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ニンジャスレイヤーTRPGリプレイ:NSPD/69課キャンペイグン第七話「アベンジャーズ・オブ・レッド・ブラック」#1

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この記事は2021年10月11日〜10月29日に、筆者NMの元Discord上で開催されたニンジャスレイヤーTRPGのセッションを、少々の加筆修正を加えて公開したものです。

NSPD69th Campaign 7th
"Avengers of Red Black"

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マルノウチ地区、NSPD69課拠点…ホタカの指令によると、今日、ネオサイタマ新聞社のインタビューが来ることになっているという。課の理念や方針といったものはホタカが取材に応じる…しかし、その記者は課員の生の声を、上司抜きで聞きたいとのことだった。匿名を条件に請け負ったこのインタビュー…君たちは本部ビルで、記者の来訪を待っていた。 ヤモトは外出している。どうやら旧友からの連絡があったそうで、今日の晩には帰るという旨の書き置きが置かれていた。
NM: もともとNSPD69課は市民の評判改善を目的として設置された部署だということを思い出していただこう。
サスツルギ: そういえばそうだったな
ゲイラヴォル: すっかり忘れていた()
シルヴィ: そうだった…そうだったっけ…
ゲイラヴォル: なお前回までのあらすじ:野球場を破壊しました
サスツルギ: 何もしてないのに壊れただけだから(目を逸らす)
◆ランドレアム(種別:ニンジャ) PL:T1000G アイコン:走
カラテ     5  体力   9
ニューロン   6  精神力  8
ワザマエ    9  脚力   6
ジツ      4  万札   0
近接ダイス:9 遠隔ダイス:16 回避ダイス:14
ソウル、スキル:
 ○近接格闘系ソウルLv4、●頑強なる肉体、●タツジン(ジュージツ)、●スローモーション回避
 ●かばう、◉挑発、●タツジン(ミリタリー)、◉ウィークポイント射撃、◉シャープシューター
サイバネギア:
 ▶︎▶生体LAN端子+、▶▶▶サイバネアイ++
狂気:
 獣化/黒い復讐心Lv1
装備アイテム:
 LAN直結型ヤクザガンx2(遠隔武器、拳銃、ダメージ1、連射3、時間差、マルチ、二丁拳銃、連射+1)
 LAN直結型ヤクザガン(遠隔武器、拳銃、ダメージ1、連射3、時間差、マルチ)
 警棒(近接武器、ダメージ1、戦闘スタイル使用不可)
 パーソナルメンポ(頭部装備、精神力+1)
 タクティカルニンジャスーツ(胴部装備、体力+1)
 ブードゥー・聖遺物(レリック、精神力+1)
◆サスツルギ(種別:ニンジャ) PL:せにすち アイコン:氷
カラテ    10   体力   10
ニューロン   6   精神力  8
ワザマエ    7   脚力   5
ジツ      5   万札   19
近接ダイス:13 遠隔ダイス:9 回避ダイス:14
ジツ、スキル:
 ☆コリ・ジツLv3、★グレーター・コリ・ウェポン、★★コリ・ウェポン・マスタリー
 ●交渉能力、●実家のカネ、◉タツジン(ヤリ・ドー)、◉特殊近接ステップ
 ◉ヒサツ・ワザ:ゲイトオープナー
サイバネギア:
 ▶︎生体LAN端子、▶▶▶「カザバナ」(テッコ++)
装備アイテム:
 ヤリ(近接武器、ダメージ1、近接攻撃リーチ+1)
 パーソナルメンポ(頭部装備、精神力+1)
 金の懐中時計(レリック、聖遺物読替、精神力+1)
◆ゲイラヴォル(種別:ニンジャ) PL:Tac.T アイコン:槍
カラテ     7   体力   10
ニューロン   12   精神力  13
ワザマエ    3   脚力   5
ジツ      6   万札   29
近接ダイス:9 遠隔ダイス:4 回避ダイス:14
ジツ、スキル:
 ☆カトン・ジツLv3、★カトン・ボール、★★マルチ・カトン・ランチャー、★★カトン・ジャンプ
 ●生存能力、◉常人の三倍の脚力、◉痛覚遮断
サイバネギア:
 ▶生体LAN端子、▶▶︎テッコ+、▷▷内蔵型ヒートハンド(内蔵ヒートソードx2読替)
狂気:
 薬物依存Lv1
装備アイテム:
 グレネード(遠隔武器、手榴弾、使い捨て、爆発(カトンLv1))
 ショック・ジッテ(特殊近接武器、ダメージ0、電磁ショック1、
 非殺傷、戦闘スタイル:精密攻撃/フェイントを選択可能)
 手持ち式Wi-Fiルーター(遠隔武器、▷無線LAN攻撃用ユニットの効果を得る。)
 ブードゥー・聖遺物(レリック、聖遺物読替、精神力+1)
◆シルヴァリィタクト(種別:ニンジャ) PL:Freikugel アイコン:銀
カラテ     3   体力   19
ニューロン  12   精神力  13
ワザマエ    7   脚力   6
ジツ      5   万札   35
近接ダイス:3 遠隔ダイス:7 回避ダイス:14
ジツ、スキル:
 ☆アカシ・ジツLv3(FM:Freikugel=サン作)、★アカシ・マスタリー、★★キリングポイント・ジツ
 ★★★半神的存在
 ●コトダマ空間認識能力、◉タツジン(ムチ・ドー)
サイバネギア:
 ▶生体LAN端子、▶▶強化骨格、▶︎ヒキャク
ニンジャソウルの闇:
 ●ソウルの悲鳴
装備アイテム:
 フルヘルムメンポ(【体力】+1)
 ムチ(特殊近接武器、ダメージ1、近接攻撃難易度+1、連続側転難易度+1、回転斬撃可能、近接攻撃リーチ+1、密着時の不利)
 【電】ソード:近接武器、連続攻撃X、ダメージ1、戦闘スタイル
 (強攻撃、防御構え、フェイント、精密)、◉タツジン(イアイドー)対応、電子戦専用
 【電】ゴカクケイ:遠隔武器、スリケン、連射X、ダメージ1、◉タツジン(スリケン)対応、電子戦専用
 【電】ウイップ:特殊近接武器、連続攻撃X、ダメージ1、回転斬撃可能、近接攻撃リーチ+1、密着時の不利、◉タツジン(ムチ・ドー)対応、電子戦専用

◆補足
 『★キリング・ポイント・ジツ』:ニンジャ第六感をフル回転させて弱点を見抜き、回避困難な一撃を放つ事を可能にするジツ。
 見破った「弱点」には光の輪が見える。「近接攻撃」「遠隔攻撃」を行う際、【精神力】1を消費して発動を試みられる(難易度:HARD)。
 発動に成功した場合、その攻撃に「基本回避難易度:HARD」を付与する(連続攻撃や連射の場合は、最初の1回目の攻撃にのみ適用される。)。

 
シルヴァリィタクト(以下シルヴィ):インタビュー、ねぇ…」
サスツルギ: 「市民の方に安心いただけるよう、しっかりとした受け答えを心がけましょう。」いつも以上に装いを整え、サスツルギは優雅に足を組んでいる。「……。」正直、他の三人が不安である。
ゲイラヴォル: 「………何?」サスツルギの変な沈黙が気になる!いつもの機動隊服である。
ランドレアム: 「ふわーい」欠伸しながら返事する。いつも通りのテックコートを羽織った装いだ。その目には隈がある。
サスツルギ: 「いえ、期待していますよ。」ゲイラヴォルに営業スマイルを向ける。目が笑っていない。
シルヴィ: 「ウン、サスツルギ=サン。……堅いところは任せていい?」シルヴァリィタクトは流石にマッポ用の制服を着てきていた。……初めて袖を通す。
ゲイラヴォル: 「その目は期待している目と違うんじゃね」額に冷たい汗
ランドレアム: 「オレも堅苦しいのは正直ニガテなんスよね……」
ゲイラヴォル: 「制服…ヤバイ、着た方が良かったっけか」
サスツルギ: 「……初めて見ました、シルヴァリィタクト=サンの制服姿。」
ランドレアム: 「……たしかに」シルヴァリィタクトを見る。「なんか新鮮ッスね。ゲイラヴォル=サンの機動隊服もまあ一応制服みたいなモンッスし、まあ、大丈夫……なんじゃないスかね!
サスツルギ: 「傭兵やハッカーとしてとして招集されたお二人は兎も角、堅苦しいのが苦手でよくランドレアム=サンは今までマッポをやっていけましたね。」溜息交じり
シルヴィ: 「私もそう思う…」シルヴァリィタクトは目をこする。
ゲイラヴォル: 「そうかなあ」
ランドレアム: 「オレは自分の正義を貫くためなら何だってするッスよ」その瞳は真剣だ。
サスツルギ: 「まぁ、良いでしょう、貴方はそれで。」瞳が交差し、また離れる。
ゲイラヴォル: 「まあ、社交の覚えあるところはさすがカネモチ…だよねえ」サスツルギの方を見る。「ヨロシク頼むよ」
ランドレアム: 「……」一瞬ポカンとする「そうッスね、よろしくッス!」
サスツルギ: 「まずは余計なことは言わないように。手を出すなど論外ですからね。」
シルヴィ: 「なるべく頑張るけどねー……今日はちょっと眠いし」ぐしぐしと右眼を擦る。チカチカと銀と紅が明滅している。「なんかソウルも落ち着かないし」
ランドレアム: 「そりゃ勿論ッスよ!記者に手をあげるなんてそんなことはしねえッス」
ゲイラヴォル: 「どうしたのさー」シルヴィの方を向く。
シルヴィ: 「コトダマ空間で寝落ちしたら起きたらこうなってた」ぐしぐし
サスツルギ: 「全く、ランドレアム=サンに続いてシルヴァリィタクト=サンも寝不足ですか。生活習慣の乱れは風紀の乱れ……市民の模範となるよう心掛けていただかなくては」なんだか妹や弟に言って聞かせるような感覚に陥り始めている……
ランドレアム:仕事熱心な証拠って事で勘弁してほしいッス」欠伸する
ゲイラヴォル: 「………」黙って頭を振る。ゴキンゴキンと音がする。浅い眠りではあるが一応は眠れたようだ。
シルヴィ: 「ふぁーい、気をつけますお兄ちゃんー」ぐしぐししながらも軽くお説教を流す。
サスツルギ: 「ではランドレアム=サンは毎日日報でも書いていらっしゃると?良いでしょう。帰ったら見せていただきます。」冷たい瞳が光る。「私は貴女の兄になったつもりはありません。」
ゲイラヴォル:(お母ちゃん…)」小声でボソッと…
ランドレアム: 「うぐっ……」日報をしっかり書いているとは言い難い。
サスツルギ: 「聞こえてますよ、そこ。」
シルヴィ: 「えー」目をこするのを辞めると、懐から目薬を取り出し、差す。「……ツッコまれたらサイバネアイってことにしとこ」
ゲイラヴォル: 「ハイハイ」背筋を伸ばす。
サスツルギ: 「さて、そろそろですか。」改めて背筋を伸ばし、入口を見つめる

「キャバァーン!」
そうこうしていると、インターホンが鳴らされた。
中流サラリマンめいた格好の男だ。
ネオサイタマ新聞社の社章をつけている。連絡のあった記者だろう。

 
シルヴィ: 「お」
ランドレアム: 「例の方っぽいッスね」
記者: 「シツレイシマス!ネオサイタマ新聞社です」ドアの向こうから声が。
ゲイラヴォル: 「さて、どんなやつか…」
サスツルギ: NMさん、一応怪しい雰囲気とかはないよね?(普通のモータルって感じの気配?)
NM: ではニューロン判定をどうぞ

ゲイラヴォル:13d6>=4 = (4,4,6,5,6,5,2,4,1,3,5,2,1 :成功数:8) = 8
サスツルギ:7d6>=4 = (4,3,2,4,3,2,5 :成功数:3) = 3
ランドレアム:8d6>=4 = (6,1,6,4,5,1,6,6 :成功数:6) = 6
シルヴィ:22d6>=4 = (5,6,4,3,6,5,2,4,5,5,6,3,3,2,4,6,5,3,2,6,4,1 :成功数:14) = 14
※冴え渡るずのう
サスツルギ:
!?
ランドレアム: きゅぴーん
NM: 感のいいヤツだ
ゲイラヴォル: 6が4つも…
ランドレアム: 女性記者じゃねえのか、怪しいな、とか思ってる
サスツルギ: 草 コイツ……
NM: ランドレアム君はボンノにまみれすぎている!
ゲイラヴォル: 全部女の子に直結してやがるゥ!
NM: あきらかに男性だということが分かりました。
サスツルギ: そんなんだから寝不足の原因を邪推されるんですよ、ランドくん!
ランドレアム: ウムw
シルヴィ: 6は5個だね
ランドレアム: シルヴィさんも出目が凄まじい
ゲイラヴォル: さすがよな…
サスツルギ: ダイスの量がまずヤバイw
ランドレアム: 文字通り桁違いだ
ゲイラヴォル: LAN端子のちからじゃ
NM: まずヒサツ出目は確実だぜこれは
 ※待て、この孤独なSilhouetteは…?
サスツルギ: わかるのが「明らかな男性」ってことはモータルかどうかは実際わからない?
NM: 私は…その人がモータルだとは言っていません。
サスツルギ: fufu…
ランドレアム: なんと
ゲイラヴォル: クキキ…
シルヴィ: なんたる…
NM: とにかく、あなたがたに敵意のある人物でないことは確かです。むしろ、協力できるような雰囲気もあります。
サスツルギ: クキキと協力シナリオとかもうバッドエンドしか見えませんね()
ランドレアム: そうだね()
ゲイラヴォル: そうねえ()
ゲイラヴォル: 途中で最悪な形で裏切ってやろう()
シルヴィ: ウム

 
サスツルギ: 「本日はドーモ、69課のリヨト・タルヒです。」サスツルギはドアを開け、そのまま流れるような動きで敬礼する。
ランドレアム: 「……」
記者: 「ドーモ、私はネオサイタマ新聞社の記者、イチロー・モリタというものです」モリタはオジギしつつ、名刺を繰り出した。
サスツルギ: デ ス ヨ ネ ー
ゲイラヴォル: やっぱりい!!

ランドレアム: ウワーッ!
シルヴィ: ワーオ…

ネオサイタマ新聞社の正式なメイシである!

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サスツルギ: 「ご丁寧にドーモ。」名刺を受け取り、代わりに69課としてのリヨト・タルヒの名刺を返す。
モリタ: 「アリガトウゴザイマス。本日はヨロシクオネガイシマス」中流サラリマンとしての所作が彼の随所に見られた。
サスツルギ: 「こちらこそヨロシクオネガイシマス。立ち話も何ですからドーゾ中へ。コートお預かりしましょう。」
モリタ: 「よろしいのですか、では」サスツルギに羽織っていたトレンチコートを渡す。
ランドレアム: とりあえずインタビュー開始までは黙っているのが吉と判断し、ランドレアムは愛想の良い笑みを浮かべている。
サスツルギ: NMさん、トレンチコートを外から触って怪しい感触はないですよね?
NM: 特に危険物を持っている感じはしません。
サスツルギ: PC的にはそれがわかればヨシ
ゲイラヴォル: モリタ=サンのアトモスフィアなどに、何かニンジャ第六感などで感じ取れるところはありますか?
サスツルギ: 「ええ、もちろんです。」ニコリと微笑み、トレンチコートを玄関のハンガーにかけると、3人の待つ机へと誘導した。「こちらが69課、私と同チームの皆です。」
ゲイラヴォル: 同じく修羅場をくぐり抜けた人間とかそういう感じの、なんとなく察せられる感じの…
モリタ: 「ドーモ、イチロー・モリタです」三人にもオジギ
ランドレアム: 「ドーモ、イチロー・モリタ=サン。同じく69課のタケシ……です」ッス、と言いそうになり一瞬詰まるが、しっかりとオジギ
NM: イチロー・モリタは巧妙にソウルを隠蔽しているが…カラテ強者であることはほんのりと分かるでしょう。
ゲイラヴォル: ニンジャネームを名乗る方が良いか…?
ゲイラヴォル: やはり本名か…?
サスツルギ: 一応サスツルギはモータルネームで通すつもり
ランドレアム: こちらもタケシに変換な
シルヴィ: 「ドーモ、69課のハッカー・デッカーのサシキ・ギンコです」なるべくかしこまってシルヴァリィタクトは名乗る。モータルネームであるが、無論偽名である(登録名としてはそうなっているが)。
ゲイラヴォル: 「……」わずかにモリタのアトモスフィアに感じる所がある。カラテ。…血…?少なくとも、強者。私と同じ。修羅場を潜った…「…ドーモ、同じく69課のモリモト・ケイコです」ややそそっかしくオジギをする。…こちらも偽名である。
サスツルギ: 「皆捜査のみならず一芸に秀でた優秀なマッポです。市民の平和を守るため、日夜努力させていただいております。」トレンチコートを受け取った際の隠しきれないカラテに多少警戒しつつも、表情には出さない。
モリタ: 「なるほど…ホタカ=サンにインタビューした際にもあなた方のことは少し伺っております。みな素晴らしい部下だと仰っておられました」モリタはソファーにかける。
ランドレアム: ニッコリしている。
モリタ: 「では…インタビューを開始します」座りながら、今一度オジギ
サスツルギ: 「そうですか、ホタカ=サンが、それは恐縮です。」モリタの前には高級マッチャが注いである。ちょうど飲み頃の温度だ。「ドーゾ、ヨロシクオネガイシマス。」オジギを返す

 サスツルギ: コッワ わかってても"インタビュー"ってみるだけでコッワ
ランドレアム: インタビューを開始します。イヤーッ!とかじゃなくて良かった
ゲイラヴォル: フジキドのインタビューはすなわち拷問&尋問だからな…
シルヴィ: 即尋問…

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モリタ: 「では…みなさんは力なき市民を愛し、守るのがモットーだと聞いております。従来のNSPD49課の評判から考えるに、これは実現不可能だと私も考えていました。実際、現場の方々からの声をお聞きしたいのです」モリタは手帳とペンを構える。
サスツルギ: 「ほう、サスガはネオサイタマ新聞社の方、素晴らしい視点です。」小さく相槌を打つ。
シルヴィ: (改めて考えると49課ひどい言われようよね…まぁ事実だけど…)
ランドレアム: ゴクリと唾を呑む。鋭い指摘だ。
ゲイラヴォル: (…昨日のアレについて突っ込まれたらどうしようね)心中冷や汗ダラダラ!
ランドレアム: 「(想像以上に堅苦しいぜコレ……)」
サスツルギ: 「ホタカ=サンも度重なる49課の過剰捜査には頭を悩ませておりました。そこで新たな部署として、元デッカーのタケシ=サンを筆頭に外部から新風を取り入れつつ、改めて"市民を守るための部署"を設立した次第です。私がその一員になれたことは光栄の極みですね。」
モリタ: 「ナルホド…」モリタはペンを走らせる。「ああ、他の皆さんも、そう堅苦しいインタビューではありませんので。呼吸を落ち着けて、ラフにいきましょう」 硬いアトモスフィアを和らげようとする。だがモリタの顔はいつものように強面だ
ランドレアム: 「ドーモ……」あからさまでない程度に深呼吸し、落ち着けようとする
ゲイラヴォル: 「ド、ドーモ。アリガトウゴザイマス…」ややぎこちなく笑ってみせる。「こういう場は慣れていないので、どうも硬くなっちゃって」
シルヴィ: 「そう言ってくれると助かりますね」(記者にしては逆に硬いわね…それこそマッポみたい)
サスツルギ: 「モリタ=サン、ご配慮をドーモ。よろしければオチャもドーゾ。私の実家から取り寄せたものです。」湯呑からは小さく湯気が立っている
モリタ: 「いえいえ、悪いです」モリタはお茶を断ろうとする。
ゲイラヴォル: キョ…キョート式!キョート式の礼儀作法だ!
サスツルギ: 「そうおっしゃらず…」礼儀作法に則った返し
NM: サラリマン・プロトコルが無意識に現れている…。
モリタ: 「ではイタダキマス」サスツルギに勧められ、モリタはチャをゆっくりと飲む。
ランドレアム: 「(これが礼儀作法ってヤツか……?わかんねえ……)」
モリタ: 「フム…これはシズカガオカでしょうか。素晴らしいオテマエです」モリタはチャの味に感嘆。ここにはこれほどの税がかけられているのか?その点についても、モリタは訝しんだ。
ゲイラヴォル: (オーッ…日本の礼儀作法シーケンス!初めて見た…)
サスツルギ: アッヤッベ(棒)
サスツルギ: 「ドーモ、恐縮です。」
ゲイラヴォル: あくまで経費でなく自腹で実家からだ!…だよね?()
シルヴィ: 実家取り寄せだから!取り寄せだから!
サスツルギ: 自分用を出してるから…
サスツルギ: 「こうして訪問者をもてなし、69課の心象を向上させるためには多少の営業努力は必要なことですからね。」
モリタ: 「いえいえ。しかし、これほどのチャを出していただけるとは…どこかから潤沢な資金が出ているという噂も単なる嘘とは言えないのでしょうかね」
サスツルギ: 「おや、そのような噂があるのですか。」
モリタ: 「オットスミマセン、つい癖で…今日の私の仕事は汚職議員の追求ではありませんでした」
ランドレアム: 「……」はにかみ笑い
サスツルギ: 「問題ございません。」表情を和らげる。「ただ、ここの全員が汚職などは誓って行っていないとは申し上げさせていただきましょう。」
シルヴィ: (…えーと。”アレ”を感づかれてるならちょっと流石におかしいけど、そうじゃなければホタカ=サンの方の問題だし…)思考を回す。
シルヴィ: (ていうかやっぱり硬くないこの人…?)
モリタ: 「申し訳ありません。生来、この顔だものですから」モリタは謝る。次の質問は…
ゲイラヴォル: (…汚職議員の追及。やけに態度が硬い理由としては通る。"態度が硬い"だけなら……それだけじゃないのが問題ではあるけれど)碧眼の注意の色は未だ褪せぬ。
モリタ: モリタは周りを見回し、質問の間合いを取る。
ランドレアム: 「……」ゴクリ
サスツルギ: ドーゾ、と言わんばかりに目で促し質問を待つ。
モリタ: 「仕事のことはそろそろいいでしょう。 プライベートにも半分踏み込む質問にもなってしまいますが、皆さん…この69課で何かをやりたい、あるいは何かを成し遂げたい、といったものはありますか?
ランドレアム: 「……!」
サスツルギ: 「……。」多少面食らったように目を見開く
ゲイラヴォル: 「………」目が意外そうに見開かれ、視線が少々空を向く。…そういえば考えたこともなかった。
シルヴィ: 「個人としての目標ですか」不思議なことを聞く…。
ランドレアム: タケシ……ランドレアムはその質問にパッと顔を緩ませた。堅苦しいスローガンやらを掲げるのは難しいが、個人としての願望なら、間違いなく己の中に存在する。
モリタ: 「特に思いつかなければ結構ですが…」
シルヴィ: 「そうですね…私からいいでしょうか?」
サスツルギ: 「サシキ=サン、ドーゾ。」
モリタ: 「ええ、オネガイシマス」シルヴィに注目
シルヴィ: 「ドーモ」深紅の瞳でジャーナリストを見る。「元を言えば私は在野のハッカーでして…ひたすらにその技術を磨こうとしてきました。でも、一人でやれることには限界があります」
シルヴィ: 「そんな中で69課からお声がかかりまして」(これは嘘である)
サスツルギ: 声がかかる(ハッキング)
モリタ: 「ほほう…」モリタはメモをとる
シルヴィ: 「……犯罪との闘いの最前線で、自分がどれだけの事を変えて行けるのか。それを確かめて、より多くのモノを変えて行けるようにすること。それが私の目標ですね」
シルヴィ: 「ここには仲間がいますし、何よりも”良い”目的があってくれますから」
モリタ: 「アリガトウゴザイマス。昨今のマッポで、これほどの高い志をお持ちの方がいらっしゃるとは。感服しました。ぜひ、目標を達成できるよう私もお祈りしております。」
ランドレアム: 「……!」
モリタ: 「私も、師のような方に追いつけるよう、日々の努力を欠かすことはありません。一回のインタビューで情報を聞き出せなければ、千回のインタビューを突きつけるべし…師の受け売りですがね」

サスツルギ: ソ……ソウダネ……(恐怖)
ランドレアム: コワ……
ゲイラヴォル: インストラクション
が怖いわぁ

サスツルギ: 「良き師をお持ちのようです。私もその姿勢を見習いたいところですね。では次は僭越ながら私が。よろしいでしょうか。」
シルヴィ: 「ドーゾ」
ランドレアム: 「ドーゾ」
ゲイラヴォル: 「ドーゾ」
モリタ: 「ええ、サシキ=サンが心に留める方についても気にはなりますが…ではオネガイシマス」
サスツルギ: ソウダネ、貴方の知り合いだね
サスツルギ: 「ドーモ。正直に申し上げましょう。私がここへ配属されたのは父の指示でした。」眼鏡に触れる。
モリタ: 「お父上ですか。それはさぞや」
サスツルギ: 「当初は父の信頼を失わないよう、そのために努力してまいりました。それがマッポの心掛けとして正しかったとは今は思っておりませんが。」
サスツルギ: 「しかし数々の任務を達成し或いは苦汁をなめ、自身一人で成し遂げることの難しさと協力することの大切さを知りました。今は自分の持っているものを市民を守るため、この同僚たちと力を合わせていきたいと考えております。
サスツルギ: 「月並みな言葉で恐縮はございますが、私としては以上です。」小さく息を吐く。わずかに耳が赤い。
モリタ: 「アリガトウゴザイマス。父の期待、いえ、それ以上のものを手に入れられたとなれば…」タルヒの名は聞いたことがある。 「お父上の方も、さぞや嬉しいでしょうね」
サスツルギ: 「そうでしょうか。」懐かしむように目を細める。「そうだととても嬉しいですね。」染みだすように漏れた言葉は本心からのものだ
モリタ: 「私もインタビューの関係でお会いしたこともあります。あくまで世間話ですが…立場上あまり顧みられないそうですが、四兄弟みな大切に思っていることでしょう」
サスツルギ: 「そうですか。……えぇ、父も母も兄弟たち皆大切な私の家族です。」穏やかな笑顔を向ける。
サスツルギ: そしてハッと我に返ったように咳払いを一つ。「……ゴホン、私の話はここまでにして、次はどちらがいかれますか?」
モリタ: モリタも二人の方に視線を向ける
ゲイラヴォル: 「………」黙りこくり、今までの経歴に…そしてこの隊に入ってからのあれこれを思い返している。
ランドレアム: 「……ではオレ……僕が」
ゲイラヴォル: 「ア、ドーゾ」
モリタ: 「ええ、オネガイシマス」
ランドレアム: 「アリガトゴザイマス」一礼する。
ランドレアム: 「僕は……正直生まれもまだ分かっていなくて、幼い頃はただストリートを徘徊するようなガキでした。色々辛いことがあって……それで、僕ができることは何かと考えたんです。それで、僕はマッポに生きる道を選びました。それでいつか、デッカーになっていろんな事件を解決しまくってやるって。良い事をたくさんしまくりたいって……正直、そういうただのガキの夢だったんです。でもそれで頑張れました。それで今、こうして貴方のインタビューを受けれています。マッポには良くない噂もありますが、僕はそのイメージを取り払いたい……いや、せめて、僕だけでも、僕の周りの人だけでも、社会を良くするように動きたい……そう思ってます」
 「……ハハ、ガキの夢ですね」自嘲するように呟く。 「でも僕は絶対やってみせます」
サスツルギ: 「タケシ=サン……」目を閉じ、無意識に小さく口角が上がる。
モリタ: 「何をおっしゃいます。夢を持ち続ける、素晴らしいことですよ」
ランドレアム: 「……そうですか」少しこわばっていた顔がゆるまった
モリタ: 「私にもささやかな夢…一度は手に入れました。ですが…いえ、この話はよしましょう」夢の話をしたモリタに、わずかに涙が見えた気がした。
ランドレアム: 「……ハイ。僕の話を聞いてくれてありがとうございます」
シルヴィ: (……)あやしい…

サスツルギ: フジ〇ドーッ!(´;ω;)
ゲイラヴォル: うう…フ◯キド…
ランドレアム: フジキド……!

ゲイラヴォル: 「……………」ランドレアムが訥々と語るその経緯を聞く。彼が語り終わると同時に、彼女もまた何かを決めたように右手を僅かに動かした。
モリタ: 「いかが、なされました?」
ゲイラヴォル: 「あ、いえ…」 右手首から先は、誰が見てもわかる通りにテッコに置換されている。
サスツルギ: >タルヒ社のテッコです!ヨロシク!<
モリタ: 「貴女も…その、失って?」
ゲイラヴォル: ただし敢えて流麗なデザインは避けている……金属丸出しのできる限り重厚なタイプのテッコだ。
ゲイラヴォル: 「…元は普通の女の子だったんですけどね」苦笑いをしながら話し始める。「父も母も消防士だったのに、家ごと家族を火事で失ってから人生が狂い始めて、流れ流れて、職を転々として来まして」
モリタ: 「それは…本当に大変でしたね」
ゲイラヴォル: 「気がつけば荒事専門の仕事人みたいになってしまって、そんな中NSPDからスカウトの申し出が来たんです。正直、自分でも驚きでした」
モリタ: 「ホタカ=サンのスカウトですか。あるいはもしや…」
ゲイラヴォル: 「…ノボセ・ゲンソン=サン。ネオサイタマ新聞の記者であるモリタ=サンなら、お名前はご存知でしょうけど」
ゲイラヴォル: 「自分の力を、まだより良い方向に活かせるのだとしたら、これほど嬉しいことはないって当時は思いましたね。オファーも二つ返事で受け取りました」
モリタ: 「勿論です。ノボセ=サンといえばNSPD全てを統括する最長老。それ故気苦労や、命を狙うものも多いと聞いております。その彼から見込まれるとは…いいめぐりあいを得ましたね、モリモト=サン」
ゲイラヴォル: 「ええ、本当に」笑顔で頷く。「それで…そうですね」右腕を見つめながら、決意的に話し始める。「前職時代でも、69課でも、本当にいろんな光景を見てきました」「私と同じように、寄る辺を失った子供たち、親たち」「生きる方向を失った人々」金属の右手に、僅かに力が篭り始める。
ゲイラヴォル: 「結局私は戦うことしかできません。子供の頃に夢見た世界は今は遠くにあります。でも、目の前の人間のために、何かできることは無いかと常に思っています。私みたいな境遇の子達をこれ以上増やさないために」嘘偽りは全く無い。本心からの言葉である。 「…大局的な目標じゃないんですけどね」
シルヴィ: (――思えばちゃんと昔の話とか聞いてなかったなぁ)ランドレアムとゲイラヴォルの話を聞きながらシルヴァリィタクトは思う。
ランドレアム: 「……」タケシ……ランドレアムはその言葉を嚙みしめるように聞いていた。そうだ、自分達と同じ境遇の子供を増やしてはいけないーーー
モリタ: 「ええ、大事を成し遂げるにも、まずは目前の一歩。「ローマ・ノン・フイト・ウナ・ディエ」とも言います。とても重要なインストラクションを授かっていらっしゃいましたね」
サスツルギ: 「モリタ=サンは何か目標などはあるのでしょうか。」それはただの素朴な疑問。

NM: フユコ…トチノキ…ダークニンジャ…ラオモト・カンッ…!
シルヴィ: 漏れてるー!
ゲイラヴォル: 漏れてる漏れてる
「グググ…フジキド…インタビューなど儂に任せよ。直ちにすべて抜き出してくれるわ」「黙れ、ナラク!」

ゲイラヴォル: 「……?」禍々しい気配…?
サスツルギ: 「モリタ=サン……?」何の返答もないモリタを訝しむ。
シルヴィ: 「……」やはり何かがおかしい。ただのインタビュアーとは思えない…
モリタ: 「私の目標ですか…そうですね。遠大なものはありませんが、直近の目標としては、あなたがたにとても近しいものだと思います」
ランドレアム: 「近しい……もの……?」
モリタ: 「さきほどのインタビューは、とても良い記事になるでしょう。アリガトウゴザイマシタ」
ランドレアム: 訝しみながらも、記者に対してインタビューすることはあまり礼儀が良いとは言えないだろうと思いランドレアムは特にそれ以上聞こうとはしなかった。

だが立ち上がらず、モリタはポケットから一枚のメイシを新たに取り出す。


ランドレアム: 「……?」
サスツルギ: 「そうですか。ではお互い目標に向かってガンバりましょう。」握手を求め、美しいテッコ『カザバナ』に置換した右手を差し出しかけ……「メイシ、ですか?」

Neo-Saitama Newspaper Corp.
Journalist Nancy Lee

ゲイラヴォル: 「……」何か、殺気に近い何かを押さえ込んでいるような…
シルヴィ: 「!?」
モリタ: 「私が今追っているある事件についてです」
ゲイラヴォル: 「ナンシー……リー」思わずシルヴァリィタクトの方を見る。
サスツルギ: 「サシキ=サン……?」
モリタ: 「私の同僚記者、ナンシー=サンが最近行方不明になりました…私も探していますが、あなた方なら何か情報を持っているのではないかとお伺いしたく…最近と言っても、かなり時間はたっていると思われます」
ランドレアム: 「……」

ゲイラヴォル: フジキドに正直に伝えるかな!
シルヴィ: えっと
サスツルギ: どこまで言う?
シルヴィ: YCNAN=ナンシー・リーってのは既知の事実だっけ?
NM: NO!
ゲイラヴォル: そうだ、そこからだ… YCNANと語感が似ているからこれは…となっているのだろう

 
モリタ: 「して…すこし調べさせていただきましたが、あなた方が追っている事件のキーパーソン、YCNAN
サスツルギ: あ、やさしい
ゲイラヴォル: やさしい…
モリタ:NANCYYCNAN…おわかりですか?」
サスツルギ: 「まさか……」高級万年筆で二つの綴りを確認し、息を呑む
ゲイラヴォル: 「同一人物……あるいは、モリタ=サンの同僚・ナンシー=サンのIRC上での別名」
シルヴィ: 「……そこまで調べて私達に接触してきたってことね」右目がチカチカと銀色に瞬く。
ランドレアム: 「……なるほど」
モリタ: 「はい、私としても…ネットワークには疎いものですから、その点で協力をできれば、と。」
サスツルギ: 「確かに我々は"YCNAN"なる存在を追ってはいますが……」一体どこからこちらの捜査情報が漏れたのだ?サスツルギは表情を僅かに歪め、腕を組む。
シルヴィ: "イチロー・モリタ"の身分が確かなものかどうか即時に調べられますか?
NM: ではハッキングHard判定をどうぞ!

シルヴィ:28d6>=5 = (6,3,4,5,3,5,1,1,4,2,5,2,3,6,1,3,2,6,3,1,5,2,1,4,3,2,1,1 :成功数:7) = 7

NM: OK!
ランドレアム: 良い出目!
サスツルギ: ショージ戸なんだよなぁ
ゲイラヴォル: 安定!
シルヴィ: ナンシー=サンの偽装だったらUH3ぐらいあると思ったがよかったぜ
サスツルギ: UH3でも成功してるんだよなぁ
ゲイラヴォル: ダイダロス=サンとも電脳空間でバトれるんじゃなかろうか 28ダイスは圧倒的だよ…

「イチロー・モリタ」および「ナンシー・リー」の情報は、
確かにネオサイタマ新聞社の社員として登録されている。
 しかし…シルヴァリィタクトだけには分かるだろう。
この情報工作はたしかにYCNANの手法であることが。
 「イチロー・モリタ」は偽名だ。
目の前の男は別の名前で市民登録されている。

シルヴィ: 「……そういうことね。貴方は”本物”のYCNANの…ナンシー=サンの仲間、バディってところかしら」
サスツルギ: 「な……!?」モリタとシルヴァリィタクトを見比べる
ランドレアム: 「エッ……!?」
ゲイラヴォル: 「…なるほど…?」
モリタ: 「確かに…YCNAN、ナンシー=サンは私の同僚…協力者として活動していた。しかし所在がわからなくなってからの行動は君たちもご存知だろう…信じたくはないものだが」
シルヴィ: 銀色に右目が瞬く。「ダークチップの存在まで突き止めているって訳ね。……アレをバラ撒いてる奴が”YCNAN"を名乗っていることも」
サスツルギ: 「……。」この謎の男を見極めるべく冷静に出方を伺う
ゲイラヴォル: (…確かにただのインタビュアーというわけではなさそうではあったけど、こんな形で繋がるだなんて)
モリタ: 「そう…その通り。暗黒組織によってなんらかのを受けたか、あるいは自らの意思でYCNANは悪に寝返ったか、だ」
ランドレアム: 「……」
シルヴィ: 「ええ。……”とても近しい目的”ってことね」
ゲイラヴォル: ゲイラヴォルが発言への許しを得るかのように右手を挙げる。「そこまで明かすということは、最初からインタビューの為にここにきたのではなく…私たちに捜査協力の申し出を…?」
モリタ: 「いや、インタビューは実際に行ったとおりに掲載される。だがメイシを出した後は全てオフレコだ」
ゲイラヴォル: 「な、成る程…」右手を下げる。
サスツルギ: 「それは……少し安心いたしました。」折角の良い話だったのだ。このまま"オフレコ"になるには惜しい。
ランドレアム: 「なる、ほど……」
シルヴィ: 「律儀ね。」

ナンシー不在の中、キシャ・クラブを通じて得られるものは
フジキドの貴重な情報源となっていた。

モリタ: 「サラリマンだものですから。」
サスツルギ: 「理解いたします。」親近感。そしてふとサスツルギのニューロンに浮かぶのは先日の謎のニンジャ、ティアマト。「奇しくも我々も女性捜索の依頼をいただいております。彼女も誘拐であれば或いはナンシー=サンの件とも何か繋がりがあるやもしれません。」
シルヴィ: 「……ちょっと貴方にとっては残念かもしれないけど。私達もこの件に関しては後手よ。ばら撒かれたダークチップを回収してはいるけど、向こうから襲撃は受けるほど動向を把握されてるし」
モリタ: 「昨今は彼らも活動を強めているはずだ。私も独自に彼らの物資輸入ルートを追う。行方不明の女性については…こちらも心に留めておこう」
シルヴィ: 「勿論諦めるつもりはないけれど」
モリタ: 「暗黒チップ売りも、各所の路地裏でかなりの頻度で見かける…彼らを追え」
サスツルギ: 「ナルホド…。了解しました。では何か情報があれば双方で共有いたしましょう。」流れるようにIRCを取り出す。「そちらでよろしいでしょうか。」
モリタ: 「オット、では連絡先を交換しよう」モリタ…ニンジャスレイヤーはサブIRC端末を取り出し、連絡先を交換する。
シルヴィ: 「網貼って出てくるぐらいには流通が増えてる訳ね」苦虫をかみ潰したような顔で頷く
サスツルギ: 「フフ、そちらが貴方の"素"ですか。」交換しつつ問う。

サスツルギ: フジキドくん、途中から丁寧語放り捨ててるからな
NM: NANCY名刺を出したところからだね

モリタ: 「ああ…よろしく頼む」モリタは立ち上がる。
ゲイラヴォル: 「情報提供、ドーモ。捜査協力ならいつでも歓迎するよ」確かに請け負うように頷く。 「…"同じアトモスフィア"のよしみとしてね」
サスツルギ: 「こちらこそ、ヨロシクオネガイシマス。共に事件を解決に導きましょう。」改めて握手のために右手を差し出す。
モリタ: モリタも手を差し出し、握った。
ランドレアム: 「……よろしくお願いするッス」

「なにをしているフジキド!握りつぶし、殺すのだ!」「黙れ!」

サスツルギ: 草 >ボッチャン危機一髪<
ランドレアム:
シルヴィ: 「ええ、ヨロシク」
サスツルギ: 「……?」時折浮かべる耐えるような表情は一体何なのだろう、訝しみつつも手を離す
モリタ: 「失礼。」

ゲイラヴォル: (NM!ニンジャソウルの雰囲気について何かわかりますか!感じ取れますか!)
NM: …ナラク・ニンジャについては教えぬ!ヤバい!ということだけはゲイラヴォルがジツ+ニューロンUH3に成功すればわかります
ゲイラヴォル: OK!

ゲイラヴォル::18d6=6[=6] = (2,4,6,1,5,5,6,3,3,4,6,2,3,**6**,2,2,3,2 :成功数:4 , サツバツ![=6]:4) = 8

サスツルギ: ワオ
ゲイラヴォル: とんでもなくわかった
NM: 本気だしてんじゃん!
ランドレアム: すげえ
ゲイラヴォル: やはりコイツのソウルは高位のものだ…
シルヴィ: ワオ…
NM: 最側近グレーターか…あるいはアーチ・ニンジャ…!

ゲイラヴォル: 「………」握られた腕の僅かな力の変化…否!
サスツルギ: 「フム……いえ、問題ございません。」自らのテッコを一瞥する。先ほどまで握られたが特に異常はない。
サスツルギ: 「他に"モリタ=サン"から何かございますか?モリタ=サン、とお呼びしてよいかも含め、ですが。」
モリタ: 「いえ、インタビューはこれで終了です。皆さんお疲れ様でした」
ゲイラヴォル: (ッ!??)ゲイラヴォルの表情が、思わず驚愕に見開かれる。 目の前の男はニンジャだ。それはまだわかる。それだけじゃ無い…(何かを"抱えている"ッ…!?)
モリタ: 「私の名はイチロー・モリタ、ネオサイタマ新聞社の記者、です」
サスツルギ: 「そうですか。」ならば深く問うまい。「こちらこそ、アリガトゴザイマシタ。記事になる日を楽しみにお待ちしております。」
ゲイラヴォル: 「…あ、あの」
ランドレアム: 「ありがとうございました」軽く一礼
サスツルギ: 「モリモト=サン、何か?」
ランドレアム: 「……?」ゲイラヴォルを一瞥する
ゲイラヴォル: 「い、いや…深く立ち入るべきじゃないよね」「…でも何か重いものを抱えている気がして。ほら…PTSDに似た」慌てて取り繕う。
モリタ: 「君が気にするようなことじゃないさ」
ゲイラヴォル: 「いや、お節介かもしれないけれど、…負けないで」
ランドレアム: 「……」
シルヴィ: 「……」
ゲイラヴォル: 「苦しんでいる人間をいろいろ間近で見てきたから、どうもね………」
モリタ: 「ええ、ありがとう、ドーモ…っと」先程連絡先を交換したIRCとは別の端末が着信音を上げる
サスツルギ: 「気を悪くされたらスミマセン。彼女に悪気はないのです。」溜息
サスツルギ: 「おや、連絡のようですが…」
モリタ: 「スミマセン、少し」モリタは壁際へ

取り出したのは…赤黒のIRC端末!

ゲイラヴォル: 「ちょっと、あたしもゴメン」モリタとは反対方向の壁際に。
シルヴィ: (うわぁ威圧的な色)
サスツルギ: (((あの色、彼の趣味でしょうか…?)))

((フジキド!!ダークチップの店を見つけましたよ!!))
 「声が大きい」
サスツルギ: あれ、あれれ???
ランドレアム: これはこれは
シルヴィ: 探し人ー!
サスツルギ: 普通にいるじゃねぇか!
ゲイラヴォル: ンモーバレバレ
サスツルギ: これ向こうの声ってこっちにも聞こえてるんですよね…?
ゲイラヴォル: その声、こっちに聞こえてたとしてティアマトの声とすげえ似てたりします?
NM: いやそこまでは…携帯電話を耳に当ててるだけならそう遠くの音は聞こえないよ
NM: ニンジャ聴力でなんとかしたというなら別ですが…
サスツルギ: フジキドの「声が大きい」ってのだけ聞こえてるってことね
NM: 注意深く聞かなければそれだけですね
サスツルギ: まぁ状況としては注意深く聞いていたいけど、NMさん判断で大丈夫です
ゲイラヴォル: 探し人問題が解決しそうだぞ

モリタ: 「スミマセン、こちらの話です」
モリタ: 「ああ、今すぐ帰る。そのまま距離を保っておいてくれ。今日こそは奴らを…ではまた後で」IRCを切った。
サスツルギ: 「仕事ですか?何か進展が?」
モリタ: 「”同僚の記者”からの連絡だ。私も独自に彼らを追う…君たちも気をつけてくれ」
サスツルギ: (((実際気にはなりますが……今はまだよいでしょう)))「ええ、ワカリマシタ。そちらもお気をつけて。」
ランドレアム: 「……気を付けて」
ゲイラヴォル: 「オタッシャデー…」
モリタ: 「ではオタッシャデー!」モリタはトレンチコートをハンガーから外すと、扉を開け跳躍、摩天楼に消えた。
シルヴィ: 「オタッシャデ」ひらひらと手を振る。
シルヴィ: 「……隠してるんだか隠してないんだか……」
ゲイラヴォル: モリタの姿が消えたのを確認すると、ソファに倒れ込んだ! 「……疲れたア!」
サスツルギ: 「ひとまずは協力者が増えた、と考えてよさそうですね。」腕を組み、冷めたマッチャに口を付ける。
ランドレアム: 「お疲れ様ッス……」
ゲイラヴォル:モー、あたしはダメ!お仕事終わり!寝るわもう!」
ランドレアム: ランドレアムは溶けるようにソファにへたりこんだ
シルヴィ: 「……こういう方向での緊張感はちょっと想定外だったかも」「ま、でも……私達もじっとしてる場合じゃなさそうだね」
ランドレアム: 「流石に今から寝るのは早くねえッスかね」ぐでーっ
サスツルギ: 「……私としても皆さんの目標を伺うことができ、ヨカッタです。が、シルヴァリィタクト=サンの言う通り、早速捜査に向かいましょう。お二人はいつまで寝ているつもりですか。」
ランドレアム: 「そうッスよ!」起き上がる。じっとしている場合ではないのだは確かだ。
NM: 緊張感に睡眠を取りたくなったであろうが…そうは問屋が卸しません!
ゲイラヴォル:ちょ、母ちゃん勘弁して、あんなのに晒されたらもう体が動かないよ」
サスツルギ: 「誰が貴女の母ですか!」
ゲイラヴォル: まだ勤務時間中だっちゅうのに!

モリタ記者が帰ったところ、君たちのIRC端末に一通の連絡が。
「アタバキ通り商店街、ビデオ・ショップの脇から路地裏…今すぐ来て」

ランドレアム: 「……オレもッス。正直、こういうの腹割って話した事って、あんまなかったッスよね……母ちゃん!?」
ゲイラヴォル: 「だってあのモリタ=サン……え、連絡?」
シルヴィ: 「私は大した事言ってないけどね」くるっと回ってタクトを手に取る。「チップ業者を探しに…ン」
ゲイラヴォル: IRC返信!『ヤモト=サン、何か見つけた!?』
サスツルギ: 「ヤモト=サンから?何かわかったのでしょうか?」

メッセージだけだ。続きは送られてこない。
とにかく手が離せない状況なのは確かだろう。

ランドレアム: 「……行くッスよ」今すぐ、ということは相当切羽詰まっている可能性もある。
ゲイラヴォル: 「……返ってこない。ASAP重点みたいだね」よっこらせ、と体を起こして外へ。
ゲイラヴォル: 「バイクまた借りるかな」
サスツルギ: 「何かトラブルに巻き込まれたということでなければ良いのですが……」モリタから誘拐の話を聞いたばかりだ。警戒はした方が良いだろう。
シルヴィ: 「道標から飛び込んできてくれるなら重畳よ」制服を脱ぎ捨てると気が付けばその下にはいつもの動きやすい服だ。「行きましょ、ヤモッちゃんも心配だしね」
サスツルギ: 「そうですね。急いで向かいましょう。」下に着てたのか……という感想は口に出さず頷く。

◆◆◆

画像6

ここはネオサイタマ、アタバキ・ブシド・ハイスクール近くの繁華街。学生たちが行き交うストリートも一歩路地裏に入れば、治安の悪さもウナギ・ライジングである。バリキドリンクや違法薬物の空き瓶が散乱する通りを行くハイスクールの制服を着た男子学生二人と女子学生…おおかたヨタモノ学生のほとんど違法行為が行われようとしているのだろう。 袋小路にたどりついたところで、ヨタモノ学生が話しかける。「俺たちとLAN直結しようぜぇ?」「い、嫌です…」女子学生は後ずさるも、後ろにいたヨタモノ学生がそれを許さない。逃げ場はない。もしこの場にミヤモト・マサシがいれば「前門のタイガー、後門のバッファロー」の句を詠んだことであろう。 「いいじゃんかよ、減るもんじゃないんだし」「ヤメテ…!」コワイ!ヨタモノ学生の手には、オブシディアンブラックに光る、黒灰色のウキヨエが描かれたチップ。おお、ブッダ…彼らはマグロめいたマラソンを行おうとしているのか!なんたる退廃的で悪辣な行為であろうか。おお、ナムアミダブツ、ナムアミダブツ…!
しかし、数秒後に立っていたのは一人…女子学生のみであった。ヨタモノ学生はチップ使用時の副作用でニューロンをまな板にあげられたマグロめいて焼かれ、ソクシしたのだ。 「あは…アハハ…」女子学生は彼らの首筋のLAN端子に差し込まれたチップを抜き取ると、それを懐にしまった。 女子学生はIRC端末を取り出し、連絡をとろうとする。その目はかなり虚ろだ。 「○○○=サン 久しぶりに会いましょう?そうだ、あのカラオケ・ショップも営業再開したし…オリガミ部の皆も呼んで!○○○に集合ね」 「アァ…あは…はやく…来ないかなぁ…○○○=サン」

◆◆◆

 69課一行はヤモトからの連絡を受け、アタバキ地区の繁華街に到着した。 表通りはハイスクール生やセンセイなどが行き交っており、
人通りがかなり多い。
表通りの角にはビデオ・ショップやIRC端末のショップ、
サイバネ重点の店などが並んでいる。


7話前半

 
サスツルギ: 「ヤモト=サンはこの辺りにいるとのことでしたが…」スーツ姿のサスツルギは不審なものはないか、油断なく周囲を見回す。
シルヴィ: 「……表通りで何かが起こったわけじゃないみたいだね」いつもの動きやすいパーカー姿のシルヴァリィタクトはアカシの瞳で周囲を見渡す
ランドレアム: 「急いで探さねえとッスね」ランドレアムはテックコートに身を包んでいる。
サスツルギ: 「えぇ、何かが起きる前に見つけましょう。」妙な胸騒ぎがする
ゲイラヴォル: 「位置座標はどこだっけ」ゲイラヴォルは防弾ジャケットを覆い隠すような厚手のコートを身に纏う。
NM: さきほどのメッセージの内容は「アタバキ通り商店街、ビデオ・ショップの脇から路地裏…今すぐ来て」
シルヴィ: 「連絡があったのは……ここの裏通り」
ゲイラヴォル: 「急いで向かうべきだね」裏通りを覗き込む。奥からのヤモトの気配を探らんと精神を集中させる…

 サスツルギ: NMさん、このあたりにはビデオ・ショップは沢山ありますか?
NM: いいえ! 「表通り」の「り」の角のとこだけです
ゲイラヴォル: (真っ先にヤモっちゃんのところに行けるかな)
NM: ビデオ・ショップにはとくに変なところはなさそうです。真っ先に向かってもOKだ
サスツルギ: 別行動は取れますか?
NM: できますよ 次のシーンに移行する時はみんなで移行するので戻ってこれないですねー

シルヴィ: 「ネットワーク見てるから先行お願い」
サスツルギ: 「ここからは個別行動といきましょう。随時情報共有を怠らないように。」数多に分かれる細い路地を前にサスツルギは目を細める。
ゲイラヴォル: 「Copy。位置座標を目指す。ヤモト=サンと合流したら合図を送る」
ランドレアム: 「了解ッスよ」

そしてニンジャたちは路地裏を駆ける!
ヤモトからの連絡は、路地裏に入り、左折、行き止まりをそのまま直進だ!

 ゲイラヴォル: 路地裏の中でブーツの音のみが響く…!
NM: 行き止まりである。そこには女子高生が二人…
ゲイラヴォル: 「…ヤモト=サン!?」

「ああっ、ヤモト=サン!」「アサリ=サン!?」再会…ひとめみた瞬間、アサリと呼ばれた女子学生はヤモトに抱きついた。「ああ…ウレシイ…今日という日をどれだけ…」「うん、アタイも」 抱きついたまま、アサリは頭の方に手を回す。ヤモトの首筋後ろをあやしくさすり、LAN端子をさぐる…ヤモトはその手つきの不審さに気づく。「アイエッ…どうしたの、アサリ=サン…おかしいよ!おかしいって!」 ワン・インチ、わずかのみの距離を離し、ヤモトはアサリの瞳を見る。あきらかに異常だ。薬物の中毒症状、あるいは電子的な…IRC端末ニンジャブラインドタッチでみんなには連絡済み。今は皆が来るのを待つしか。 「ああヤモト=サン…私はこんなにもあなたをお慕いしているのにどうして…?」 アサリの眼もまた、ヤモトの眼の底…桜色の眼を見て、そう言った。 「ナンデ!一万と二千年前から愛していますのに…!」

 
ヤモト: 「あっ!ゲイラヴォル=サン!!来てくれたんだ!」ヤモトはなぞの女子高生に拘束?されているように見える。
ゲイラヴォル: 「…………ヤモト=サン?」気が抜けて呆気に取られた表情で目の前の様子を見ている…
ゲイラヴォル: IRC通信!『合流。ヤク漬けの同年代の女の子に迫られてる。ナンデ?』
ヤモト: 「アサリさん!ちょっと離してよぉ!」
シルヴィ: 『えぇ…』
ランドレアム: 『……どういうことッスかね』
ゲイラヴォル: 「あー、君ら君ら」アサリを引き離しにかかる!「軽犯罪法違反。軽犯罪法違反」
サスツルギ: 『ヤク……?もしやダークチップでは…?』
ゲイラヴォル: 『可能性は高い』
アサリ:あはは…うふふ…わたしは…いっしょにならなきゃ…」女子高生が虚ろな目で語る。
ランドレアム: 『……それなら危険ッスよ!ヤモト=サンも、それにその女子高生も!』
ゲイラヴォル: アサリの首筋を観察してみる!
シルヴィ: 『電子ドラッグ的に作用してるの…?』
ゲイラヴォル: 『ヤモト=サンにLANは無い…から、多分その危険性は無いはず。問題はその女子高生だね』

おお!ナムアミダブツ!
アサリと呼ばれた女子高生の首筋には…オブシディアン色のチップが!

 
ゲイラヴォル: 「……………」顔を顰める。「こりゃ下手に抜いたもんかわからないな…」
サスツルギ: 『ダークチップだとすればその女子高生も異常な力に目覚めている危険性があります。ゲイラヴォル=サン、くれぐれもお気を付けを。』
ゲイラヴォル: 『Copy。チップ確認、オブシディアン色。鎮圧重点』アサリを取り押さえる!
ヤモト: 「ンアーッ!」ヤモトとアサリは組み合ったまま路上をローリングする。「どうにか、できない!?」
ゲイラヴォル: 「今皆呼んでる!」アサリをヤモトから離そうと苦心!「チップを無理矢理抜いてもいいなら、そうするけど!」
アサリ: 「…平安時代…あなたは私を置いて去ってしまった…今度は絶対…離…さない…!」女子高生がヤモトをホールドするパワーが強くなる!「ンアーッ!」
サスツルギ: おやおや?
シルヴィ: 平安時代!?
ゲイラヴォル: おやおやあ!?
ゲイラヴォル: 「………平安時代ィ??」
ヤモト: 「ああっ!ダメ!ゲイラヴォル=サン!アサリ=サンを傷つけないでどうにかしてよぉ!」ヤモトはアサリを振り払おうと、地面を転がる!ゴロゴローッ!
シルヴィ: 『出かけるって言ってた友達かなぁ…なんか巻き込まれてるみたいだけど…』

 この異常な言動…やはり首筋に挿されたチップの仕業に違いない!

 
ランドレアム: シ・ニンジャの百合友達のソウルが憑依したのか……?()
サスツルギ: ゴロゴローッ!
ランドレアム: ゴロゴロ―ッ!
ゲイラヴォル: ゴロゴローッ!
サスツルギ: シックスゲイツ、アサリマジロ
ゲイラヴォル: 最終的にキョート城へと打ち出されそうなシックスゲイツですね
サスツルギ: NMさん、実際うまくカラテとかすればアサリさんを気絶ってさせられるんですかね?
ゲイラヴォル: あるいはワザマエ?
ゲイラヴォル: 無理矢理抜いていいならそうするけど、後遺症残らない?
NM: 気絶させるならカラテorワザマエHで判定よろしく!
ゲイラヴォル: OK!
NM: 無理やり抜くとヤバいぞ!ヤモトとアサリは組み合って転がっている。うまく打ち込め!
ゲイラヴォル: だよねえ!

ゲイラヴォル:9d6>=5 = (6,3,4,3,1,3,2,5,1 :成功数:2) = 2

ゲイラヴォル: 「……」昔ネオサイタマの通説に聞いて曰く、百合の間に挟まる男は許されざる唾棄すべき存在であると。「まぁあたしは女だし関係ないよね!イヤーッ!」決断的に転がるアサリとヤモトの間に頭から体をねじ込んで引き剥がすと、アサリの頭を軽く叩く!
ヤモト: 「平安時代って何!?ナンデ!?」
アサリ: 「私は待ち続けたのにあなたはンアーッ!」女子高生気絶!
ゲイラヴォル: 「…ったく…怪我ない?」
ヤモト: 「ハァーッ…ハァーッ…助かったよ、ゲイラヴォル=サン」
ゲイラヴォル: 「案の定というかなんというか、首にチップ埋まってたね」
ヤモト: 「異常なパワーだった」ヤモトの首筋には締められそうになったあとがついていた
ゲイラヴォル: 「…ホントだ」ヤモトもまたニンジャである…が、それをして異常なパワーと評するカラテ…?
ゲイラヴォル: 「…"お友達"、モータルだよね?いわゆる…」
ヤモト: 「アサリ=サン、親友なんだけどさ。もちろんモータルのはず…」
ゲイラヴォル: 「あぁ………」親友、と聞いて一瞬目が遠くなる。
シルヴィ: 『ダークチップの効果かな、それも…』
ヤモト: 「でもアサリ=サンを狙うなんて、ブラックマンバ=サンかソウカイヤの仕業に違いないよ。堪忍袋が温まってきた。許せない」
サスツルギ: 『ニンジャであれば自我を保てても、モータルの場合はその線引きも曖昧になってしまうのでしょうか。』立ち止まり考え込む。
ゲイラヴォル: 「…とりあえず、コイツを無理に引き抜くのもまずいし、専門家の対処を待とう」
ヤモト: 「だね」
ゲイラヴォル: 「『被害者曰く、"平安時代から愛していた"って。なんのこっちゃ』」電子でも物理でも声を発する。
ヤモト: 「わからない…」
シルヴィ: 『k、じゃあぼちぼち向かうね』
サスツルギ: 『平安時代…?妙な妄言ですね』
ゲイラヴォル: 『一万と二千年前からの恋仲とか言ってたけど』
サスツルギ: そういえば我々って古代ニンジャ知識どれくらい持ってるんだっけ?
ヤモト: 「無理に抜き取ると電脳を傷つけそうだし、何かいい方法があればいいんだけど…きれいにデータだけ削除するとか…」
ランドレアム: 『平安時代……?難しいコトは全然わからねえっスけど、ようはめっちゃ愛してるって言いたかったンスかね……』
サスツルギ: 『仲の良い友人……の枠を些か超えているようにも思いますが…』
シルヴィ: 『なんかそんなトイ・アニメーションがあった気がする』
ゲイラヴォル: アサリ=サンの首筋のチップの模様、確認できます?
NM: OK。

ゲイラヴォルはチップを確認した。以前のイクサで爆発四散させたニンジャ、サンダーウルフが挿していたものと同じもののようだ。

ゲイラヴォル: 何か思い当たるところがあったのか、アサリの首元を確認し……表情を深刻なものに変える。『Bingo.』
ランドレアム: 『どうしたンスか?』
ゲイラヴォル: 『サンダーウルフ。覚えてるよね。やたらとジツの力が増幅されていたヤツ』
シルヴィ: 『あれと同じチップ?』
ゲイラヴォル: 『被害者の首筋に、ヤツの使用していたのと同じ黒い竜の模様のチップが刺さっている』
ゲイラヴォル: 『おそらく、同型』
サスツルギ: 『確かあれはジツの出力を上げるものだったように記憶しておりますが……』思い出されるのは不気味な呼び声
ゲイラヴォル: 『…それだけじゃないかもしれない』
シルヴィ: 『モータルにはジツは関係ないはずだもんね…』
ランドレアム: 『……どういうことッスかね……』
ゲイラヴォル: 『…チップ一つで、誰でもニンジャになれるとしたら?カトゥーンにでてくるような御伽噺の化け物を、LANを埋め込んでチップを差すだけで、大量生産できるとしたら?』
ヤモト: 「…!」
サスツルギ:モータルにしては異様な力、そして"平安時代"の単語……ゲイラヴォル=サンの仮説も強ち間違ってはいないのかもしれません。』
シルヴィ: 『そんな大量生産できるチップだと思いたくないけどね……これが出まわったらヤバいよ』
ゲイラヴォル: さっきからヤモト=サンがIRC通信に混ざっているのが気になるが、普通に端末で確認しているのだな
サスツルギ: そうだと思ってる
NM: チャット画面見たりしてます。
サスツルギ: 『いずれにせよ、これ以上無辜の市民へ被害を出すなど到底許せる所業ではありません。こちらも捜査を続けましょう。』
ゲイラヴォル: 『よろしく。シルヴィ=サン、早くきてもらえると助かる。被害者の容体も気になるし』
ランドレアム: 『そうッスね』
シルヴィ: 『りょーかい』
サスツルギ: 『ゲイラヴォル=サン、きちんと拘束はしておいてください。目が覚めた際に暴れられては困りますので。』
ゲイラヴォル: 『おおっと』腕ひしぎ固め体制でスタンバろう
ヤモト: 「あんまり強くしめないであげて…?」
サスツルギ: 手錠とかを考えていたんだがなwまさか肉体的に行くとは…w
ゲイラヴォル: コイツ持ってなさそうだからなあ…
シルヴィ: 筋肉の力だ
ランドレアム:
サスツルギ: 第三者に見られたら誤解されそうw
ゲイラヴォル: 力を抜いたまま体制だけ整えておいて暴れ始めたら少しずつ力を入れるぞ!
NM: アイエエエ…コワイよぉ
ゲイラヴォル: なお、非常時故の咄嗟の判断故に猥褻思考は一切ない

◆◆◆

路地裏特有の違法と合法スレスレのショップがいくつか出店されている。
あなたはその一つに目をつけた。 あれは…!

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店主:「ラッシャセー!今日もいいの入ってるよ!サラリマンかい?一本いっとく?」
サスツルギ: 「ドーモ。」一部の隙もない営業スマイルで答える「本日のオススメはどちらでしょう?」
店主: 「特にこれ見てよ!すごくキクぜ!」黒いマグロ柄チップを見せる。「いまなら特別にオマケして【万札:1】だよ!」店主の裏にはダンボール箱がたくさん積まれている。
サスツルギ: 「フム、それは実際お安い。これらはどちらから仕入れていらっしゃるのですか?さぞ大変だったことでしょう。」笑顔を崩さぬまま、その視線は店先にズラリと並ぶ黒いチップを冷たく見下ろしている。
店主: 「ええ…いい仕入れ先がありましてね…ですがこれは企業秘密。使ってからのオタノシミですよ」
サスツルギ: 「良い仕入れ先?気になりますね。ああ、これでは気になりすぎて満足に買い物もできやしません。」
店主: 「オニイサンLAN端子ついてるでしょ?さあどうぞ?」ぐいぐいチップを近づける
サスツルギ: 「オットット、無理やりは困ります。」控え目な断り文句。
サスツルギ: 『ダークチップ販売露店を発見しました。』店主との会話をのらりくらりと躱しつつ全員へ連絡
ゲイラヴォル: 『上出来!…………え、思った以上に広がり始めている…!』
サスツルギ: 『今までの押収品の山が二束三文で売られています。実際拡散がハヤイすぎる。』
シルヴィ: 『うわ』位置データからカメラをハックして状況を見る。あの段ボール全てにチップが…?
ゲイラヴォル: 『店主を店ごとなんとかして取り押さえて、出どころを吐かせなきゃダメだ!』
ランドレアム: 『マジかよ……そんな速度で売られちゃこっちも押収が追い付かないッスよ……』
ランドレアム: 『そうッスね。根元をぶっ潰さないと』
サスツルギ: 『ではこちらの店のものは押収いたしますので、皆さんは今の内に別の調査をオネガイシマス。』
シルヴィ: 『了解』

#MORITA:先程同僚の記者から連絡のあったダークチップ販売店をに着いた。ダンボール箱が山積みになっている。市内の他の場所でも売られているはずだ。気をつけろ。

モリタからきみたちにIRCだ。

 
サスツルギ: NMさん、店主は一人?仲間はいなさそう?
NM: 店主は一人です。仲間は近くにはいないようです。
サスツルギ: 『ドーモ、モリタ=サン、リヨト・タルヒです。こちらも丁度同様の販売店を見つけたところです。』
ゲイラヴォル: 『ドーモ。こちらモリモト。もはやココだけではない…ってことだね』
シルヴィ: (一気に拡散させてきた…製造ラインが整ったのか、あるいは…?)
サスツルギ: 『互いに気を付けて捜査を進めましょう。』

#MORITA:そうだ、5、6箇所はすでに発見し壊滅したが…まだまだありそうだ。
#MORITA:YCNANの力を持ってすればショージ戸だとでも誇示するかのような…ヌゥーッ!

とにかくすごい勢いでチップが売られているらしい!

サスツルギ: (((この短時間で5、6箇所…!?)))内心そのハヤサに舌を巻く
ゲイラヴォル: (ただモンじゃないと思っていたけどまさかこうまでの速さでここまで!?)
サスツルギ: わかりやすいな>とにかくすごい勢いで
サスツルギ: 店主を取り押さえる場合の判定はどんな感じで?
NM: 店主はふつーのモータルなので判定不要です!
サスツルギ: 交渉(物理)になってしまったなぁ……仕方ないね!
NM: ブッダエイメン!
ランドレアム: アイエエエエ!
サスツルギ: 今まで笑顔で話していたサスツルギは、グイグイと押し付けてくる店主の腕を取り、恐るべきハヤサで背後に回るとそのまま関節を決める。
店主: 「グワーッ!!」店主は動けない!
サスツルギ:ドーモ、NSPD69課です。違法販売の容疑で現行犯逮捕いたします。」氷の如く冷たい声と、カチャリという手錠の冷たい音が響く
店主: 「ま…マッポだと!?ナンデ!」うなだれる
サスツルギ: 「ナンデかは貴方の胸にでも訊けばよいでしょう。それで、この商品の仕入れ先はどちらですか?」
店主: 「…グワーッ!お、教えぬ!」店主の視線が一瞬後ろの端末を向き、すぐに向き直った。
サスツルギ: 「ほう?あの端末に情報が?」視線の先を認識することなど、ニンジャであればたやすいことだ
店主: 「ヌゥーッ!?」

端末には「注文システム」と表示されている。
「即納」「当日宅配」「二時間待たせない」といった文言が画面に踊る。

ゲイラヴォル: まず注文してみようぜ!
サスツルギ:
ゲイラヴォル: 来た順にインタビューをすればよいのだ

サスツルギ: 「そしてあまり情報の出し惜しみはしない方がよろしいかと。余罪を重ねることは賢明とは言えませんよ。」動けぬよう手錠でしっかりと拘束し、床へと丁寧に転がした上でIRCの情報を確認し始める
サスツルギ: 『店内にて注文システムと思われる端末を発見いたしました。』
シルヴィ: 『大胆なシステムね』

ゲイラヴォル: 『どんな対策を取られているか分からないな…取扱は慎重にしないと』
店主: 「や、ヤメロー!ヤメロー!注文するな!」
サスツルギ: 「フム、注文するとどうなるのですか?」
店主: 「注文するとだな…ハイテック・システムによりすぐに荷物がここに届く!
サスツルギ: 「それは貴方にとってはいいことでは?」

サスツルギ: シルヴィのハックでなんかわかったりしないかな?ついでに店主逮捕用のマッポも呼んでおきたいです
NM: はーい!ハッキングするならまたあとの手番でよろしゃ
サスツルギ: おk 端末って持ち歩けます?
NM: 端末はデスクトップ・サイズなので持ち歩くには手間です。

店主: 「もう売れなくなったから…口座から金が引き落とされる!払い損だろうがッコラー!」
サスツルギ: 「……。」呆れたような目で転がる店主を見下ろす。
NM: かわいそうな店主…マッポによって無限に口座からマネーを抜かれるのね…
サスツルギ: 「……ワカリマシタ。ではあとは署でゆっくりと話していただくことにしましょう。」店主を見張りマッポの到着を待ちつつ、ターンエンド!

彼はそのうち署に送られるだろう。

 ◆◆◆

あなたは路地裏…行き止まりにたどり着いた。袋小路には二人のヤクザ。

ランドレアム: 「ン……」
ヤクザ: 「なんだテメッコラー!ここがジゴクセプク・ヤクザクランのシマと知っての狼藉か?アアン?」
ヤクザ: 「セプクしてえならさせてやるぜぇ?」
ランドレアム: 「この袋小路の行き止まりがシマなんスか?随分と小さいシマっスね」ランドレアムはヤクザ二人を見渡す
ヤクザ:ここだけじゃねえに決まってんだろ!ザッケンナコラー!
ヤクザ: 「…ン!?」ヤクザはランドレアムの顔を見る。
ランドレアム: 「……アンタらは……ン?」

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ヤクザ: 「テメェは…!まさか生きていたとはな」
ランドレアム: 「オレの顔に何か……え?」ランドレアムはポカンとする。
ヤクザ: 「……」(そんなはずはない。あいつは確かにあの抗争の時ブッ殺したはずだ)ヤクザの額に脂汗が走る。もしやジゴクからの使者なのか。
ランドレアム: 「……」ランドレアムは脳裏から何かがグツグツと湧き出てくるような感覚が走る。
ランドレアム: 「アンタ、名前は」
ヤクザ: 「俺ァ、メジカだ…」
ランドレアム: 「メジカ……メジカ……」ランドレアムは片手で頭を抑えるようにして、考え込む。そしてふと、片手を離して口を開いた。「オレは、タケシだ」
ヤクザ: 「あのヤクザクランの奴ら、自動車爆弾で全員殺したはずだが……そうだ、思い出したぜ」 「確かドンパチやってる間に逃げ出したやつが居たのをな!
ランドレアム: 「……」ランドレアムの眼が大きく見開かれる……!そうだ、自身のヤクザクランはそうして崩壊した……記憶の金庫に固く閉じ込めておいた記憶が、偶然の邂逅によって無理やりこじ開けられ、取り出された。
ヤクザ: 「ハッハァ…てめえ、恥ずかしくは思わなかったのかよォ…仲間を捨てて、クランの名誉も捨てた!
ランドレアム:黙れ……」ランドレアムは震える。
ヤクザ: 「黙れだとぉ?」
ランドレアム: 「……」ランドレアムの眼が徐々に閉じていく……。「……」そしてメジカを見つめた。震いが止まらない。今ならすぐに殺せる。なのに震えが止まらない。
ヤクザ: 「そんなに黙らせたいなら、全員ここでネンブツを読み上げてやろうかァ…?」
ランドレアム: 「黙れ、黙れ、黙れ……!」痛みが湧き出る。痛みが走る。この痛みを止める方法は……
ヤクザ: 「オヤブンの○○○、グレーターヤクザの○○○…若頭の…○○○…レッサーヤクザの○○○…」
ランドレアム: 「……ッッ!」ランドレアムの脳裏に複数の人物がよぎった。それは全て自身が所属していた……そして目の前の男によって崩壊させられた構成員達。「ファック!!」ランドレアムは咄嗟にホルスターからデッカーガン”イヌイMk-1”を抜き、メジカの輪郭の外を沿うように銃弾を連射した!BBBBBBBLAMN!

メジカの脇を通り抜ける銃弾。痛みはない。

ヤクザ: 「へっ…照準が逃げ腰だぜタケシィ…!」
ランドレアム: 「……」カチッカチッ。弾切れだ。
ヤクザ: 「せっかくだ…テメェも同じ方法でジゴクに行けや」メジカは指を鳴らす。
ランドレアム: 「……」ランドレアムは”イヌイMk-1”を取り落とす。ただそれを見つめていた。

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ギュルギュルギュルギュル!メジカの後ろ、
壁に偽装されたシャッターから高速で自動車が向かってくる!

ヤクザ: 「死ね!タケシ=サン!クランの名誉を汚したまま…死ねーッ!!」
ランドレアム: 「……」ゆっくりと振り向く。その時のランドレアムはもはやランドレアムというニンジャでなく、ただのタケシであった。今まで取り繕っていた”ランドレアムという新人デッカーニンジャ”から、”か弱いタケシ”へと戻ってしまったのである。

すでに車はタケシのワン・インチ距離!

ランドレアム: 「……」

タケシの視界が泥めいて鈍化した。 死に際に陥った人々は鈍化した主観時間の中で過去を追憶し、現世に別れを告げるという。すなわちソーマト・リコールである。タケシの記憶が、蘇っていく。記憶の金庫から次々と記憶が取り出されていく……だが、タケシはその記憶の一つからある記憶を見た。 ……守るべき仲間にして共に戦う少女、ヤモト。NSPD69課の面々、ゲイラヴォル、サスツルギ、シルヴァリィタクト。そして上司たるホタカ……。周囲の記憶はとても悲惨なものだ。インタビューされ、インタビューされ、インタビューされ、そしてヤクザにされる。負傷の日々、逃走の日々……だがNSPD69課と共に歩んだ記憶が、その記憶の輝きが、彼を呼び覚ました。彼はこの瞬間を悔恨に費やしはしなかった。

ランドレアム: 「イヤーッ!」タケシは恐るべき脚力によってその場から跳躍する!

自動車が足元を通過する。その間隔はわずかに数センチ。
通り過ぎた車はタケシ…否、ランドレアムの後方で爆発四散した。

 
ヤクザ: 「な…」ヤクザは目を見開く。間違いなく殺った…はずなのに!
ランドレアム: 「オレはランドレアムだ!」
ヤクザ: 「アイエ…!」
ランドレアム: 「ネオサイタマ市警、69課所属!」ランドレアムはもう一丁のデッカーガンをホルスターから抜き、メジカに狙いを定めた。
ヤクザ: 「なんだか知らねえが…同じなんだよタケシ!」メジカもまた、チャカを抜く
ヤクザ: 「今度こそ…死ね!ランドレアム=サン!死ねーッ!BLAMN!

 袋小路に風が吹いた。ネオン看板がバチバチと鳴り……銃声が響いた。 BLAMN!表通りの喧騒は無音。2つの銃声のみが、世界に響き渡った。 カランカラン……LAN直結型のハンドガンから薬きょうが零れ落ちる。
メジカの心臓に開く一つの穴。
ランドレアムのテックコートの右肩部にもまた一つの小さな穴。

 「……」

その場に残されたのは「弱虫のタケシ」…いや、その名前はもう必要ない。
 君は…

ランドレアム: 「オレは、ランドレアム(夢に走る)だ」ランドレアムはイヌイMk-1をガンスピンさせ、ホルスターに納めた。

ひとつの決着…そして、世界は音に包まれた。
時が再び動き出したかのように。

 ◆◆◆

シルヴィ: (…状況の進行がハヤイ。向こうが仕掛けてきた理由は…?)路地裏を銀色の風になって駆ける。ヤモトの友人も、ダークチップの店のシステムも見なくては…
シルヴィ: 「…あれ?」ふと足を止める。ランダムトレジャーの所だ

道端…雑多なものが置かれている。
シルヴァリィタクトはその中の一点に目をやった。
④ランダムトレジャー
1~3:ビデオテープ・フロッピー(消耗品、精神力を+1D6回復する。)
4~5:ZBRアドレナリン2個 
6:金塊(万札20)

 
NM: D6オネガイシマス!

シルヴィ::1d6 = (5) = 5

NM: ZBR2個です!
サスツルギ: 便利!
ランドレアム: 便利!

そこには…未開封のZBRアドレナリンが二本。
激しくなるイクサ、確保しておいても良いだろう…

 シルヴィ: 「……未開封で打ち捨てられてるとは珍しいわね」これもダークチップ蔓延の副作用であろうか。考えすぎかもしれないが。「折角だし確保していきましょ」
NM: 路地裏のジャンキーですら、ZBRをやめたとでもいうのか…?

 ◆◆◆

ひととおりの調査を行った4人とヤモトは集結し、
さしあたっての課題2つの解消に向けて動こうとしていた。
ダークチップ・ショップの端末、それにヤモトの友人、アサリ。

サスツルギ: 『シルヴァリィタクト=サン、端末の調査についてご協力をオネガイできますでしょうか。』IRCが飛ぶ。
シルヴィ: 『OK。…とりあえずアサリ=サンとやらを連れてゲイラヴォル=サンとヤモト=サンもショップの方に合流かな?』
ヤモト: 「分かった。連れてくよ」物理タイプ
ランドレアム: 『頼んだッスよ』
ゲイラヴォル: 『やたら大きな爆発音したけど、大丈夫!?』
NM: 車が、炎上している。
ランドレアム: 『アア……こっちは、大丈夫ッスよ。心配ねえッス。野良ヤクザとひと悶着あったンスよ』
サスツルギ: 『……まぁ、ランドレアム=サンがご無事ならそれでよいことにしましょう。』深い追求は避ける。いずれ言いたくなった時に聞けば良い。
シルヴィ: というわけでショップに到着。
ランドレアム: こちらもショップに到着。右肩に穴が一つ空いている。
NM: 痛そうだ…
ゲイラヴォル: アサリ=サンを背負いながらヤモッチャン引き連れて合流だ
サスツルギ: 「ハァ……また何か無茶をしましたね。」深い深い溜息。
ゲイラヴォル: 「撃たれてんじゃん!見せて」
シルヴィ: 「無事に済んだなら何より。…にしても、この量…」段ボールを開けると…ダークチップの山だ。

山のように…末端価格にして数千万はくだらない!

ランドレアム: 「まあそんなトコッスね」肩をすくめる。「え?良いッスよ」
ゲイラヴォル: 中に埋まっているだろうか…貫通しているだろうか…
ランドレアム: 埋まってると思われる
ランドレアム: 「……こりゃア……」
ゲイラヴォル: 手際良く取り出すぜ
サスツルギ: 「これが一つあたり万札2で叩き売りです。全く、嘆かわしい。」
ランドレアム: 首だけ動かし、そっちを見る。
ランドレアム: 「オッ……ドーモッス、ゲイラヴォル=サン」
ゲイラヴォル: 「痛いだろうけどじっとしてて……とんでもないとこまで埋まってるね。何やったの」
シルヴィ: 「冗談じゃないなぁ…」粗悪品だったりとか使い捨てだったりとかはしないのかな
ランドレアム: 「ヤクザに絡まれたんスよ……イテッ。そしたらそいつが顔見知りで……」
NM: いえ、きちんと「使えそう」なチップです。多少の出血があろうとも大サービスすることの方に価値があるのでしょう。とはいえさきほどのヨタモノ学生のように死ぬときは死にます。
ランドレアム: 「……まあ、何か撃ち合いしてやられたってトコッスね」
サスツルギ:ここまで拡散させてまで何を狙っているのか、見極めねばなりません。」ちらりとランドレアムとゲイラヴォルを一瞥し、今度は視線を端末へと向ける。
ゲイラヴォル: そうこうしているうちに弾丸も摘出完了。
シルヴィ: 「……チップは大量生産用に性能を下げてたりとかはしない。これまで押収したのと同じ…副作用コミとはいえここまでの性能を引き出すのにフツーもっとコストかかるわよ」
サスツルギ: 「そしてアレが端末です。注文システムになっているようですが。」
ゲイラヴォル: 今度はガーゼと包帯を取り出すや否や、やたらと手際良くランドレアムの右肩に包帯を巻き始める。
シルヴィ: 電子ウィップを物理ウィップにコーディングするのに20万もかかったのだ。1/10でやられては話にならない。
ヤモト: 「…即納?二時間で届く?」ヤモトは画面を眺める。
ランドレアム: 「ホント感謝ッスよゲイラヴォル=サン……あんま手当とかしかたことなかったスから……」ダークチップについては三人がやってくれるだろう。ランドレアムはふぅと息を吐く。
ヤモト: 「…っ」端末をたたきつぶしたい気持ちをぐっとこらえる
ゲイラヴォル: 「スピードも気になるけど、なんでああまで………手当はこんなもんか」
サスツルギ: 「ええ、如何にもアヤシイ。ですが、店主の様子から考えると恐らく本当にその程度のハヤサで届くのでしょう。」
シルヴィ: 「頼んだら来るのかな」
ゲイラヴォル: 見ればよくわかる。明らかに戦場慣れした包帯の巻き方だ。
ゲイラヴォル: 「頼んでみる?」
サスツルギ: 「このハヤサにはニンジャが絡んでいるという可能性があります。」
シルヴィ:”誰”が運んでくるかは気になるわね」
ランドレアム: 「……」その手際の良さに、ランドレアムは何かを感じ取った……だが、今はダークチップが先だ。
シルヴィ: ちなみに監視されてる気配とかはあります?
サスツルギ: 「呼ぶのは構いませんが、十分な警戒が必要でしょう」
ゲイラヴォル: 「こっちで偽装工作してさ。囮捜査みたいなもんだ」
NM: 監視はなさそうです。
ランドレアム: 「それが良さそうッスね。サスツルギ=サンの言う通り警戒が必要ッスけど……」
シルヴィ: 「ウン…でも、その前にアサリ=サンをどうにかしておきたいかな」
ヤモト: 「うん……何かいい方法ありそう?シルヴィ=サン」
サスツルギ: 「ああ、そうでした。シルヴァリィタクト=サンには端末も調べていただきたいところです。情報を得られるかもしれません。」
シルヴィ: 「チップをイジェクトする命令があれば…」それぞれにハッキング判定かな?
ゲイラヴォル: 「仕事を多重に頼むハメになって悪いけど、患者もお願い」
NM: 強制イジェクト指令を送るならハッキングUH2でオネガイシマス!
サスツルギ: 普段なら恐ろしいけど、それでもシルヴィなら…!…或いは先に端末調べたら何か情報出てこないかな?流石に注文システムじゃそこまでの情報はないか
シルヴィ: 端末調査の難易度は?
NM: 端末はUHです 注文システムなので
シルヴィ: 先に端末やっちゃおうか
シルヴィ: 「…ン、どっちもガード硬くなってるわね。でも、その方が燃えてくるわ

シルヴィ:26d6=6 = (1,5,1,2,3,2,1,6,2,5,3,5,2,6,4,5,5,6,6,1,4,4,1,5,1,1 :成功数:4) = 4

NM: 圧倒的じゃないか!では…

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注文システムをハッキングした結果、このシステムは匿名化中継サーバーを通じて暗黒組織につながっていることが分かった。
サーバーにはいくつか他の注文端末が接続されている。10個程度…そのうち6個には「使用不能な」の表示が。

 やはり他にも店舗が存在するようだ。それらの存在場所も明らかになる。

 
シルヴィ: 「VPNは当然か…あとは、他の店も…何個かはイチロー=サンがつぶしたのかな」
サスツルギ: 「おそらくは。」隣で情報を見ている
シルヴィ: とりあえず他店舗の情報を共有。根本の情報は全然なさそうかな
NM: 根元には辿り着けそうにないようだ。やはり「彼女」に追いつくには、物理的な手段の助けが必要だ…
シルヴィ: 「…うん、この端末はこれぐらいかな」
シルヴィ: 「あとは…」アサリを見る。なんとかするしかないだろう。
ヤモト: 「なんとか…お願い!アサリ=サンを…助けて!」
シルヴィ: 「……勿論。大船に乗ったつもりでいてよね」するりと首筋から細いコードを取り出す。チップそのものに干渉するのは悪手、ならば強制排出させるしかない。
シルヴィ: 「じゃあ、行ってくるわ」コードをアサリのLANの空スロットに…直結!

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シルヴィ:26d6=6 = (6,4,5,4,3,4,4,2,3,2,2,1,6,6,1,2,4,5,6,5,3,6,2,5,2,1 :成功数:5) = 5
ガコン!プシュー!強制排除に成功!ゴウランガ…おお、ゴウランガ!

ランドレアム: 出目が凄まじい!
ゲイラヴォル: さっき以上の成功数!
サスツルギ: やったぜ!

ヤモト: 「ヤッター!アサリ=サン、しっかりして!」
シルヴィ: 000100010101110「フゥ」
ゲイラヴォル: 排出されたと同時に、彼女もふう、と一息つく。
サスツルギ: 「オツカレサマでした。オミゴトです。」
アサリ: 「……」アサリの意識はない。だがバイタルは安定、それにもうおかしな行動を起こす、そんな兆候も見られない。
サスツルギ: 「意識が戻れば彼女からも話を伺いたいところではありますが……」
シルヴィ: 「ま、当然ね」不敵に微笑む。右眼は銀色に煌々と輝いていた。
ランドレアム: 「ナイスッス、シルヴィ=サン」

シルヴァリィタクトがアサリのUNIXにログインした時にはニンジャソウルの痕跡が…
しかし、強制リジェクトの後にはその痕跡はさっぱり消えていた。
チップにニンジャソウルの力が込められているのか、
あるいはチップが冥界の扉を開いているのか。

シルヴィ: 「やっぱり…ソウルっぽい何かを無理やり入れてニンジャっぽくしてるみたい」
ゲイラヴォル: 「案の定というか…そうなんだね」
サスツルギ: 「なんたる……」
シルヴィ: 「どこまで真価が発揮できてたかは分からないけど」
ゲイラヴォル: 「というにしろ、ただのチップに一体ナンデそこまでの力が…」
ヤモト: 「ヒトをニンジャに…ッ」
ランドレアム: 「……何であれ、絶対に根元をぶっ潰さねえっとッスね」
サスツルギ: 「その通りです。これはもはやネオサイタマだけの問題ではありません。」視線の先には先ほどの注文端末の位置情報。 「こちらから、仕掛けるべきではないかと考えます。いつまでも後手に回ればどこまでこのチップが広まるかわかりません。」
シルヴィ: 「だね」
ゲイラヴォル: ゲイラヴォルは黙ってテッコを作動させる!

ヨヨギ、メジロ、タバタ、ギンザ…
そしてまた一箇所の端末に「使用不能な」の文字が灯った。

サスツルギ: フジキ……モリタさんは他の店舗情報は分かってるのかな?
NM: モリタ側もハッキング判定をして情報を得たのだと考えてよいでしょう
ゲイラヴォル: 「…でもこうまでモリタ=サンの行動速度が速いと、逆に警戒されんじゃないだろか」
サスツルギ: というかこのままだとカチコミでかち合うんじゃねぇか疑惑が
ゲイラヴォル: そりゃそうだ!
サスツルギ: 実際邪魔するのは本意ではないしなぁ
ランドレアム: カチコミでかちあう……
ヤモト: 「せっかくだし注文してみようよ」
サスツルギ: 「ヤモト=サン…?」若干驚いた表情を浮かべる
シルヴィ: ここに注文して出てきたやつを襲うってのがとりあえずだな
サスツルギ: まぁそちらの方がよさそうか
シルヴィ: 「とりあえずこっちの位置はイチロー=サンに教えておきましょ、待ち伏せ中に突撃されても困るし」
ゲイラヴォル: 「考えてることは同じみたいだね」ヤモトに目線で合図!
ヤモト: 「こっちから打てる手はこれくらい、だしね」
シルヴィ: 「私もヤモト=サンに賛成、届けに来た奴をしっかりインタビューしましょ」
サスツルギ: 「フム、確かに……。どのような力かはわかりませんが、モリタ=サンは驚異的なハヤサで店舗を潰している様子。あちらはお任せして私たちは別方面から、ということですね。ワカリマシタ。良いでしょう。」
サスツルギ: モリタへ簡単な状況と位置情報を送付しておく
シルヴィ: 「それじゃ、ぽちっとな…」

#MORITA:了解した。こちらも店は潰せてはいるが奴らの工場はまだ掴めていない。見つけたら共有してくれ

◆◆◆

 注文してしばらく後…表通りに大型トラックが到着した。
 運転手が降りてきて、ダンボール箱をもってこちらに向かってくる。

 
ヤモト: 「…来たよ!」物陰に隠れたヤモトが見張っている。
シルヴィ: (ホントに素早く来たなぁ)
ランドレアム: 『ハヤイッスね』
ゲイラヴォル: 「…………!」
サスツルギ: 誰か対応する?  店主の顔知られてると厄介だけども
ゲイラヴォル: 誰が売人っぽいだろう
サスツルギ: ボッチャン、行くか……(!?)

「くそっ…なんてブラック・キギョだ…大体二時間で届けろなんて、馬鹿げてるぜ。まあ間に合ったんだが…」
「おっと、ここだな。おーい、おるかー?」運転手は店の方に声をかける。

サスツルギ: 行くね…… あ、他の人で誰か行きたいなら譲るよ
ランドレアム: OK!
シルヴィ: 任せたぜ
ゲイラヴォル: 任せる!
シルヴィ: トラックの中には誰か残ってる?
NM: 誰も居ない…ここに来たのは運転手しかいないようです。
シルヴィ: OK

サスツルギ: 「ああ、ドーモ、オツカレサマです。」にこやかにサスツルギが運転手の元へ
運転手: 「おお、ブツだ。ここにハンコ頼むぜ」ダンボールに貼られた納品票にサインを促す
サスツルギ: 店内に店主の署名は見えたりしますか?過去の領収書とか、契約書とかそういうもの
NM: ではそういうものから筆跡を再現できそうです。
サスツルギ: では偽造します
サスツルギ: 「アリガトゴザイマス。料金はいつもの口座から支払っておきました。」筆跡を模倣することなどチャメシ・インシデント。偽造は心が痛まないわけではないが、今は致し方あるまい。
運転手: 「ドーモアリガトウ」運転手は箱をおいて、踵を返した
サスツルギ: 「もう次のお仕事ですか?儲かってますね」声をかける
運転手: 話しながら走り出す。「ああ仕事だ…だが儲かってるわけねえだろうが。こちとらただの傭車なんだからよ。悪いが世間話は勘弁してくれ!」トラックの方へ向かう
ゲイラヴォル: トラックにこっそり飛び乗るのもテか
サスツルギ: ここで殴るか、トラックにこっそり飛び乗るか
シルヴィ: 囲む?あぁ、集積地を知るならそれもアリか
サスツルギ: まぁトラックに行先情報ありそうなんだよね ハックで抜けそうというか
ゲイラヴォル: 確かに…
ランドレアム: 確かに
サスツルギ: だから個人的には殴っても殴らなくてもどっちでもよい。任せる
シルヴィ: ちなみに運転手はニンジャっぽくはなかった?
NM: 運転手はモータルのようです
サスツルギ: モータルか。ならこっそり乗っててもバレなさそうではあるか?
サスツルギ: 現状モリタさんの話を考えるに、知りたいのは工場だからトラックからたどるのはアリだとは思うんだよね
シルヴィ: ウム
ランドレアム: ですなー
ゲイラヴォル: ですね!
シルヴィ: 全員で荷台にこっそり…
サスツルギ: トラックが補給しに工場へ行ってくれれば最高っすな
ランドレアム: こっそりステルス……
NM: 乗り込むなら…イマノウチ
ゲイラヴォル: 乗り込もう!
サスツルギ: ノリコメー
ランドレアム: 米!
シルヴィ: イクゾー

運転手: 「あヤンナルネ」運転手はドアを開けトラックに乗り込んだ。出発まで時間はない!
サスツルギ: サスツルギは運転手が後ろを向いた隙に素早くトラックの荷台へ潜り込む。
ゲイラヴォル: サスツルギに続いて素早くトラックの荷台へ!手招きする!後に続け!
ランドレアム: ランドレアムもそこに続く!
ヤモト: (イヤーッ!)ヤモトも続いて飛び乗る!アサリは警察職員が69課ビルに届けておいてくれるはずだろう。
サスツルギ: そのためのマッポ召喚だからね(後付け)
NM: アッハイ、そのとおりです。
シルヴィ: すいっと荷台の中に既にいる。
サスツルギ: これが●交渉能力だ(違います)
NM: …走り出した車はハイウェイへ…
シルヴィ: (さーてどこに行くかなぁ)荷台からシステム見れます?
NM: ではハッキングHardです!

シルヴィ:26d6>=5 = (4,1,6,5,3,3,6,4,1,1,3,4,1,3,3,3,6,6,4,3,3,1,2,6,5,2 :成功数:7) = 7

NM: 余裕の成功!
シルヴィ: ダイスの暴力
サスツルギ: (ダイス)数の暴力
ゲイラヴォル: ダイスジャラジャラパワーだ!

ナビゲーションの指し示すその先には「クロダ電子工場」の位置が示されていた。
そこに行けば…!

 サスツルギ: 黒だ(確信)
ゲイラヴォル: あからさまにブラックなのである!

◆◆◆

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ハイウェイを降りるトラック。
高速出口からほどなく、工場の敷地内へ。
入口ゲートには「クロダ電子」の文字。
…トラックは止まり、エンジンが切られた。

ゲイラヴォル: IRC端末を起動させ、密かにモリタに向けて場所を発信するかな…
ヤモト: 「着いたみたいだね…」
シルヴィ: 座標はフジキドに送ろう送ろう
サスツルギ: 「ここが……」小声で呟く。その声には隠しきれない義憤の色。
シルヴィ: とりあえず荷台からスルッと抜け出せるかな
NM: では座標を送信したあなたがたはバレないように荷台から降りました。

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「安全第一」「猫のようにしなやか」「危険がない」
などのショドーが工場外壁に掲げられている。

そして正面には、
「ク ロ ダ 電 子」

と極太オスモウフォントで描かれた玄関だ。

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シルヴィ: 「思った以上に堂々と看板構えてるわねー」
ゲイラヴォル: 「…メガコーポが裏に…か」
ヤモト: 「もともとは暗黒組織と関係なかったのもしれないね…ここまで堂々としてると。」
ランドレアム: 「こんなに真っ当っぽさを出されると確かに見つけ辛いッスね……」
ゲイラヴォル: 「分からないよ。悪徳企業なんてのはどこも外面は取り繕うもんだよ。オムラしかり、ヨロシサンしかり、こう言ったのしかり」
ランドレアム: 「まあそういうモンッスよね。どこのヤツらも」
サスツルギ: 「……。」複雑な表情を浮かべている。自身の会社がそうであるとは全く思わないが、世間はそう認識しているものなのだろうか……。
ゲイラヴォル: 「いやまあ…あんたのとこの家を悪くいうつもりは無いけどさ」慌てて付け加える。 「どこだって、汚れは表に見えないもんだ」
ヤモト: 「…そんなわけないよね」タルヒの御曹司に一瞬目を向ける
シルヴィ: 「で」話を切るように声を上げる。「どうやって行く?」
サスツルギ: 「…今は事件解決に集中しましょう。」シルヴァリィタクトの流れに乗る
シルヴィ: 「多少の戦力なら強行突破でもどうにかなるかな」
ゲイラヴォル: 「ここの汚れを洗い出して明らかにするのが最優先。うん」
ランドレアム: 「……そうッスね。でも相手の本丸かもしれねえと思うとその手はなるべく使いたくねえッスね」
ヤモト: 「だよね!」前を向く。今はこの工場を何としても叩かなければ!
サスツルギ: 「今までのことを鑑みれば、騒ぎが大きくなればなるほど当事者が逃走する可能性も充分に考えられます。なるべく静かかつ迅速に制圧してしまいたいところです。」
シルヴィ: 「ウンウン」
ランドレアム: 「……そういうのニガテッスね」ランドレアムは頭をかく
ゲイラヴォル:参ったな。突撃して火力制圧ができないとなると…」金属製の右手首から先、テッコを見つめる。「こいつだけでなんとかするしか無いか」
ヤモト: 「今は一秒でも惜しい…急ごう」
ゲイラヴォル: 「オーケー」
シルヴィ:高度な柔軟性をもって臨機応変に…ってとこで」工場のネットワークを探査しながらタクトを抜く 「そうね、行きましょ」
ランドレアム: 「ハイッス!」
サスツルギ: 「了解です。」

ついにまみえた敵の拠点…クロダ電子、シナノ工場。
暗黒チップの流通網を破壊せねば。迅速、冷静、的確に、69課。

#2へつづく

支援されると転げ回って喜びます。