いつかの記憶 Ⅰ
見たことはないが
どこかで見たような景色
岩肌の少年の眼前には
炎天下の砂漠地帯が広がっていた
しかしながら
人の気配はあまり感じられず
妙な静寂に包み込まれていた
岩肌の少年が砂地に佇んでいると
上空から見慣れない物体が
いくつも降り注いで来た
しかしながら
その物体は何処となく美しかった
まるでダイヤモンドのように
キラキラ輝いており
初めて見たその物体の綺麗さに
岩肌の少年は小躍りした
それらに続いて
さらに大きな物体が
凄まじい音を立てて砂地に落下した
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