『避けたい孤独死』と『受け入れたい孤独死』
「孤独死」という言葉にあなたはどんなイメージを抱くでしょうか?
①誰にも看取られることなくたった1人で亡くなること
②誰にも看取られることなく亡くなり、かつ、その遺体が一定期間の経過後に発見された死
私は①については別に憂うことではないと思っています。私が抑止したいのは②なんです。
最期まで一人で過ごすことが必ずしも不幸ではないという視点を持つことが重要です。
たとえば、たった1人で好きな本を読みながら静かな時間を楽しむことや、たった1人で長年の趣味に没頭することは、多くの人にとって幸福な時間です。最期の瞬間までこのように自分らしく過ごすことができるのは、まさに幸せなことだと考えます。
しかし、一方で亡くなってから誰にも気づかれないという現実は、とても悲しいことです。そして何より死後の尊厳が大きく毀損されてしまいます。人の亡骸は信じられないくらいに悲惨な状態になってしまうものです。このような事態を避けるために、「72時間以内に発見される」ことを目指して各々が防止策に取り組むことが必要だと思っています。
一人で過ごす時間を尊重しつつ、万が一の時には速やかに対応できる仕組みを整えることが、私たちの目指す「孤独死」の新しい形です。今現在、この仕組み作りに邁進しています。近く多くの方に知っていただく機会を作りますので今しばらくお待ちください。
※『72時間以内に発見』…これについて知りたい方は「人体腐敗プロセスと早期発見の重要性について」という記事を読んでみてください
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