【東京散歩】渋谷〜新橋を歩く 神宮外苑いちょう並木と博物館めぐり
秋深まる東京。東京の紅葉といえば「神宮外苑いちょう並木」です。イチョウ並木が見頃を迎えたとテレビで紹介され始めたので今年も行ってきました!
渋谷からイチョウ並木、赤坂、虎ノ門と山手線の中を横断して新橋へ。無料スポットで楽しむ東京一日散歩です。
■9:45 渋谷駅
渋谷駅はイチョウ並木の最寄りではありませんが、散歩をしながら行こうと下車しました。
イチョウ並木までは2.5km。だいたい徒歩30分。
渋谷キャストのカフェでカフェラテをテイクアウト。コーヒー片手にイチョウ並木を歩くがカッコいいっぽいでしょ、の一点で。
豆乳に変えたもんだから700円。高い。
案の定、イチョウ並木に着く前に飲みきり、ただただゴミを持って歩くことになります。
■10:40 神宮外苑いちょう並木
神宮外苑に到着。人は多いもののそこまで混雑しているわけではありませんでした。朝のうちが混雑しなくて良さそうですね。
イチョウ並木は1番手前はまだかなり青い(11/12時点)。奥は紅葉してますがまだ青い葉も結構あって、ちょっと早かったかな。あと1週間後ぐらいがピークになりそうです。
手前の青い木を越えると、ほぼ黄色く染まったイチョウ並木が連なります。
上に向かって細くなる神宮外苑のイチョウ並木!かわいい!この特徴的な形と風景は唯一無二なんですよね〜。
落ち葉で歩道も黄色い絨毯。ずーっと続くイチョウ並木。視界一面、美しい黄色。やっぱり神宮外苑は見事!まさしく名所です。
朝から賑わうイチョウ並木ですが、紅葉を見に来ている人たちの半分くらいが外国の方なことに気づきました。ここ2年?はコロナで外国からの観光客がいなかったのもありますが、あまりの率の高さに驚きました。紅葉は外国からの観光客の方々に人気なのでしょうか?
少し早かったとはいえ、さすがの神宮外苑いちょう並木!東京周辺に住んでる人でも行ったことがない人結構多いんですよね。めちゃくちゃ素敵なのでぜひとも立ち寄ってみてほしいです。きっとイチョウ並木の魅力にハマるはず!
■11:20 とらや 赤坂店
続いて向かったのは、イチョウ並木から1.5km、約15分。老舗和菓子店の「とらや 赤坂店」。
というのも、こちらの店舗は内藤廣設計の建物でかねてから見に行きたいと思っていました!
内藤廣氏は旭川駅や高知駅、高田松原津波復興祈念公園などを手掛けた建築家。木材をふんだんに使った温かみのある建築がとっても素敵です。とらや赤坂店も内藤廣さんの代表作のひとつ。
入り口を入ると早速。ふんだんな木造建築。
これこれー!この階段と天井!写真でずっと見てました!!
吉野ヒノキを使っているらしいのですが、ところどころの木材はなんとも言えない、新品ではなさそうな味わいのある木の雰囲気がするような。。昔使ってた材木を使ったりしているのでしょうか?調べてもそんな話は出てこないんですが。吉野ヒノキがこういう風合いなのかなぁ。それにしても素敵な和空間。素敵すぎる。
せっかくなので和菓子を少し購入。地下にはギャラリーがあり、和菓子に関する映像が上映されていました。このギャラリーがあまりに素敵!上下左右どこも木材一色な地下のインパクトもすごい。
ギャラリーの壁。組木のようなデザインが温かみがありつつも重厚感があって、知らんけど防音してそう!!
ものすごく素敵な空間。とらや赤坂店は3階のカフェがよくメディアで取り上げられているのですが、地下も凄いので一見の価値あり!
■12:30 ランチ:同源楼
赤坂といえば中華。Googleで評判の良さそうな中華料理店「同源楼」へ。雑居ビルの2階にあり庶民的な中華料理店です。口コミでは何を食べても美味しいと高評価がたくさん見られました。
入店すると半分のお客さんは中国人の方のよう。本場の方がこんなに来てるということは、味への期待と信頼が増します。
ビールを頼むと出てきたアテ2種。すでにめちゃ旨い。目玉は麻婆豆腐。定食で850円。
この麻婆豆腐、たしかに美味い!!粗挽きのお肉の旨味と満足感。花椒のピリリが刺激しすぎない程度に効いていて、深みを感じる味。
「四川料理って辛くてなんぼと思ってるでしょ、日本の皆さん。ちがうから。」って言われているみたい。ウマさで勝負している麻婆豆腐。
正直、横浜中華街の店で食べるより全然旨かったです。このクオリティが「850円の定食」。もう他の麻婆豆腐定食は食べれないかもしれません。
■13:30 気象庁気象科学館
赤坂から虎ノ門へ2km、約30分。午後は無料の博物館を2つめぐるコスパ良しな、お散歩です。
まずは気象庁気象科学館へ。
港区立の科学館が1階、気象庁気象科学館が2階という構造になっています。入場料は無料。
こちらの博物館なかなか先進的。よくあるパネルの展示ではなく映像やアニメーションを使ったデジタルな展示が多い。
センサーで動くゲームがいくつもあって、大人も子供も楽しめます。私達夫婦がアツくなったのが、数字順にタッチしていく単純なゲーム。その日の順位も出るのでついつい本気になりました。
2階の気象科学館もなかなかデジタル。ウェザーミッションという体験クイズは、新米気象予報士になった私達に先輩予報士からクイズミッションが与えられます。3席それぞれ違うクイズが出されたりと、ひと工夫かつデジタルだからこその楽しみ方をさせてくれます。映像では先輩予報士のボケどころも作ったりして、楽しんでもらいたいという姿勢が見えてなんだか良きです。
気象らしく、津波の仕組み解説や気象の計測に使われる機器の展示、台風と竜巻を人工的に作って違いを説明する機械などアナログな展示もあります。小学生のお子さんの自由研究にも使えそうですね。
これだけデジタル化や工夫がなされた展示が無料なのはなかなか凄い!プラネタリウムも併設されていて600円で見れちゃいます。こんなところにサクッと見れるプラネタリウムがあったなんて驚きです。
■14:30 NHK放送博物館
続いて博物館のはしごでNHK放送博物館へ。代々木のNHKとは別です。東京では有名な出世神社、愛宕神社の裏にありました。何度か神社には行ってますが、こんなところにあるなんて知りませんでした。気象博物館から距離は無いものの、もんのすごく急な階段を少し登る必要があります。
こちらも入場無料。ロッカーがあり荷物が預けられますが、両替ができないので注意。(神社の自販機で崩すしかないらしい。)
来客は割と混んでいました。エレベーターは待つくらい。ちょうど岡本太郎の「タローマン」の企画展示が開催されていたので、他の時期の混み具合は未知ですね。
日本の放送に関する博物館。NHK放送開始からの歴史や貴重な資料の展示は、さすがNHK!な資料の数々。放送に関して右に出るものはそりゃ居ませんよね。
小難しくも懐かしい展示だけでなく、アナウンサーや天気キャスターの体験ができるスタジオがあったりと、ファミリーで楽しめる施設です。キッザニアの簡易版みたいで、いい体験になりそう。
この博物館で特に良かった展示は2つ!
1つは、オリンピックの名実況と、実況アナウンサーの手元資料の展示。実況するにあたって、自分で取材し、準備された資料はアナウンサーさんの仕事を垣間見ることができ、その資料の凄さに感動しました。かっこいい!
特に、アテネ男子体操の「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ」の名実況をされた刈谷アナの資料が凄かった!!
あの名実況を生むのも納得のお仕事ぶりだと感じました。
そして良かった展示、もう一つが「にこにこぷん!」のキャラクター3体の展示。めちゃめちゃテンション上がりました!!!じゃじゃまる!ぴっころ!ぽろり〜♫私の世代ド真ん中!
にこにこぷんは「おかあさんといっしょ」で1982-1992まで放送されていた着ぐるみ人形劇です。因みに、今は「ガラピコぷー」らしい。
NHKの幼児向け教育番組は、多くの人が通る道なので私のときはこれだったなぁ、僕のときはこれだなぁと、誰もが楽しめますよね。
朝ドラや大河ドラマの歴代の展示があったり、紅白の展示があったり。展示するものに事欠かない層の厚さは流石としか言いようがありません。
そして12/4まで、最近NHKで放送されて話題になった「TAROMAN」の展示も開催中。
タローマンとは1970年代に放送された特撮、、、という体の「新作オマージュ作品」だそうです。普通に私は昔放映されていたのだと、さっきまで勘違いしていましたよ☹️
でも逆にNHKの放送を見てみようという気になったかも!
我が家は昨年、川崎市岡本太郎美術館に行ってから興味が湧いて、先日も東京都美術館の岡本太郎展に行ったところ。たまたまですが見れて良かったです(^^)
非常に見応えがあったNHK博物館。
見るだけでなく体験ブースまであって、とても充実した内容です。ここも無料は凄いですね!!
■15:40 新橋駅到着
NHK放送博物館から1.3km。新橋駅に到着。渋谷から新橋へと山手線を横断するお散歩の一日になりました。
このあと鉄道150年の謎解きを始めて、まだまだ遊んだのは、別の、おはなし。
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