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学校の勉強が役に立った話


学生時代、勉強をしていて「これが本当に将来役に立つのか?」と思い大人に聞いても「そんなんええから勉強しなさい」と叱られた。なんて経験のある方はいませんか?
私は学生時代、勉強が大の苦手でした。
苦手→わからない→次に進めない→ずっと分からないのループにはまると、学校の授業方式だと本当にしんどい。

しかし、今日デイサービスで働いている中で勉強していてよかった…!と思う瞬間が訪れたので共有したいと思います。

その瞬間は本日のレクリエーション、百人一首かるたを使った坊主めくりの際に訪れました。

坊主めくりのルール


百人一首カルタと捨て札を置くお盆があればすぐにできます。
ただし、ダイソーさんのはめくるとき2枚取りがちなので要注意!

今回は、一番簡単なルールでやりました。
ひっくり返した山札から1枚ずつ取っていき、自分の手札にしていきます。
●殿様(男性)→そのまま自分の札へ
●姫様(女性)→山札からもう1枚引く+捨て札をすべてもらう
●坊主→手札をすべて捨て札にする。
●蝉丸→手札をすべて捨てて、ゲームオーバー。

札の絵を見て判断するので、ひらがなが読めないお子様も楽しめるのがこのゲームの本来の魅力です。

大人の楽しみ方?

今回はデイサービスらしく、殿、姫、坊主をみるだけではない大人の楽しみ方を意識しました。

「小野小町さんの札が〇〇さんの手に、やはり美女には美女の手札が」
姫のカードが続いた時には「やはり女性は集まるのがお好きだから」
といった、お声がけをして笑いを生むことができました。

有名どころの33番、紀友則の「ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」
40番平兼盛、「しのぶれど色に出でにけりわが恋は物や思ふと人の問ふまで」等は上の句をいうと、下の句がスッと口からでてくるかたも。
和やかに、楽しくゲームを行うことができました。

ゲームが終わってからも、なんとなく秋の歌が多いですねといった話から、平安男子は果たしてイケメンだったのだろうか…とか、恋に悩むのは古今東西同じですねとか女子トークまでかなり盛り上がりました。

太宰治が言っていた勉強というものは、いいものだ。という言葉が
すっと自然に自分の中に入ってきましたよ。
気になる方はこちら↓

また勉強っていいなと、そんな瞬間を感じることができる様に、日々を過ごしていきたいと思います。

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