見出し画像

歩いたところが道になる

ぼくが歩いてきた 日々と道のりを
ほんとは"ジブン"っていうらしい

スガシカオ「Progress」より

スガシカオの「Progress」の歌詞の一節ですが、タスクシュートを使って日々を過ごしていると、この曲を思い出すことがあります。
なんなら、Progressはタスクシュートのテーマソングなんじゃないかとさえ思ったりします。


挫折ばかりだった夏休みの計画

子供のころから私は計画を立てるのが好きでした。
ほとんどの人が経験していると思いますが、小学校に入ると夏休みに入る前に「計画を立てましょう」と言われるので、理想の一日の過ごし方を円グラフなんかに書きました。朝は早起きして、宿題なんてあっという間に終わらせて、家の手伝いもして、たくさん遊びに行って・・・

でも、いざ夏休みに入ってみると、計画したとおりに過ごせた日などありません。学年が上がって、過去の失敗を踏まえて計画を立てても結果は同じ。数日くらいは気力でやり遂げた日があったかもしれませんが、計画は毎年三日坊主に終わっていました。

こんな自分 蹴りたくなるくらい キライ!

やることは毎年増える

中学に入ると、やりたいことが増えるのと同じくらいやらなければならないことも増えます。
この頃になると、計画を立てるのは嫌いになっていなくても、さすがにやっても無駄だという思いが強くなり、勉強は成績が低迷し、部活も続けられなくなりました。
社会人になってこのままではダメだと思いなおし、フランクリン・プランナーの「ミッション・ステートメント」を書いたり、逆算思考を知ってそのように計画を立てようとしましたが、結果は変わりませんでした。
毎年やることは増えていくのに、私は何をやっても満足にやりとげられないという、ネガティブなセルフイメージが大きくなるばかり。

もうちょっとカッコよかった理想の自分を、ずっと探していました。

きっかけは睡眠時間の記録から

タスクシュートを使う前のことですが、当時の悩みの一つが「寝落ち」でした。
何をやっていたのかあまり覚えていませんが、何かに夢中になって夜更かしをして、ちょっと横になったりソファに座った次の瞬間に朝になっているという時空のねじれの発生頻度が上がり、仕事にも支障がでるほど。
そこで、睡眠時間の記録ができるアプリを使ってみたところ、なんと!数週間で時空のねじれの発生頻度が劇的に下がったのです。
このことをきっかけに、生活を記録する・・・つまりログを取ることの効果を実感し、タイムログアプリを使用するようになりました。

タスクシュートに出会って

ログを取るだけだったタスクシュート以前の生活と比べると、大きな違いは「歩いたところが道になる」という点です。
ログを取るだけだと「今このとき」を意識できるようになるものの、次に同じ道を歩くための地図とかナビとして使うのは難しい。
ログを取ること自体は、上流(未来)からの激流に頑張って踏みとどまるくらいのことしかできません。
タスクシュートを使うと、ばらばらの小枝でしかなかったログが丸太になり、筏になり、そして舟になっていく。ログが増えていくにつれ激流に流されてしまう不安が小さくなってく・・・そんなイメージです。
これは、タスクシュートで取ったログが、翌日のプランとして利用できる機能があるから実現できることです。

開始・終了時間・実績時間の記録があれば、いつどのくらいやればいいかの目安となる。一度実行したことは、もう一度実行できる可能性が高いため、翌日以降の予定を作るガイドとなる。
さらに、評価とコメントといった定性評価を付与することで、記録から修正点を見出せる。
一度実行されており、いつどのくらいやればいいかが明確で、修正点が考慮された予定は現実的なプランとして機能する。

タスクシュート マスター講座より

タスクシュートは魔法じゃない

夢のある話をしましたが、現実問題としてタスクシュートを使っても1日は48時間に増えませんし、やる気が出て頑張れるようにもならないです。
私自身、ログを取れていない時間もあれば、他のことに気を取られてしまうこともあります。タスクの先送りや削除ばかりの日もあります。

それでもタスクシュートの良いところの一つは、理想の自分と比較して感じる挫折を軽くしてくれたり、折り合いをつけてくれる・・・そんな理念でありツールであると考えています。

これからタスクシュートを使ってみたいと思っている人に捧げます。
あと一歩だけ、前に進もう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?