超RIZIN.3のトラブルについて

この件、元イベント裏方スタッフ経験者の視点で、是非は一切問わずに背景の想定だけします。

想定1:本当に両選手が望まなかったパターン

弊社としては、この一戦が少しでも世間の耳目を集め、より多くの方々に見ていただく方策として、このようなオファーをし、手越さんにはご快諾をいただいておりました。

https://twitter.com/rizin_PR/status/1815250422895980845

公式では意図的にふわっとした書き方をしてますが、会場チケットとPPVの売上はものすごく大事です。会場チケットは経済的にも心理的にも満員御礼が原則。来た顧客が「あれ?自分もしかして流行ってないもの買っちゃった?」と思わせたらもう駄目。

実はラウンドガールさんも集客という上では大事な存在です。彼女たちにも固定ファンが存在しています。

比較的市街地の中心部で、かつチケット代も(レースなどの他イベントと比べれば)安いので、試合ではなくラウンドガールさん目当てでチケットを買って来場してくれます。

ラウンドガールさんのファンの方々は総じてマナーもいいし、イベント主催者とはWIN-WINの関係にあります。ギャラとチケット代でプラスマイナスゼロになれば御の字、といったところですが、とにかく主催者は「満員御礼」を作り出すのにもう必死なんです。

そういう意味で手越祐也さん(あまり存じなかったので一通り調べました。ファンの方ごめんなさい)、いいチョイスだなと。固定ファンは相当ついていて、チケットの売上を積み増してくれそうなのに、色々な事情からギャラはそれなりに手頃(だろうと想定します)。イベンターの方、人選にかなり頭絞ったと思います。

この流れに両選手が反発した…という図式です。正直これ新鮮でした。イベンターの意向を有力とはいえ参加者がひっくり返せるんだ、というのが結構驚きでしたね。多分両選手ともに「自分たちがその分集客するんだ」という覚悟はあると思います…いや思いたいです。(そうでないと全プレイヤーが気の毒すぎます。)

想定2:トラッシュトークパターン

想定1の情報を基本に置いたうえでの話となります。もしかして両選手ともに、手越祐也さんが辞退すると思ってなかったのでは…「SNS上でプロレスをして、アピール効果でさらに集客効果を出そう」と思っていたのではないのかな、と。

そうなると、ちょっとこれはミスかな…(;^_^A

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