感じませんでしたけど。唐突に現れた感がすごい。  水面に木々が映っています。風で波打っていなければもっと綺麗だったのでしょうね。  空は相変わらずのどんより。惜しいなぁ……。  あまりズームが出来ないレンズですので分かりにくいのですが鳥も大勢いるようです。ずっとこのあたりで暮らしているのかな。原発事故から何世代目の鳥たちなのでし

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チェルノブイリ日記 18 ~ 死体は探さないけどおっさんたちのスタンド・バイ・ミー

線路を歩くと言えばやっぱり 前回のあらすじ。  原発事故により建設途中で放棄された冷却塔を出ました。  さて次はどこへ? 行程表もなく行き先を問う英語力もなく、無言で歩き始めます。  ……線路!  日本で現役の線路をこうして歩こうものなら逮捕か死かどちらが先かという状況ですがここはチェルノブイリ、線路に沿って歩けばまず迷うことはありません。これは頼もしい道です。  線路を歩くなんて日本ではまず経験出来ないことですし、いやまぁ阪神・淡路大震災のときに歩いたことがあったよ

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チェルノブイリ日記 17 ~ 安全基準という妄想

番号は一意か 前回のあらすじ。  放棄された建設途中の冷却塔で欲望を叫んだ。  写真を何枚も撮ってはみるものの、しかしやっぱり広過ぎて何がなにやら……どう撮れば良いのか。どっちを向いても壁と丸い空ですので同じような写真ばかりになってしまいます。  見上げるのをやめて前に目を向けますと柱に謎の数字が書かれていました。187。  こちらはちょっとハゲていますが106かしら。え、ナンバリングされているの? ※ この記事はトリップウォーカーに掲載していた「チェルノブイリ日記」

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