虫の知らせ【Miracle Fanta詩 Ⅱ 287】
「…ん?」
「どうかした?」
「ぼくは知らない人だけど、ミナミ、きみなら知っているのかな。
この先で誰か治療を受けてるみたいだ。
結構まずい状態らしい」
「え…?」
「ほら、このちょうちょが教えてくれたんだ」
意思の短剣の切先には
いつの間にか真っ赤な蝶がとまっていた
「あなたが知らないとなると、結構絞られてしまうけど…。
急ぎましょ…!
最悪な結果にならないうちに…!!」
ミナミたちは
赤い蝶の主の元へと急いだ
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