中卒がライドシェアを経営するなら
ホリエモンに、NHKTOの何とかさん、それに池田信夫がライドシェア解禁を謳っていたので
「ライドシェアとかシェアリングエコノミーで労働力を仲介するのはピンハネにならない?」と質問したけど当然なんの反応もなかった。
しかし「国交省がライドシェアを禁止にしているから自動車業界が危機的状況」的なことをツイートしていた池田信夫だけは反応してくれた!
ブロックされました。
質問をブロックで返すなーっ!!
質問ツイートはブロックしろとアゴラで教えているのかゴラア?
そもそも池田信夫って何もんだよ、よく知らねぇけど高橋洋一のコピーロボットみたいもんか?どっちが本体なのかは知らねぇがな!バーカ!うんこ!
うん、まぁブロックしたってことは目には付いていたんだろうけど、目障りだったんだろうね。
でも自慢じゃないけどオレのツイッターのフォロワーはなんとゼロだよゼロ。こんな捨てアカもどきをいちいちブロックするなんて信夫、暇なのか?
仕方がないのでオレはオレの質問にオレが答える。
グッバイのぶふ。
まず
Q1ライドシェアはピンハネなのか?
A1ピンハネです。
シェアリングエコノミーで労働力を仲介して手数料を取るのはピンハネで間違いないね。
オレは労働力に限らず全てのシェアリングエコノミーはすぐにでも厳しく規制して手数料を取るのを禁止にするべきだと思うんだけどね。
ホリエモンの映画を作るってんでファイアスターターだかなんだかに寄付してきたんだけどさ、手数料17%だってよ!流石に酷いだろ。
20%じゃ「5分の1も取るのか!?」って思われちゃうけど、17%なら約分できないしどれくらいかよくわからないだろ、とか思ってそう。
でも17%だよ。こいつらはなにか新しいものを作るわけでもないし、火を点けてくれるわけでもない。何もしてないからリスクもほとんどないのに17%も持っていく。エルリック兄弟もビックリだよ。
シェアリングエコノミーは今すぐに規制されたほうがいい。
いや、まぁ今回はそれはあまり関係ないけどね。
ライドシェアね。
ツイッターでライドシェアの利点に
「スキマ時間で好きな時間に自由な働き方ができる!」ってのをよく見かけたんだけどね。ホリエモンも似たようなこと言ってた。
そんなわけない。
ウーバーイーツを見てみろ。
地蔵が自由か?
アマゾンフレックスを見てみろ。
黒ナンバー付けた軽の損害保険料はスキマ時間で自由に働くとか言っていられる金額じゃないぞ。事業者向けの保険で更に配達物に対する保険も必要だからね。スキマ時間だの、休みの日にちょっと配達なんてノンキしていられる保険料じゃないからね。
アマゾンフレックスに入った瞬間にアマゾンの奴隷になるしかない。
クロネコヤマトのメール便なんてもっとひどい。
黒ナンバー付けて高い保険料払ってクロネコの手下になったのにクロネ子は突然「メール便、やめるね!」って言われた。
はい、仕事がなくなりました。明日からあなたは無職です。アホほど高い保険料が無駄になったね!
黒ナンバーを貼り付けた代わりに社会保障と福利厚生を剥がされた個人事業主、自由な働き方という飴玉1つ渡されて自己責任という鞭で死ぬまでシバかれ続ける瀕死のクリーチャーが大量生産されただけだよ。
ライドシェアも同じ。
暇な時にっちょっとタクシーの真似事してお小遣い稼ぎなんて出来ないよ。
人を乗せて金を稼ぐつもりなら保険料は一桁アップするからね。
暇な時にお小遣い稼ぎなんて言ってられないよ、本業にしないと保険料の元は取れないからね。
だからここはオレがライドシェアを経営してあげる、頭の中でね。
よく言う思考実店舗ってヤツだよ。
まず流石に二種免許は必要。
二種免許の有無で運転技術に大きな差は出ないだろうけど、ルームミラーにぬいぐるみしか写っていない車や、ブッ壊れているとしか思えないほどハの字に曲がったタイヤの車には乗りたくないからね。なんでもありで誰でもどうぞはトラブルの元だよ。
言ってみれば二種免許を取るだけ誰でも個人タクシーって感じだね。
個人タクシーの要件緩和はホリエモンも言っていたよ。
よし、そんなわけで二種免許を取れば誰でもオレの用意したライドシェアサービスに登録できるよ。
ツイッターで「ライドシェア」を調べてみると反対派の主な意見は「低レベルのシェアラーによる事故や犯罪の多発」中には「ライドシェア推進は大量移民政策に繋げる暴挙だ」なんて意見もあったね。
賛成派の意見は主に「足りないタクシー運転手の補充」って言ったところだね。
反対派の意見に対する反論は、現況のタクシー運転手もそれほど高レベルではない。
賛成派の意見に対する対策は給料を上げればタクシー運転手は増える。
ハッキリ言ってどちらの意見もライドシェアにはあまり関係が無い的外れな意見だと思うよ。
唯一まともな意見を持っていたのがホリエモンかな。
ホリエモンは「いきなりライドシェアは難しいだろうから、現在取得に10年かかる個人タクシー免許の要件緩和をするべき」って言ってた。
これが一番即効性のある現実的な意見だと思ったけど、ライドシェアに反対している政治勢力はこの意見にも反対するだろうね。難しいね。
とりあえずライドシェアの経営を始めようね。
まず、サービスと料金の多様化が大前提だよ。
オレはライドシェア料金をとても流動的にするよ。
ライドシェア推進派には「スマホで乗る前に料金は一律で決済するから遠回りしたり渋滞でのボッタくりは無理」って意見があったけど、残念ながらオレはそんなことはしない。
渋滞していたら料金は加算される。
渋滞していても料金が同じだと、時間帯や渋滞状況によってはシェアラーは仕事を放棄して結局タクシー不足が発生するからね。
もちろん、今は予約した時点である程度の渋滞予測は出来るから事前決済を前提にはするけどね。そうしないと料金メーターが必要になるし、現金決済がなくならないとタクシー強盗が発生するからね。
料金の変動はそれだけじゃないよ。
オレのライドシェア事業に加盟する人はみんながみんなJPNタクシーを持っているわけじゃないからね。
デミオでシェアラーになる人もいるだろうし、アルファードでシェアラーになる人もいるだろうね。
中にはカウンタックでシェアラーになる人もいるかもしれないよね。
普通の人はデミオもカウンタックも同じ料金で乗れるなんて思わない。だから車種によっても料金を変動させる。
それに年末年始のような時期は料金をバカみたいに値上げするし、利用者が増えるだろう雨の日も同じように雨の日料金を加算するよ。
さらに初乗り料金というか最低料金もバカみたいに上げるよ。たった1キロでも1000円は取るよ。
ライドシェアのシステムでシェアラーを呼ぶ時点でどこまで行くか、いくらかかるのかが分かっていると、短距離で儲からない客はスルーされ続けてその部分のタクシー不足は解消されないだろうからね。
長距離一撃必殺を狙うシェアラーもいれば、手数で勝負の短距離狙いのシェアラーもいる。そんな感じにしないと上手くいかないよね。
でもオレが需要と供給に関与するのはこれくらいなもんだね。
たまに「ライドシェアなんか始めたらみんな稼げる所、稼げる時間に集中しちょうよ!」って意見も見たけど、何が悪いんだ?
儲かるところに人は集まる。儲からないところはバスでも走らせとけ。
当たり前じゃねぇか、なんでライドシェアで日本全国津々浦々カバーしてやらなきゃならないんだよ。
ここは日本だ資本主義。お前の脳はソ連産か?
え?ソ連を知らない?それは驚きだよ。
まあ、タクシー料金はおおむね上がることになるよ。
そうそう、オレのライドシェアで一番大事なのは、料金は頼んだ車一台ごとじゃなくて、客一人ごとに徴収するよ。
だから二人乗ったら二人分の料金を取るし、たとえ一人で「東京駅まで」とライドシェアを予約して乗ったとしても途中で別の「東京駅まで」の客が乗ってくることもある。これぞまさにライドシェアだよ。
ライドシェアの元々の建前は「駅まで行くけど一緒に乗る人いる?」だからね。
もちろん、その場合は文句を言う人も出てくるだろうから料金の割引をしてあげるし、逆に割増料金で追加のお客を拒否することもできるよ。
そしてライドシェアを利用する人、ユーザーはシェアラーの情報を確認して選ぶことが出来るようにするよ。
ユーザーはシェアラーの交通違反や事故の頻度、ユーザーによる評価点なんかを確認してシェアラーを選ぶことが出来るよ。まあ六点イってる免停マンはシェアラー登録を抹消するけどね。
もちろんそれはシェアラーにも言える。シェアラーはシェアラーで、シェアラーによるユーザー評価点を見て乗せるユーザーを選ぶことが出来るようにするよ。
年がら年中酔っぱらってシェアラーを利用するような人、ゲロを吐いた人、風呂に入っていない人、少しの敬語も使えないような人、飛ばせ急げと騒ぐ人はシェアラーから拒否されやすくなる。
そういった人はサービスから除外されそうだけどオレはそんなことしないよ、優しいからね。より高額な料金を支払わなければサービスが利用できなくなるだけ。
これはなにも業界全体のサービスやマナーの向上を狙うわけではないよ。
ユーザーはサービス提供者を選べて、同じようにサービス提供者はユーザーを選べるという自由選択を与えるだけ。
会話の有無や香水の拒否設定できるようにするのもいいかもね。
シェアリングエコノミーって言うのはこういったユーザーとサービスの提供者の間で双方向に対等な選択が出来なければ成立しないというか、どこかで歪みが発生すると思うんだ。
この点が、ウーバーイーツやアマゾンフレックスは全く機能していないところだね。なぜならピンハネしているからだよ。
ウーバーなんてピンハネしているくせに、配達人とユーザーの間でトラブルが起こっても「オレは関係ないよ」だし、配達人が事故を起こしても「オレは関係ないよ」だからね、ろくなもんじゃねえよ。
その点オレのライドシェアはピンハネしないからユーザーとサービス提供者が完全に対等な立場で選択することが出来る。
こうなるともちろん美人やイケメンといった評判のあるシェアラーは、それだけでより多くのユーザーを確保できるし料金も高く設定できるようになる。もちろんその逆もある。美人やイケメンユーザーはよりサービスを利用しやすくなる。
不公平?そんなの知るかよポリコレなんてクソくらえ、うんこくってしね。
オレのライドシェアは不公平かもしれないけど超平等。運転技術や対応力、接客力にもちろん顔。そういった全ての評価ポイントで判断できるようにするからね。
そしてライドシェアで一番重要なポイント。これはシェアリングエコノミー全般に言えることだけど、ピンハネとマイノリティーの除外。
ここを見ないでライドシェアを語る人はうんこでも食べて一旦落ち着け。
まずピンハネ。これは現状から想像すると、ライドシェア業者は個人タクシーとユーザーの間に入り込んでその料金をピンハネすることになるね。ピンハネはダメ!ゼッタイ!なんだけどオレはピンハネするよ。
お前は何言っているんだって思うだろうけど、オレはピンハネする。
シェアラーとユーザーの間に入ってピンハネするよ。
でもこれは竹中くんみたいな汚いピンハネじゃなくて綺麗なピンハネ。
オレはシェアラーとユーザー双方から少しだけピンハネする。
それを溜め込んでなんか株とかなんかで上手い事運用して、その運用益をライドシェア利用時に起きた事故に対する補償金にするよ。そう、シェアラーとユーザーはオレのライドシェアサービスを利用するときの料金は自動的に保険料込みするよ。
こうすればシェアラーが普段使いの時は自分の任意保険が使えるし、ライドシェアをする時の保険はオレがカバーしてあげる。
そして余ったお金はマイノリティーに使う事になる。
つーかね、ここをライドシェア推進派が気にも留めていないことにビビったんだけど、オレはちゃんと対応してあげるよ、優しいからね。
現状のタクシー業界が立派だと思う数少ない所はマイノリティー、具体的には車椅子の人に対応しているところだよね。
これがライドシェア一本になったらどうなるかな。
個人でわざわざ車椅子対応車両を用意する人がいると思う?いねえよね。
もちろん特別料金がもらえるなら個人でも車椅子対応車両を用意する人は出てくるだろうけど、その割増料金を車いす利用者本人に負担させるつもりなのかな?
今のままライドシェアを進めてもそういったマイノリティーは置いてきぼりだよね。だってそんな意見は一つも見てないもん。
だからオレがその車椅子利用者の特別料金を負担してあげるんだ。
車椅子利用者を乗せれば俺が特別料金を加算してあげる。そうなれば車椅子装備を自ら負担しようとする人も出てくるだろうからね。
なんなら車椅子装備を付ける人に補助金出しちゃう!
そうなるとオレの取り分は無くなる。
ライドシェアサイトにドミノピザの広告でも出して儲けることにするよ。
ついでに言うとタクシー業者は無くならないよ。
小規模タクシー業者は廃業に追い込まれるだろうけど、それなりの規模のタクシー業者は個人シェアラーには対応できない部分に特化することになる。
例えばカウンタックタクシーとか、もちろん車椅子対応タクシーもね。
ハードである車だけでなくソフト、つまり運転手にも金をかけられるよね。高度な接客性能を持ったゴスロリメイドライバーサービスとかね。需要はあるよ。
俺が経営するライドシェアはみんなを幸せにするよ。
でも、10年間無事故無違反と言う偉業を達成して晴れて個人タクシー業者に成れた人たちはオレの事を殺したくなるほど憎むだろうね。
でね、まとめてみると・・。
ライドシェアを解禁したとしての話だね。
スキマ時間でお小遣い稼ぎ。
これは絶対に無理です。保険料が爆上がりするからです。
タクシー不足は解消されません。
タクシーが足りない場所や時間、それは儲からないからタクシーがいないのです。
そこにシェアラーを送り込むには料金を上げるしか方法はありません。
タクシー料金は、下がりません。むしろ上がります。
上記の理由で料金を上げないとシェアラーが稼働しないからです。
狙い目の場所や時間は当然そこに集中してわずかに料金が安くなることはあるでしょうが、安くなりすぎるとやはりシェアラーは敬遠するのでその下げ幅は僅かです。
ライドシェアをこのまま始めたら当然、ウーバーイーツの時と同じ問題、いやそれ以上の問題が発生するでしょう。
まずシェアラーは個人事業主なのでユーザーとの間にトラブルが起きた時、その対処にウーバーは介在しません。
例えばユーザーが車内でゲロを吐いても、シェアラーの乱暴な運転でユーザーが何らかの損害を受けたとしても、それは個人VS個人で争う事になるでしょう。
一番の問題はシェアラーが個人事業主だという事です。
高額な保険料を払う事になるシェアラーは間違ってもスキマ時間とか暇な時にお小遣い稼ぎとか言ってられません。
それが本業になります。
事故でも起こして車が廃車になったら、もうその瞬間に無職に転落です。
失業保険も労災もありません。怪我でもしたら人生終了です。
そんなの個人タクシーも同じだろと思うかもしれません。
個人タクシーはピンハネされていないんだなコレが。
運賃が全額自分の収入になる個人タクシーが事故を起こしたり病気になったりして仕事が出来なくなったらそれはさすがに自己責任です。
しかしシェアラーはウーバーにピンハネされるでしょう。
それなのに、何かあった時は自己責任でお願いしますって言うのはちょっとどうかと思います。
因みにウーバーのピンハネ率は25%程度だと言われています。
日本のタクシー業者のピンハネ率は40%ほど。
日本のタクシー業者はこの差額の15%で車両の維持管理費や社会保険料を賄っているわけですね。
そして日本の個人タクシーのピンハネ率はもちろん0%です。
よく、ライドシェアに反対している人は海外の配車サービスを使ったことが無いんだろうという意見も見ますが、私はタイでよく使いました。
確かに便利です。スキマ部分で使う分には本当に便利です。
しかし、利用が集中する時間や場所ではほとんど効果が無いように思えます。
具体的に言うと、ニューイヤーイベントから帰る時ですね。車が集中して全く動きませんでしたし、むしろ邪魔でした。非常に極端な例ではありますが。
便利だと思ったのは、デパートからホテルに帰る時にタクシー配車の待合室で待つ必要がなかった。ちょっとバンコクの中心部からのちょっと離れた所でタクシーを呼ぶのが便利だったという程度です。
そしてなぜ日本の幾人かの議員がライドシェア推進に熱心なのかを考えると、結局利権なんでしょうね。
電動キックボード解禁の時と同じなんでしょう。
私はライドシェアに反対しているわけではありません。
ただ、ろくに議論もせず、起こりうるのが分かり切っている問題を誰も見ていないのが気になるだけです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?