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移住のその後

移住して2週間くらいのときに新年早々大きな地震が起きた。
土地勘もなく、知り合いもいない環境の中の地震だったのでとても不安だったが、幸いなことに自分が住んでいる富山市は地震による影響がなかったので、以前と同じ生活を送れている。
ただ富山でも石川に近い氷見では液状化や家の倒壊、数週間の断水等、大きな被害を受けた。富山でも宿泊キャンセルが1億を超えたというニュースも耳にした。本来なら寒ブリのシーズンでにぎわっている氷見でも観光客がめっきり減ってしまっていた…

そんな状態ではあるが私自身、富山に移住して一か月がたった。
富山は自分で好きで移住した場所なので、違和感もなく生活している。
富山に住みたいと思ったきっかけの立山連峰も天気の良い日には市内のあちこちから眺めることができ、3000m級の山々を見るたびに富山に移住して良かったと思う。当たり前に立山が見える環境に感謝…

自宅から見える剱岳
ドライブ中に見つけたお気に入りの場所から

自分の中では天気が良い日に家にいるのはもったいない県である。

そんな富山に住み、生活をしているわけだが、移住に踏み切るまで1年かかった。今では不安なく生活できているが、自分の中では移住は結構ハードルが高かった。やはり仕事、家に対する不安が大きかった。
仕事は見つかるだろうか。家はどこに住もうか。
旅行では何度か訪れたとこがある県ではあったが、やはり移住というと住む場所をどの市にするのかも重要である。
そんなときに移住者向けの物件を見つけ、住むなら絶対にここがいい!と思った物件に住んでいる。
今日はその自分が住んでいる物件を紹介しようと思う。

富山に移住し、現在住んでいるのがSCOP TOYAMAという富山県創業・移住促進住宅である。

このSCOP TOYAMAではアパートメントとシェアハウスの居住場所がある。
アパートメントに入居できるのは県外からの移住者、シェアハウスに入居できるのは県外移住者と富山県民も入居できる施設になっている。

移住の際に絶対ここに住みたいと思ったポイント

  1. 初期費用が安いこと

  2. 家賃もそこまで高くないこと

  3. 富山駅までのアクセスも良いこと

  4. 移住者向けの施設なので不安がないこと

1.初期費用が安いこと
通常であれば物件を借りるのに不動屋さんを通し契約を結ぶことになるので、敷金・礼金・仲介手数料をとられる場合が多いが、この移住者促進住宅では県の物件?なのか敷金・礼金・仲介手数料が発生しないので、初期費用を大幅に抑えることができた。以前の一人暮らしの際の初期費用が約30万だったのだが、10万ちょいで済んだ。移住でお金が多くかかるこちらとしてはとても有難い。

2.家賃もそこまで高くないこと
SCOP TOYAMAは旧県職員住宅をリノベーションし、令和4年10月にオープンしたばかりでとても綺麗な住宅である。アパートメントに住んでいるが、一人で住むのには大きすぎる部屋に家賃5万円と関東で住んでいた物件(1LDK)よりも広く、お安く住めている。自分自身は関係ないが、学生、お子さんがいる世帯、高齢の方(65歳以上)はさらに家賃が安くなるので、4万円台で住んでいる方もいる。

3.富山駅までのアクセスが良いこと
富山市内は路面電車が走っており、路面電車の停留所までも歩いて5分、最寄の駅から富山駅までも路面電車で約25分と電車一本で富山駅までアクセスできるのも魅力の一つである。ちなみに車でも20分はかからずに駅に向かうことができる。富山市ということもあり、呉西、呉東どちらにも行きやすい。

4.移住者向けの施設なので不安がないこと
アパートメントに住んでいる方は移住者しかおらず、同じ境遇の方が暮らしているというだけで安心感があった。またシェアハウスには県内から引っ越してきた方も住んでいるが、シェアハウスの方は仲良く生活しているのが見受けられる。

またSCOP TOYAMAの中にはコワーキングスペースやカフェもあり、家の目の前という立地や定期的にイベントを実施していたりと、住民の方だけではなく利用できるのも魅力の一つである。(以前のイベントだと敷地内の駐車場等を使ってマルシェが行われていたり、焚火を囲んで集まる会など)

住民の方が利用できる共用スペースもあり、そこでは住民の方が定期的にイベントを実施している。クリスマスパーティーや恵方巻に手巻き寿司を食べて豆をまこう!みんなで映画を見よう!など。以前にはお正月に餅つきに参加したが、そこで住民の方とお会いしてお話をしたり仲良くなれるのも魅力の一つだと思う。とは言っているものの、自分自身がそういうのに顔を出すのがあまり得意な人間ではないのであれなのだが、みんなで集まっいて何かをするのが好きな人にはとても楽しい住宅だと思う。移住者の方同士で交流が広がったり、仲良くなれる場所があるのはこの住宅ならではであろう。

そんな住むなら絶対にここがいい!というところに入居し、快適な日々を過ごしている。移住者向けの施設ということもあるので、ずっと住んでいられるわけではないが、逆に何年というしばりがあるからこそ数年後のことも考え、自分の中では富山が短期移住なのか永住なのか今後暮らしていく中で決めていこうと思う。

移住って住みたい気持ちはあるけれど、なかなか移住までの決断に悩んでしまうこともあるかもしれない。自分がまさにそうだったから。けど今住んでいるこんな移住者向けの施設があることを知ったとき、移住に対する自分の中のハードルが低くなった。あっという間に物件も決まり、あとは仕事と自分があっちに向かうだけ!というところまでこれた。
自分は富山に住みたい!と思い、色々と調べているうちに今の場所を知ったわけだが、逆にこんな場所があるから富山に住んでみようというのもアリだと思う。
もし今、移住に悩んでいる人がいたら移住先にもこういう施設があるかも?また移住になかなか踏み切れない方、どこかに移住してみたい方がいたらと思い、自分の移住した話を書いてみました。

富山は今度人口が100万を切るといわれている県。そんな中で移住者に向けたこのような施設があることは人口増加の対策にも繋がっていると思う。
現在のSCOP TOYAMAはほぼ満室。もし富山がSCOPが気になった方がいたらURLから飛んでみてください!
施設紹介 | SCOP TOYAMA (scop-toyama.jp)

富山以外にもこういう取り組みをしている県があったら次はそこの県に住むのもありだよな~と。自分も他の県のことも調べてみようと思う。

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