【アニメ感想】『ホリミヤ-piece-』7話観ました!

©HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX-「ホリミヤ -piece-」製作員会

  久しぶり、というかほぼ一年ぶりの投稿となります。2023年最初の投稿ですが、また気ままに書いていきたいと思います。

 今回は、2023年夏アニメ『ホリミヤ-piece-』7話を見たので、その感想を書いていきます。本中盤でスポットが当たる吉川由紀のシーンに着目したみたいです。

 特に、ドラマにもなった原作を読んでいる彼女は、わかりやすいほどに影響を受けています。入れ替わりがモチーフとなった原作を手掛かりに、彼女は、「友人たちが入れ替わったらどうなるか?」と妄想を膨らませます。その妄想の連鎖が特におもしろいのです。
 彼女の妄想は、想像のイメージを取ったかと思えば、原作にインスパイアされたひらめきが、画面に稲妻を走らせ、画面の分割線へと連続してきます。またまた、妄想の入れ替わりに対する反応は、彼女の表情や言動にも現れてきます。同性間の入れ替わりには、そのコンビごとに感想を無意識に述べ、異性間の入れ替わりにはよくないと直感的に否定しながらも、日常の些事をどうするのか、と冷静に考える場面が挟まるのも、ギャップがあって、笑いを誘ってきます。
 また、彼女の妄想から感じたことを、そのまま何の脈絡もなく発してしまいます。周囲の登場人物たちは、何のことを言っているか見当もつかないが、彼女と妄想を共有する視聴者は、彼女と周囲の人物の反応のずれに、思わずクスリとさせられます。

 『ホリミヤ-piece-』7話の、吉川シーンは、妄想と現実のシーンが、映像表現や彼女の言動の点で、妄想と現実が無媒介に接続されて、妄想を見る彼女と私たち、妄想を見ない登場人物たちとのギャップが、思わず表情をほころばせるよいものに仕上がっていました。


スタッフ・キャスト
〇スタッフ
脚本:吉岡たかを
絵コンテ・演出:石浜真史
総作監督:飯塚晴子、緒方浩美
作画監督:安留雅弥、藤澤俊幸、清水陽一、三浦 龍、小笠原憂、後藤依子

〇キャスト
堀京子:戸松遥
宮村伊澄:内山昂輝
石川透:山下誠一郎
吉川由紀:小坂井祐莉絵
仙石翔:岡本信彦
綾崎レミ:M・A・O
河野桜:近藤玲奈
井浦秀:山下大輝
沢田ほのか:麻倉もも
柳明音:福山潤

この記事が参加している募集

#アニメ感想文

12,576件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?