クラウドファンディングの御礼など

こんばんは。
トライフルエンターテインメントという会社で舞台のプロデューサーをしている辻と申します。

7月29日まで受付を行っておりました弊社のクラウドファンディングが終了いたしました。

ありがたいことに目標金額を大きく上回る、123%まで到達することができました。
ご支援いただきました皆様、応援してくださった皆様、誠にありがとうございました!!

あくまで「目標」とは言え、高く設定しすぎだろうかとかなり不安だったのですが…無事に達成できて良かったです…涙

ご支援いただきましたお金については、クラファンのページでご説明しているように「会社を運営する諸経費」および「今後の公演の準備資金」として使用させていただきます。


<以下、やや弱音とネガティブです…すいません。そういうのを読みたくない方は読まなくても大丈夫です!!>


正直、演劇はまだまだ先行きが暗いなと感じます。

多くの舞台が客席数を減らしながら上演され始めている一方で、新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者が出ることで中止になってしまう舞台も増えてきています。

舞台の主催者であり制作会社の経営者でもある自分からすれば、「こんな賭けみたいな状況では上演したくない」というのが本音です。

公演中止を早く決断すれば、赤字を劇場など一部のキャンセル料だけに抑えることができます。しかし公演に向けて準備を進め、本番直前で中止になってしまえばとても大きな赤字となります。これ以上続いたら、もう耐えられなくなる。

「やれるかもしれない」の可能性に賭けて前に進むにはあまりにリスクが高く……。毎日どうしようか悩みながら生きています。


10月の舞台『やがて君になる encore』を楽しみにお待ちいただいている皆様には、ネガティブなことを言ってしまい申し訳ございません。
昨年の初演から1年以上も待っていてくださった皆様のお気持ちにどうすれば応えることができるか、何ができるか、日々考えております。
やが君ファンの皆様からもクラウドファンディングに多くのご支援をいただきました。本当にありがとうございます!ただ事前に

舞台『やがて君になる encore』は新型コロナウイルスの影響以外での公演中止はありません。今回のクラウドファンディングで集まる金額は公演実施の判断には影響いたしません。

とお伝えした通りでございます。クラウドファンディングの成功と舞台の上演決定は結びつきませんので、もしも公演中止や延期となってしまった場合もどうかご理解をお願い申し上げます。


稽古場や劇場でどれだけ感染対策を行っても、キャストさんもスタッフさんも同時の他の現場のお仕事もしていますしもちろん移動などでの感染リスクもあります。

稽古場は騒音問題があるのでドアや窓を開けたまま稽古をすることは難しいです。(普通は)

劇場の楽屋も窓がないことの方が多いですし、キャストやスタッフの人数に対して部屋数やスペースが足りないことの方が多いです。

そういったことも踏まえ、「100%の対策」というのは存在しないのかな…と思っています。
限りなく100%に近づける努力を全力でして、それでもコントロールできない残り数%は祈るしかないのかもしれません…。


と、ここまでネガティブな内容になってしまいましたが、前向きに進めていることもたくさんあります!
以前Twitterなどでお知らせした映像作品の撮影も近づいてきていますし、今後の公演で実現できたら面白いなと思っているアイデアも持っています。
毎日うじうじしている訳ではありません(笑)

10月の『やがて君になる encore』はもちろん、その先の公演もどうするべきか悩みながら今週も前向きに頑張ろうと思います!

長くなり申し訳ございません。今回も最後までお読みくださりありがとうございました。

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