見出し画像

気分の落ち込みは脳の不具合

 昨日の午後、頭痛が酷く身の置き所がない状態でようやく鎮痛剤を服用した。肩や首周りの緊張をほぐすためにストレッチをしたり午前中から改善のために思いつくことはしていたのだけど、とうとう本格的になった頭痛を前にお手上げとなり薬に頼ったのだった。

 服薬して30分ほどすると忽ち頭痛は消え、もっと早く飲んでいれば良かったと思うほどだった。

その後、体調不良で滞っていた仕事に対してのモチベーションが一気に上がり、夕方から取り組み始めた企画書の作成を仕上げるまで集中力が切れることなく何時間も取り組み続けた。

薬の効果で、それまで体調が悪くなかなか前向きになれなかったのが、急に方向転換したのを驚きをもって実感した。

 鎮痛薬の仕組みは、痛みを感じている時の脳の電気信号を遮断して、そこに痛みの元の炎症があっても痛みとして覚知しないようにするという認識。

脳に直接作用するわけだから、気分や思考が影響されるのは当然と言えば当然。

 うつなどの精神的な病気になった場合、日本人はなかなか病院にかからず根性とか精神論で治そうとして状態を悪化させる人が多いと聞く。

脳のことは気持ちでどうにかできる事じゃないし、そもそもその気持ちは不具合を起こした脳に牛耳られているのだから、無駄に根性論を発動させずに適切に服薬した方がいい。

市販の頭痛薬で簡単に効果を感じたからといって、病院にかかるほどの精神疾患を同じように考えるのは差し出がましいかもしれないが、言いたいのはつまり、気分の落ち込みも脳の不具合だから根性で解決という思考は捨てるべしということ。

医学的な解決策があるかもしれないことは頭に置いておきたい。

もちろん、ストレッチや環境を変えるなど、物理的に働きかけることで改善することもあるのでそれも試してみようと思うけれど、薬は最終手段だとは思わない方がいいなと感じたのでした。

もちろん、用法容量は守ってね。


昨日の気づきにありがとう。
今日もマイペースで淡々と。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?