気知れた仲間の見知らぬ姿【Miracle Fanta詩 Ⅱ 289】
ダイヤモンド男はゆらゆらと
ゆっくりこちらへ向かって来ている
ホークジョウは
隠遁魔法を展開しながら
幻術魔法を威嚇発現させた
幻術の鷹は
ダイヤモンド男に当たったように見えたが
何事もなかったかのように
こちらへ向かって歩いて来る
いよいよ隠遁魔法を潜り抜け
ホッキョクの元へ近づいた
ホークジョウは警戒しながら
ダイヤモンド男に尋ねた
その瞬間アストンは
ダイヤモンドの涙を流しながら
ライスワイフに抱きついた
アストンは
ホークジョウの言葉に戸惑ったが
自分の非を認めて謝った
とても喜ばしいことを
引っ提げて戻って来たのに
それどころじゃない状況に出会して
自分の喜ばしいことが
邪険に扱わてしまったことに
彼は深い悲しみを覚えた
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