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食べ物の好みが合わない方がいいとも言える。

実は気になっていた本があった。
「もう一杯だけ飲んで帰ろう」
と言う題名で、作家の角田光代さんと元GOING UNDER GROUNDのドラマーの河野洋平さんご夫婦の本だ。

元々ゴーイングが好きで、とりわけ河野さんの作る曲が好きで、脱退すると分かった時にはそれまでのGOINGにあった「微かな憂い」がなくなってしまうことに落胆した。

その後だったかその前だったか忘れたが、河野さんが結婚なさったお相手と言うのが角田さんだったので驚いた。
ちょうどその頃、角田さんの"さがしもの"を読んでいたのだ。

河野さんと角田さんか。
差し出がましくも「なんか分かるなぁ」と納得したのだった。

前置きは長くなったが、このお二人の酒場放浪記的な本がこれなのである。
そこに書かれていたのが、二人の食の趣味が合わないと言うこと。

結論、飲んで楽しい時間を共有できればそれで良いと言う話でまとまっていたが、
食の好みが合わなければ取り合いになることがないと言っておく。
大概の嫌いなものは相手に食べてもらえると言うメリットがある。

最後の晩餐も、一つだけ残った何かを取り合わずに済むのだから食の好みが合わないというのも悪くないと言えるだろう。
最後の晩餐で取り合いになって譲ったとしても、食べた方が申し訳ない気持ちになるだろうし結局は遺恨が残るのだから譲り合いの精神も役に立たない。
全てを解決するのは食の好みが違う場合のみだ。

何だか前置きメインで中身のない話になってしまったが、河野さんゴーイング時代の「かいき」と言う曲が良い曲なのでおすすめしておく。



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