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【旅行記】松前〜北広島の旅GW2023 ④ウポポイと登別温泉

 みなさんこんにちわ。お出かけ大好きTRIP_YUKOです。今年のGWも北海道に旅してきました!

 当初の予定を前倒しで変更し、4日目は話題のウポポイへ。名湯・登別温泉に泊まりました。

6:45 チェックアウト&コインランドリー

 長旅において重要なコインランドリータイムです。ロードサイドにあるコインランドリーに3日間の洗濯物を一気に投入。乾燥が出来上がるまでの1時間に地球岬へリベンジに行きます。

7:15 地球岬展望台(2回目)

展望台には誰もいません

 2回目の地球岬。お天気はいいとは言えないけれど、昨日よりはマシかな。7時すぎの地球岬は人もおらず絶景を独り占めできました!

美しい景色。朝がおすすめ。
水平線が少し丸く見える気がします

7:30 室蘭八景 金屏風

室蘭八景・金屏風

 地球岬から坂を下ったところにある、Google mapの評価が高い「金屏風」にも立ち寄りました。こちらも室蘭八景のひとつです。

岬らしいシルエットが美しいスポット

 金屏風は、向かって左手の印象的な岬が美しいビュースポット。岬らしい形で岬好きにはたまらないシルエットですね。赤褐色の断崖が夕陽を浴びて金屏風のように見えることから「金屏風」と名付けられたそうです。

8:00 コインランドリー回収

 ちょうど洗濯が出来上がる頃にコインランドリーに到着。う〜ん、我ながら完璧なスケジュールですね!
 
 経験上、3日以上旅する場合はコインランドリータイムを設けると良いです。旅程に組み入れておけば持っていく衣服や下着も少なく済みます
 ホテルに付いてる場合もありますが、威力が弱いので時間がかかったり、生乾きになりがち。最近増えている町なかにあるAQUAのデカいコインランドリーが◎です。
 昨晩の焼鳥、煙モクモクの匂いもキレイに取れて快適です。

9:10 民族共生象徴空間ウポポイ

 今日の観光1つ目はウポポイ!最終日に予定していたウポポイを1日前倒すことにしました。

 ウポポイは、2020年7月にオープンしたアイヌ文化の復興・発展のための拠点です。国立アイヌ民族博物館などアイヌ文化や歴史を学ぶことができる施設です。

ウポポイ エントランス

 私も夫もアイヌ文化には興味があり、ウポポイは今回の旅の目玉のひとつ。アイヌ文化や歴史が題材になっている漫画「ゴールデンカムイ」はコロナ中に読んでハマりました。まぁそれくらいの知識しかない所謂、一般的な旅行者なので詳しい方からするとツッコミどころとかあるかもですがご容赦ください。

 ナショナルセンターとして、国を挙げて大々的にオープンした施設ですが、ネット検索すると「ウポポイ つまらない」などとネガティブな評判も見られます。
 見学は2-3時間という口コミを参考に予想を立てていたのですが…なんと、5時間半も滞在しちゃいました!!楽しかったです!

− 9:20 sweets café ななかまど イレンカ
 
敷地に足を踏み入れてすぐの売店。
すぐに売り切れる人気の限定パイです!」という呼び込みに早速釣られました(笑)

白老牛と鹿肉のチタタプ風ミートカレーパイと
壮瞥産アップルパイ

 朝ごはんってことで、ミートパイとアップルパイを購入。だってすっごくいい匂いだし、昨日も売り切れたって言うんだもん!!
 白老牛と鹿肉、壮瞥産のリンゴという超パワーワードには勝てません。

500円するだけあって、ボリュームもクオリティも◎

 早速この売店で、グッズのパーカーも試着して買ったりと20分をすでに消化。まだ入場すらしてない。

− 9:30 ウポポイ入場 & 上演プログラム整理券ゲット
 
まずは体験交流ホールで上演されるプログラムの指定席整理券をゲットしに行きました。

ポロト湖を中心に広い敷地が気持ちいい

 どの時間の公演も取ることができ、取れる公演数にも上限はありません。公演直前になるとほぼ満席になっていましたし、指定席券も兼ねているので朝イチで取っておくのが良さそうです
 特に1日1回しか公演しないものは早いうちに終了してしまうようです。

− 9:45 国立アイヌ民族博物館

国立アイヌ民族博物館入口

 メイン施設である国立アイヌ民族博物館へ。建物がかっこいい。アイヌ文様がデザインされた設備も素敵で、ワクワクさせてくれます。

アイヌ文様が散りばめられたデザイン

 面白いなと思ったのは、すべての案内表示がアイヌ語で記載されているところ。文法なんかが少し分かるようきなれば、きっともっと面白いだろうなと思います。

案内表示にはアイヌ語が記載されている

 1階はグッズショップ。2階がメインの展示施設という構造になっています。
 エスカレーターで2階に上がったフロアの一望できるビューがむちゃくちゃ素敵!ウポポイのNo.1ビュースポットです。

エスカレーターを上がると
ポロト湖を中心に全体を見渡せる

 ウポポイではここの景色が一番ステキでした。大きな窓いっぱいに広がる雄大な景色に息を呑みます。ポロト湖が上から見渡せ、右手にはチセ(アイヌ民族の家)もあり、まるでアイヌコタンに立っているようです。

展示室の様子

 展示室はかなり広く、余裕のある空間になっていて資料自体は多くはないです。
 いろんな歴史も理由にあるとは思いますが、文字を持たない文化ということも背景にあるかなと思いました。

− 10:15 伝統的コタン ①丸木舟実演・解説
 博物館から外に出ると、実演が行われていました。チㇷ゚という丸木舟の操船方法や特徴、どんな風に使われるかなど解説してくれます。
 博物館での実演や解説はあっても、ウポポイのように実際に湖に出ている実演が見れるのはかなり珍しいですね。

ポロト湖での実演
チㇷ゚にも触れました

− 10:30 伝統的コタン ②文化解説プログラム 「ウパㇱクマ」
 丸木舟の実演が終わると、今度は隣の野外ステージで違うプログラムが始まりました。

 このプログラムでは、子守唄や踊りやムックリ演奏を実演してくださいます。
 特に最後の踊りの実演(イオマンテリㇺセかな?)は、勇ましさも感じる踊りと歌で迫力があって驚きました。本当に素晴らしかったです。

野外ステージで行われるアイヌ舞踊

 このプログラムが終わると、またさらに奥のスペースでまた違うものが始まったようです。

 プログラムを追っかけてるだけでどんどん時間が過ぎていっちゃいます。

 誰だよ!見学2時間程度って言った奴!!!😡 何を見たら2時間で済んだのよ!

− 10:55 ポロチセ:アイヌ民族衣装体験
 至るところで色んな文化体験や実演が行われています。ポロチセでは先着人数限定で衣装体験が開催中。運良く体験ができることに。めちゃくちゃ嬉しい!写真もすぐにプリントして無料で頂けるサービスがあり、年賀状に早くも採用決定です!
(恥ずかしいから写真は割愛。)

チセが立ち並ぶエリア

− 11:30 体験交流ホール:伝統芸能上演「シノッ」
 ウポポイの目玉の一つである舞台の上演。約300名収容できる大変立派なホールです。舞台はどこからでも大変見やすく、映像演出も現代的で洗練されたものでした。
 ムックリ演奏、口頭伝承文芸、踊りなどが楽しめ野外ステージよりも規模が大きいのでさらに迫力があります。特に良かったのは「サルルンカムイ リㇺセ」。ツルの舞いを表現した舞踊ですが、背景の映像も相まって本当にツルのようで素晴らしかったです。

12:10 ランチ:カフェ リㇺセ

 カフェ リㇺセで、アイヌの伝統的料理「オハウ」を頂きました。
 北海道らしいゴロッゴロの野菜と、塩鮭の塩味がちょうどよいスープ。ご飯も美味しくって、体に優しいなんだかホッとする味わいです。

オハウ

−13:30 体験交流ホール:伝統芸能上演「イメル」
 この公演は一日一回の公演だったので2回目の観劇へ。「シノッ」との違いをそんなに感じなかったので、どちらかでいいかなと思いました。
 内容を変えながら上演するというのはとてもいいですね。定期的なプログラムだけでなく色んな催しがこのホールならできそうなので、今後の展開も楽しみです。

14:30 ウポポイ退園

 登別温泉に行かなければならないため、この辺で退園。

 ウポポイの魅力は「実演」です。アイヌは文字を持たない文化であり、口頭伝承が基本の文化。モノよりも踊りや歌、お話、狩猟など実演を見て文化を知ることこそウポポイの最大の魅力だと思います。

 ウポポイの滞在は結局5時間半!まだ行けていない施設もありましたし、シアター系は全然見ていません。また来たいと思える大変楽しい施設でした。

14:52 登別東インター前 歓迎鬼像

鹿部はこっちだ。

 えー今、この場所の名前を知りました(笑)
 登別温泉に行く際に必ず通る名スポットです。水曜どうでしょうの名シーン「鹿部はこっちだ」でもお馴染みです。

15:10 旅館チェックイン

 今夜は、かねてから夫が行ってみたいと言っていた登別温泉に宿泊です。
 とある大きな旅館。チェックイン手続きをしていると「お夕食はついていませんので…」

 えっ!!!!!😨
 
 そう…私、間違って夕食なしのプランを予約していました…。マジか、ヤバい…!

 恐る恐る夫に謝ると「旅館の夕食が楽しみなのに…🙎」とイラッと不服な顔。「私だってショックだ😭」と半ベソをかくと慌ててフォローしてくれました。その後も何かに付けて、夕食が付いてないことのメリットを挙げて励ましてくれます。

15:30 登別温泉散策

 お部屋に荷物を置いて、登別温泉の名所、地獄谷と大湯沼の散策にでかけました。

登別地獄谷

 地獄谷は、なんとなく湯気が少ないような。天候のせいなのか、いつもなのか…。箱根の大涌谷のデカさを見てしまってるからか小さく思えてしまったな。

15:50 大湯沼

 地獄谷から階段を登って歩いて20分。温泉街からアクセスしやすい地獄谷から、更に奥にあるため旅行者が少し減りますが、その壮大な景色には感動!
 行ってよかった大湯沼!登別温泉でも特にオススメなスポットです!

沼という言葉がピッタリ

 湧き出る温泉が沼のようになっている姿は、唯一無二の景色。登別温泉に来たらならマストだと思いました。こんな場所はなかなか他にはありません。

大湯沼は壮大

16:05 大湯沼天然足湯

 大湯沼から更に歩いて、登別温泉の有名スポット「大湯沼天然足湯」へ。観光ガイドにも大きく載るスポットなだけあって沢山の人がいました。

大湯沼天然足湯

 あれぇ?なんかイメージと違う…。もっとデカい川に温泉が流れてると思っていました。しかも温度が低いし、本当に川!うーん、普通に川。
 大湯沼自体表面温度が50度とさほど高くないので、流れ出た川下は当然ぬるい。
 うーん、足湯は行かなくてもいいかな!!!

むちゃくちゃ普通の川

16:50 夕食:温泉市場

 温泉街にあるお店の中から、温泉街の一番上にある「温泉市場」さんで早めの夕食。

サッポロクラシックで乾杯🍻

 こちらのお店は北海道の海鮮が頂ける飲食店。メニューに私達の大好きな「厚岸産の牡蠣」がラインナップしていたのでオーダー!
 もちろん厚岸で食べるよりは高いけど、それでも東京で食べるよりも相当安いです。やっぱり美味しかった…!牡蠣は厚岸産ですね!

私達の大好物!厚岸産の牡蠣

 厚岸産のあさりの酒蒸しも頂きました。あさりは身が分厚くて凄くしっかりしています。厚岸はあさりも美味いのか。あ〜厚岸も行きたい〜!

厚岸産のアサリ

 温泉市場さんは老舗で、炭火焼きもなさっているお店ですが、清掃が行き届いていて快適。正直外観よりもきれい。スタッフの皆さんの接客も良いし、海鮮の素材も間違いなく、良いお店でした。

21:00 からくり閻魔堂

 旅館の温泉に浸かったあと、再び温泉街へ。登別温泉の温泉街はコンパクトで大きくはありませんが、サクッと歩くには楽しめます。
 一定の時間に動く「からくり閻魔堂」は温泉街のシンボル。21:00が最後のからくり。ちょうど見ることができました。

からくり閻魔堂

 ということで、硫黄成分たっぷりの温泉に浸かり、すっかり湯あたりした私達でした。


□当初のプランと、振り返り

 4日目は当初予定から大きく変更しました。元々、登別温泉観光のみを予定していたバッファ日だったので柔軟に変更が可能でした。
 結果的には、予定の変更は大正解!ウポポイに予想以上に時間を要したので、朝から後ろを気にせずに滞在できたのが良かったです。

4日目(当初の予定:バッファ日)
8:00 チェックアウト
14:00 登別温泉
・地獄谷、大湯沼、大湯沼天然温泉、クマ牧場
16:30 登別泊 

4日目(実際の行程:ウポポイを前倒し)
6:45 チェックアウト&コインランドリー
7:15 地球岬リベンジ&金屏風
8:00 コインランドリー回収
9:10 民族共生象徴空間ウポポイ(5時間半)
15:00 登別温泉
   ・地獄谷、大湯沼、大湯沼天然温泉
16:45 夕食:温泉市場
21:00 温泉街散策
   ・からくり閻魔堂
21:30 登別温泉泊 

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