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温泉にはまるきっかけとなった松川温泉 松楓荘

みなさんこんにちは。こころです。

少しずつ涼しくなってきて、秋冬の温泉計画をたてられているひとも多いのではないでしょうか。

数年前まで、私は温泉宿の空間を楽しむ派だったのですが、ある日、相方に「良い温泉があるから行こうよ〜」と言われ、連れて行かれた松楓荘のお湯につかったことで、温泉宿というより「温泉」自体にはまるようになり、様々な方の記事やTwitter、本を読み漁りはじめました。今回は私が温泉にはまるきっかけとなった松川温泉 松楓荘のご紹介です。

雪が降る季節に行きたくなる!

盛岡駅から、車かバスで行くことになるのですが、近づいてくると硫黄の匂いがぷんぷんして来ます。冬場はお宿の前の駐車場や屋根に雪が積もり、東北の冬を感じさせられます。年季の入った建物を温泉の湯気が囲う感じも、また良いんですよね。

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行き方は↓の記事をみてみてください。

私が行った2月はなんと、マイナス5度!でも、温泉に入ればぽっかぽかになるので、ご安心を!

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お部屋は温泉暖房がしっかり入っていて、とっても温かいです。変に乾燥しないのも良いですね。トイレはお部屋にはありませんが、最低限のものは揃っています。小さなTVが可愛らしいですね。温泉宿ではほとんどTVみないですけど、笑。

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お部屋にはお菓子ではなく、温泉たまごが!ぼーっとしていると、卵好きな相方が私の分まで食べてしまうので、まだあるかなと、お部屋では卵をチラチラみちゃいます、笑。

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4種類のお湯に入れる!!混浴初心者にも優しい混浴!

松楓荘は4種類のお風呂に入れます。しかもその1つ1つが良いんです〜(男性は3つかも…)。まずは混浴に行くまでの途中にある女性の内湯から。手間と奥で、違う温度設定になっているので、自分の好きな方に入れます。最初はぬるめのお湯に入っていたのですが、最近は温かい方のお湯にハマってます。

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洗い場も広くて、シャンプーや石鹸はあります。目の前にお湯が溜まっているので、それを手桶でくんで使います。最初どう使うのか悩んじゃいましたが、カランがついてないのに洗い場になってるということは...と考えてピンときました。温泉熱で温められた沢水とかなんでしょうか?硫黄臭しませんのでご安心を。

そして、この奥に見える扉を開けると混浴露天風呂にいけます。

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個人的にはこの混浴露天風呂がお宿のお風呂で一番好きです。

夜は相方と私の独泉になったので、写真をパチリ!とても熱いお湯なので、相方がお水で調整してくれて、ちょっとぬるめになった場所でのんびりするのが、いつものパターン。その場所を作ってくれる相方の優しさが嬉しくなる場所でもあります。ここのお湯は優しくて、芯から温まり、熱さがあって、混浴でありつつ、ついつい何度も行ってしまいます。

そうそう。混浴初心者の方でも、お湯もしっかり濁ってますし、扉開けたらついたてがあるので、そこでお湯にサッと入ってしまえば大丈夫ですよ。お湯が熱いことが多いので、内湯で体を慣らしてからにしないと冷えた体では熱くて入れなかったりしますので、ご注意を。
ついたてでもう少ししっかり隠れてるとさらに安心なのですが、常連さんの女性も入られてたり、男性の皆さんも紳士なことが多く目線外してくださったり場所を変えてくださったりということが多かったです。そもそも独泉なことも多いのですが。
ということで、比較的難易度は低めかなと思います。ぜひチャレンジを!

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温度を図ろうと湯温計をいれたら、寒すぎて曇ってしまい、数字が読み取れず・・・笑。

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これらの2つのお風呂の脱衣所はこんな感じです。広くて、明るいですよね。実は、私、ここで他の女性にお会いしたことがありません、笑。(女性のお客様はもちろん来られているのですが)

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そして、もう1つの内湯がこちら!ここも良いんですよね。少しぬるめなこともあって、いくらでも入っていられ。出ると肌が柔らかくなっているのもわかります。壁を挟んで、隣に男湯もあり、天井の隙間を通して、「もうすぐ出るよ〜」と相方の声で出るタイミングをあわせたり(温泉あるある、笑)。

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こちらの脱衣所はこんな感じです。冬場はストーブが入ってます。

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もう1つ、お宿の脇に流れている川に架かる吊橋の先にある岩風呂(混浴)も名物なのですが、いつもどなたかが入浴されていて、残念ながら、写真がありません。このお風呂は入れない時もあるので、行って入れそうだったら、ぜひトライしてください!

適度のボリュームのお食事もいい!そして、オススメは?

温泉に入るとなぜかお腹がすくので、チェックイン後に欲張って、2つお風呂に入っていると夕食の時間にはお腹がペコペコです。東北らしい山菜などの小鉢や岩魚などが並びます。

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お肉をいれるお鍋ものもあったり・・・

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選んで好きなだけとれる天ぷらがあったり・・・

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なんと、お刺身まで・・・

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そして、私が何気におすすめなのが、最後の〆にでてくるお味噌汁です。行く毎に具材が違うのですが、お野菜がごろごろ入っていて、いつもおかわりしちゃいます。常連さんが多いお宿なのもあり皆さんに人気の一品なのと、スタッフの方が「おかわりしますか〜?」と優しく声がけしてくれるので、なくなってしまうことも。

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二次会はお部屋で!お酒は盛岡駅でゲット!

お腹がいっぱいになった後の二次会は日本酒がメイン。我々は盛岡駅の中にある日本酒屋さんで物色して、持ち込みました。南部初雪、発泡してて口当たりが良くて、ぐいぐい飲めちゃいます。日本酒はちょっと・・・という女性の方もこちらはおすすめです!

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ちなみにお部屋に冷蔵庫はないのですが、お外の雪の中にいれておけば、キンキンに冷えて全く問題なしです!

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朝ごはんも適量で良い感じ!

朝ごはんはザ・温泉の朝食といった感じです。朝のお味噌汁も夜に続き美味しいので、相方がモリモリご飯をお代わりする中で、私はお味噌汁をおかわりしてます。

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おまけで・・・盛岡といったらじゃじゃ麺?

盛岡の郷土料理といえば、じゃじゃ麺。盛岡三大麺と称される、わんこそば、冷麺と並ぶ麺料理です。その土地のものは試してみねばということで、お宿に行く前に、じゃじゃ麺発祥のお店「白龍」さんが盛岡駅にも出店しているということで、立ち寄ってみました。
メニューは至ってシンプル。じゃじゃ麺とちいたんたんをセットで頼むのが王道です。女性は小、男性は中で、量的には十分です。大事なことなのでもう一度言います。女性は小、男性は中で、量的には十分です、笑。

食べ方は上の写真にもありますが、まず、最初は以下のようにお蕎麦の上に、きゅうりとお味噌がのったお皿がきます。

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それを卓上にある、ラー油やにんにくなどを混ぜながら、麺の色が変わるまで混ぜて食べます、

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食べ進めて、少し麺が残したところで「ちいたんたんいれてください」とスタッフさんに声をかけると、玉子スープをいれてくれるので、その状態でスープを麺をいただきます。初めての味でしたが、なかなかいけます。ただ、小でもお腹がはちきれそうでした、笑。

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さいごに

「温泉好き」とひとことで言っても、楽しみ方はひとそれぞれ。私もこのお宿に連れてきてもらうまでは、どちらかというと設備の整った空間・お宿の雰囲気を楽しむような人でした。
なので、せっかく温泉に行っているのに、到着してお風呂に入ったらあとはおしまい、といった事も多かったように思います。今思えば本当にもったいないことを...
ところが、こちらのお宿は、正直びっくりするような年季の入った建物で、床も抜けちゃうんじゃないかと心配になったり、階段は急で廊下も傾いていたりと、心配になっちゃいますが、それを補って余りある温泉の素晴らしさで、お湯を楽しむというか、温泉を満喫するようになり、今まで温泉ってのを全然理解していなかったと感じたお宿です。湯治ってのはこういう事なのかなんて思ったりしながら、滞在中何度もお風呂に入っては休憩を繰り返し、テレビやスマホからは距離をおいてゆっくり過ごす、といった、決して一人では出会うことのなかった空間です。

温泉宿の雰囲気を楽しむのもよし、温泉のお湯を楽しむのもよし、お宿のひととの会話を楽しむのもよし!私はこのお宿に訪れて、たくさんの貴重な湯を楽しみたくなりました。日本人に産まれたことに感謝しながら。

さて、次はどこの温泉にいこうかしら。














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