炎熱の盾【Miracle Fanta詩 Ⅱ 300】
ホッキョクは高らかに宣言し
青い炎で出来た
炎熱の盾を展開した
その姿を見たホークジョウは
困ったように笑い
そう心の中でつぶやいた
宙を舞う黒い液体は
自在に形を変えながら
雑草魂の魔法使いたちを襲った
しかしながら
その攻撃力を上回るほど
ホッキョクの展開した炎熱の盾は
凄まじい防御力を誇った
盾に当たった黒い液体は
焦げ臭い匂いを放ちながら
虐げられて行った
そんな中でも
発明に勤しんでいたドブナガは
早速ライスワイフのアーマーを完成させ
それを彼女に渡した
ライスワイフは皮肉混じりに
ドブナガを褒め称えた
ドブナガは少しニヤリとして
自身の武器も完成させた
それはまるで巨大なガトリング砲だ
ホッキョクは自身のマッチに火をつけて
それをドブナガに渡した
そのやりとりを見ていたアストンは
何だか少し
嬉しい気持ちになった
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