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高齢者の仲間入りとボヤいていたら突然

70歳の方角から呼び声が聞こえ「あ〜、もう高齢者だなあ」とボヤいていたら、目の前の幕がジャ〜ッと開いて、新しい世界への扉から未知のITCの園が広がっておりました。

え!また挑戦ですか? 若い頃から、なかなかハードな人生だったんですよ、「またなんですか神様」と、天を仰ぐと、そこにはヤケに急勾配な、見たことも無いような坂道が続いていたという話です。

遠くを見ると先に駆けていった先輩達が「もうダメだ」と膝を折ってうなだれております。しかしもう先に進むと決めて、ここまで来てしまったので、私もあんな風に倒れてしまうまで、どれくらい距離を伸ばせるものか、せいぜい走って見るつもりです。初めて老いの扉の前に来て、おののき、立ち止まっているあなたの足が一歩前に進めるように、きっと良い結果を出して、手を振って声をかけます。まだ3〜2割しか進んではいないのですが、壁の前でたたずんでいるあなたに元気のタネを一粒でもお渡ししたいです。

これからの私がお話しする3つの話を聞いていただけたら、笑いながらきっと元気と勇気がわいてくると思うのです。ぜひご一読ください。

大切なのは、いつでも自分に負荷を掛ける行為を継続することにつきます。

元気のタネ その1 (筋トレ)

最近、体力の衰えを確実に感じます。若い頃の無謀で、破天荒な生き方、アレは体力の成せる技であったのかと高齢者になって初めてそう思えるのです。気分1つで突然アジアハイウエイを走る長距離バスへ飛び乗り、空腹の上に睡眠不足で二晩も揺られたら、今ならもう死んでしうかもしれません。心細くなったので、生まれて初めて、筋トレを始めました。告白しますが、最初に腹筋をしたらゼロ回でした。手で支えずには身体が起こせなかったのですから、ヒドいものです。今は20回でして、コレでもヒドいものなのですが最近は階段を軽やかに上がれて、身体も締まってまいりました。レベルの低い話ですが、一日10分でも、効果が有ると言うことを実感しました。

元気のタネ その2 (脳トレ)

筋肉と同じに脳も鍛えられるという話を読んだときは本当に嬉しかった。何しろ驚くほどものを忘れるのです。先日ラジオで聞いた話は、頭脳明晰だった知識人が今、ヒドい物忘れについて困り「健忘力」と名付けて老化と付き合っているという話。笑いながら聞いたが、笑えない。私も、日々しっかり読書をし、感想を自分の頭で考えて書くように努めます。昔聞いた90才の学者の話ですが、彼はタクシー事故で亡くなる直前まで、車内で英語の学習をしていたという。若い頃聞いたときには聞き流したが、今は心に響きます。私も毎日少しずつ英文を読むようにしましたら、BBC news が少し目に入ってくるようになりまして「毎日」と言うのが、ツボだなと感じています。

元気のタネ その3 (食事管理)

良い食生活は、じつに大切です。若い頃のように、スナック菓子とウイスキー漬けの生活を続けていたら、今は入院中の寝たきり老人かも知れません。2013年に思い立ってお酒を止めて、脳と胃と肝臓をアルコールによる崩壊から救いました。今は若い頃には鼻で笑っていたような、理想的な食生活です。その効果はいろいろですが、先ず風邪をひきません。あまり長い間風邪をひいていないので、どんな感じか忘れました。以前、開腹手術をした時には、傷の治りの早さに主治医が驚いておりました。食生活に付いては、いつかしっかりお伝えしたいと思いますが、ここはキーポイントでしょう。

周りの高齢者を見て、思うのですが、老いには引力が有るようです。黙って立っていてはダメなのです。力を込めて逆らっていないと、簡単に老いの引力に引き込まれるのです。筋力を鍛え、脳ミソに刺激を与え、滋養の有る食事を摂り、若い人より努力して普通。脅かすわけでは無いですが、何もしなければ超速で底まで落ちる。

日々健康的な生活をし、地味に学習してほんの少しの進歩に喜ぶ。そして何より大切なのは、健忘症だったり少々具合が悪かったり、朝まで眠れなかったりしても、イチイチ落ち込まないこと。だって高齢者なんですからボーッと落ち込んではいられないのです。くじけないで続ければ、老いの引力に勝利です。






え!!サポート! まさか、ソコまでは考えておりません、誰かの目にとまり、楽しんでいただければとってもHAPPYです。