はじまりの詩

夜空の海に沈んだ原石
仄かに淡く輝き放つ
彗星みたいな流れた星が
地にもがく幽霊たちの
透けた頭上に通り過ぎた
羽ばたき方も
瞬き方も
とうの昔に忘れて
ただ
ただ当て所なく彷徨い歩く

夜空の海の底の貝は
それを見ながら
蔑み笑う
憐れみ込めて
拾った隕石を
地上の空へ投げ込んだ

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★ 取得物 ─【隕石】

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