【今日の臨床】少し無理な態勢を取り、右腰を痛めた40代女性。

※写真は施術中のイメージ写真で、本文とは関係ありません。

このところ状態が安定していた女性。

この日は右腰に
いつもより緊張が出ていた。

本人に聞くと、
何だろ？と腰の張りに
気付いていなかった。

足を触診して調べると、
どうも右股関節の辺りが怪しい。

仰向けになってもらい、
右股関節を押すと
やはり圧痛がありました。

癖を確認すると、
右股関節が外旋する癖が
出ていました。

こんな感じの癖が
出ていると伝えると、
そう言えば今日仕事中に
物を動かすのに遠くへ
腕を伸ばしたとのこと。

それを聞いて、
あっそれだなと思った。

遠くに腕を伸ばした際、
右脚で踏ん張り右股関節の
位置が少しズレたのだと
考えられる。

ちなみに、右膝関節の位置も
少しズレていたので、
どちらも調整を行なった。

このように、
自分では気付かないうちに
関節がズレてしまうこともある。

ズレて時間がさほど
経っていなかったので、
本人も右腰の張りに
気付かなかったのだろう。

今回のケースは、
誰にでも起こり得るもので、
腕を伸ばして物を取ったり、
動かそうとするのは、
身体を痛める可能性が
あるので注意しましょう。