見出し画像

脇道に逸れる。

出先や近所で、散策をする癖がある。

いつも行ったことない道へ入ってみたり、
気になる店を発見するや否や寄り道し、
「こんな店があったのか」とか
「こんなところに豪邸が」とか感心しながら
コースを変えてゆく。 

そういう行為が邪魔されないよう大半は独りで散策する事が多いのだが、
同行者がいる時も常にアンテナが張り巡らされ、
勝手に吸い寄せられて立ち止まってしまっている事が多いので(気心のしれた人間と行動している時しかできないが)、
そういう性質を理解してくれる人物と行動を共にするしかないのである。

最も吸い寄せられる事が多いのは店で、とりわけ飲食店は、常に美味しいものを探している自分としては気になって仕方がない。 
ローカルな評判店を見つけた時と言ったら、ちょっと優越感に浸ってしまうことがある。

3年くらい前に実家の建て替えの総指揮を取ったこともあり、少しばかり建築の知識を得てからと言うもの、色々な家を見ることも楽しくなった。

主にはどれだけコストを掛けて作っているかと、そのコストとデザイン性や機能性はどうかと言った視点で勝手に評価し、
建売住宅のつまらなさを感じてみたり、
こじんまりとしていても、50年前位に建てられた家だと窓につける格子が今にはない凝った作りだったりと、楽しめる要素が満載なのである。

それに加え、風情のある店や路地などを見つけた時には
ここはドラマや映画のロケ地に最適だろうなどと勝手に妄想して過ごす。

ストーリーや、登場人物とどんなシーンで使うか、場合によっては俳優も大体誰にするかと言った具合で構成を組んでみる。
ワンシーンしか思いつかないが、現在進行系のドラマで使えるな、と密かに思ったりもしている。

話もやや脇道に逸れてしまったようだ。 

まあそんな脇道に逸れた話も乙である。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?