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見る・見える・見慣れる

先日伺った小学校です。

有名な方の設計で建てらえた校舎らしくて
現在もそのまま残されていました。
だから、まだ木の板の廊下なんですよ!

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なんだか、素敵な写真になりました(笑
歩いたら、ミシミシ音がする!
懐かしいわぁ~!!
私が通ってた頃の小学校は木の廊下だったもの!

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正面玄関から入ったところには、
なんと「蜂の巣」が置いてありました!
何年前の物なんでしょうね~。
きっと入学したての頃には子供達も珍しいから何度も見ていたでしょう。

さて、ここで問題です!
毎日この場所を通る子供たちは、
この「蜂の巣」を毎日見ているのでしょうか?

目を開けていれば、自分が向いた方向の前方は見えているはず・・・。

「前方不注意」と言う言葉がありますが、
前を " 見ていなかった "
前に " 気づかなかった "
一括りにしてしまっていますが、あきらかに違いがあります。

ここで、タイトルの
「見る・見える・見慣れる」という言葉を使って
脳の世界でご説明しましょう!!

「見る」
言葉通り、自分の意志で、自分の視界にいれ、見ています。

「見える」
なぜか・・・、言葉の意味合いが曖昧になります。
自分の意志で視界に入れるという意味合いが曖昧になり、
「見る」と「見える」の誤差が生じてきます。

「見慣れる」
見えなくなります(笑

何で、見えなくなるの?????

脳の中でどんな風になっているのか、説明していきますね!

初めてみるものは、違和感で拾った場合
脳の刺激になり、自然に視線がその物を見ようとします。

ただ、回数を重ねると、
「見る」から「見える」に移行が始まり、
「見慣れる」になる頃には、
違和感がないので、視覚で拾わなくなり
目の機能としては、視界の中には入っているのですが
脳で反応して拾わなくなり、
意識の中では、もう見えていないのと同じになるんです!

だから、きっと子供たちは「蜂の巣」があった事でさえ、
忘れてしまう子も出てくるほど。


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廊下の踊り場横の壁にあるディスプレイスペース
月ごとに変えると、気づく子も増えてきます!
ただ、本に興味のない子供は、関心がないので
このディスプレイもカウントしないので、
見なくなり、見えなくなります。

この脳の行動パターンは、他の時にも同じように使われます。
例えば・・・。
子育ての日常の中で、怒ってばかりだとしたら・・?!
「怒られ慣れる」としたら???

結果は同じ行動パターンをして当てはめたら。

「怒られた」事をカウントしなくなるので
聞いちゃ~いません・・(笑

同じ口調で同じ怒り方をしたら、
効果は半減する事間違いないです(>o<)
(半減ならまだいいのですが・・・。)

上手に変化をつけて効果的になるように
仕掛け人になりましょうね!!!






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