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パイプカット(精管結紮術)を受けた話

とある泌尿器科でパイプカット(精管結紮術)を受けた。

これはその体験記。

そこそこ手術費用がかかったので、少しでも回収したいということで本文は有料にさせてもらえれば。

結論としては、出術して一年が経ち、とくに問題は起きていません。普通に夜のほうもOK。ほぼ確実に避妊をしていきたいのであればオススメかも。妻は出産をがんばってくれたので、夫はこういう形での頑張りも良いのではないかと思います。



1.手術前の診察など

手術代は全額自費。あと、最初に診察に行ったときの尿検査とか初診代とかがちょろっとかかったぐらい(こちらは保険診療)。

初診のときに、パイプカットの説明を受けて、尿検査して、手術日の予約を入れた。 
年齢と、子どもの有無などを聞かれたような気がする。
手術は日帰りなので1日休みが有れば良い。
午後から仕事に行くのはやめとけと言われた。

初診から手術日まで1ヶ月半ぐらいあったので、すると決めたらさっさと行った方がいい。
病院の空きにもよるだろうけど。

妻にも同意書を書いてもらった。
避妊成功率の説明はあったが、例えば生殖行為への影響などは特に書かれていなかった。


2.手術直前

病院へ着くと病室へ通された。そこで前開きの手術用の服に着替えた。あと、弾性ストッキングも穿いた。下着と肌着は着用したまま。

そのまま病室で血圧と体温、血中酸素飽和度を調べ、点滴をした。朝から絶食だったのと、術中は水をとれないということで生理食塩水をIn。これは術中、病院を出るまでの間ずっとしていた。

ベッド上で少しゆっくりしたあと、歩いて手術室へ。

3人ほど看護師さんがスタンバっていた。パンツを脱いで剃毛チェック。事前に剃っておくよう言われており、ツルツルにして臨んだ。

ちなみに、剃毛はジョキジョキハサミで出来るだけ短くカットしたあと、ローションを塗りたくってひげ剃りで剃っていった。案外キレイになって良かったが、すぐ生えてくるのですごいなぁと思った。

そして、手術台の上に横になり、ちょうど良いポジションへ微調整。それから血圧計と心電図、パルスオキシメーターをつけた。術中はずっとモニターされており、ときどき血圧計が勝手に動いて血圧を測っていた。

手術をする先生が来て、軽く挨拶。

手術衣?をめくられ、下半身は露出。消毒などされる。ヒンヤリ。それからなにかタオルなのか何かわからないが、いろいろ布をかぶされ、おそらく陰部だけ露出している状態になっていたと思う。

その頃、点滴に「気分を和らげる薬」を入れられ、点滴が入っている左腕が少しヒンヤリした。術中は寝るかも、ということだったが結局寝なかった。でもいくらかぼーっとしていた。最初よりも心拍が落ち着いていることがわかった。

3.手術開始

人生初めての手術がコレ。

まず右の金玉からいくようで、部分麻酔を打った。「ちょっと痛いかも」という通り、そこそこ痛かった。打つたびに看護師さんが肩をぐっと抑えていた。痛みで身体動かす人とかいるんかな?麻酔を3~4回打って、「これは痛い?」とか確認。痛いのはこの麻酔がピーク。

それからおそらく切ったり縫ったりしていたんだろうけど、金玉らへんや竿に手が当たったりしている感覚がちょっとあるぐらいで、何をしているかは全くわからなかった。ただ、精管を切っているのか、何かを「ジョキ」とした感覚はあったような気がする。気がついたら右の金玉は終わっていて、水か何かで部位を洗い流す。お尻まで流れてた。

ここまで、手術室に入って30分ぐらい。金玉を切り出してからは20分ぐらいか。「お、終わったのかな?」とか思ったら、次は反対ということで、「まだあるんかい」と思った。また、麻酔。そこそこ痛い。

同じようなことをして、やっぱり何かを切っている感覚だけあった気がする。これもだいたい20分ぐらいで終わり。

最後に水か何かで流して、イソジンを塗ってたのかそれらを拭きまくって終了。ガーゼとかを固定するためにテープをがっつり貼ってた。血圧や脈拍などバイタルをチェックし、気分不良や体調不良などをきかれ、異常ないことを確認。

台の上でパンツを穿いて、そのままストレッチャーで元いた病室へ。手術室には1時間ほどいたことになるか。

4.手術後

3時間はゆっくりしてくださいとのこと。起き上がるのはいかんけど、本を読んだり、スマホを見たりはいいということであったが、看護師さんには出来るだけ休んでね、と言われた。

窓の外を眺めたり、点滴が落ちる様子を見ていたが暇で仕方なかったので、眠ってみようかと思い目をつむるがそこまで眠くない。結局、Voicyを枕元で流していたら、ウトウトして少しだけ眠っていた。

途中で1回トイレに行った。おしっこをしても大丈夫なのかなとか思ったが、特に問題なかった。術後初めてみた金玉には両サイドガーゼみたいなのが丸められて付けられていた。竿は両サイドが切られて縫っての恐怖だったのか、縮み上がっていたがちゃんとおしっこが出た。竿を触っても感覚がほとんど無かった。

点滴が終わり、先生が来て手術跡をチェック。今後3日間自分でガーゼみたいなのを貼り替えてくれということで、部位を見ながら説明を受けた。手術跡は思っていたよりも金玉の外側で、金玉のど真ん中とかそういう感じでは無かった。

同時に、抗生剤と痛み止めを飲んだ。抗生剤は1日3回10日分。痛み止めは1日3回7日分。痛くなくなったら飲まなくていいけど、抗生剤は飲みきってねとのこと(痛いのイヤなので痛み止め全部飲んだ)。

4日目まではシャワーは不可。入浴は1週間不可。1週間後ぐらいしたら抜糸に来てくれということであった。この頃には、右金玉からちょっと上にかけて微妙な痛みがあった。咳をするとちょっと痛い。

着替えて、お会計をして帰宅。左金玉の切ったところらへんが少し痛い。

5.その後の経過

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