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新章開始!人と人、地域と人を結ぶ豆P 小豆島プロジェクト


こんにちは!なえどこのえみです!
香川大学学生チャレンジプロジェクト「地域連携学生委員会なえどこ」では
現在、学生チャレンジプロジェクトの取材を行っています。

今回は第6弾!
「小豆島プロジェクト」さんに取材させていただきました。
取材はつるさやとえみが担当しました。
今回取材を受けてくださったのは古谷さんです!


│主な活動内容や目的

小豆島プロジェクト!と聞くと
小豆島で何かをするプロジェクト、、、ということはわかります。
ただ、どういった内容の活動をするのかは謎ですよね。
では、さっそく古谷さんに聞いてみましょう!


―小豆島プロジェクトではどのような活動を行っているのですか。

小豆島プロジェクトは、2011年に香川大学経済学部から発祥したプロジェクトです。今年でちょうど10年目となっています。当時は“小豆島SAKATEプロジェクト”という名前でしたが、今年度から名前を変えて、“小豆島プロジェクト”と、“SAKATE(坂手)”だけではなく小豆島全域を対象とした名前になりました。
まずはSAKATEプロジェクトについてお話します。僕たちは今まで小豆島SAKATEプロジェクトとして活動してきました。名前の通り小豆島の南西に位置する“坂手”地区を拠点に地域活性化してきました。活動の内容としましては、「白鳥便り」という豆Pが独自に発行している広報誌を住民のお家に一軒一軒訪問して配布することです。これは地域の方とのつながりを強く感じられる活動なので、今では一番重要な活動になっています。


―白鳥便りとはどういったものなのでしょうか。

こちらは昨年のものですが、表紙にその季節によって違う小豆島の風景を載せています。自分たちの活動報告は絶対、載せるようにしています。それ以外も今までだったら活動報告を多めにとっていたのですが、活動が今コロナの影響でできないということで、部門コーナーというものを作りました。5つの部門のうち、1か月に1度、白鳥便りに2部門がコーナーを載せています。このコーナーでは各部門が、部門に関係することで地元の方に読んでもらうにはどうすればよいかを考えて作っています。最後は、僕が秋に担当したものなんですけれど、秋で寒霞渓(かんかけい)が見ごろだったということでこの写真を載せました。

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白鳥便り 表紙

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白鳥便り 中面

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白鳥便り 裏表紙


―部門について教えていただきたいです。

豆Pには5つの部門がありまして、1つ目が広報部門、2つ目が総務部門、総務では主にシフト調整を行っています。3つ目が企画部門でメンバー間の中を深めるような催しを企てたりしています。4つ目が経理部門ですね。お金について管理しています。5つ目が商品開発部門です。豆Pが発足した際にはカフェを経営していたんですよ。そのときに機能していた部門です。


―(その白鳥便りは)全て学生たちで作っているのですか。

そうですね。1からどんなコーナー、どんな内容にするかっていうところから始めて、内容も自分たちで調べて、作成したものを発行しています。その活動を通して、地域の方と深くつながれているという感じです。
そのほかにも、坂手地区での清掃ボランティアであったり、海の家を経営したり、あとは10月中旬に行われる小豆島で一番大きなお祭り「太鼓祭り」にも参加させていただいております。

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清掃ボランティアの様子


―太鼓祭りではどういったことをなさっているのですか。

太鼓祭りというのが秋の収穫を感謝するっていう意味で催されている祭りなんですね。本来は、地域の方しか参加できないんですよ。ですが、最近は小豆島は少子高齢化であったり里離れ、島離れで若い世代が抜けていったりして人口が減少してしまって、伝統行事が継続できないという課題がありました。また、豆P(小豆島プロジェクト)にもっと地域の方と一緒に頑張ってもらいたいという思いもあって参加できているんです。
その太鼓祭りでは僕たちは坂手地区、坂手でやっぱり、、、その前に説明が必要になるんですけれど、太鼓祭りでは小豆島の八幡神社に御神輿(おみこし)を奉納します。豆Pは、その御神輿を担いで地域の方と一緒に奉納するという役割を担っています。太鼓祭りというのは1日かけて地域の方と一緒に行うものなので、最初は地域に馴染めてなかったんですけれど、終えてみると地域の方との心の距離みたいなのが縮まって、達成感みたいなのがあって、、、、とてもいい機会となっています。


│現在と過去


なるほど。地域住民しか関われないお祭りへの参加なんて、、、地域に信頼されている豆Pさんだからこそできることですね!
ところでなぜプロジェクト名を変更したのでしょう。気になりますね。


―プロジェクト名を変更したことで、SAKATEプロジェクトと小豆島プロジェクトで行っている活動にも変更があったのですか。

そうですね。現在は、まだ土台が作れていない状態で、、、、なぜその名前を変更して小豆島プロジェクトという名前にしたのかというところから説明させてください。坂手地区という名称であると活動範囲と地域が限定されてしまいます。それではプロジェクト自体も成長しないのではないかというメンバーたちの意欲もあって、小豆島全域に規模を拡大して頑張っていこうと思い、変更しました。だからプロジェクトとしては10年ちょうど立っていると言ったんですけれども、第2章といいますか、まだ土台ができていないところがあるんです。コロナウィルスの影響で、昨年は全然活動ができていなかったので何とも言えないんですけど、坂手地区を捨てるというわけではなく、これからも太鼓祭りや海の家とか白鳥便りといった従来の活動は続けていくつもりです。これからはさらに広い目で、坂手地区だけではなく、小豆島全域に浸透していきたいですね。


―今新しい試みとして、小豆島プロジェクトとして新しく行っていることなどありますか。

そうですね。現段階では坂手地区以外につながりのある個人や団体がないので、まずは人脈づくりに力を入れていきたいです。今回は、夢プロジェクトにも参加させていただいています。内容としては小豆島の観光情報を載せたリーフレットを作成したいと考えています。そのリーフレットづくりの際に、いろんな観光地であったり、飲食店などに訪問させていただいて、自分たちのことも知っていただきながら、さらにたくさんの方に小豆島のことも知っていただくというような方針で進めていきたいと思っています。


―観光リーフレットの置き場所は決まっていますか。

豆Pは小豆島に行くときはジャンボフェリーを利用しているのですが、そのジャンボフェリーの中で観光案内というものをやっているんですよ。今のところ、観光リーフレットはその際に使用しようと思っています。


―ジャンボフェリーの観光案内とはどういったことをされているのですか。

観光案内というのは、ジャンボフェリーの一角にコーナーを設けてもらって、アナウンスを聞いて興味を持っていただいたお客様に観光に関する情報提供をしています。質問に答えたり、観光に関する資料を提供したりしています。

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観光案内の様子

―観光案内というのは、詳しい情報を知っていないとできないものだと思うのですが、メンバー内で小豆島を知るための活動や工夫は行っているのですか。

豆Pでは午前中に小豆島での活動が終わるので、午後から小豆島を知ろうということで観光をするなど自主学習のようなものを行っています。


│プロジェクトの魅力

様々な活動を意欲的に行っている豆Pさん。
具体的なエピソードを教えていただけたりするのでしょうか!
豆Pに所属している古谷さんだからこそ語れる豆Pの魅力も知りたいですよね!
聞いてみましょう!


―これまでで、印象に残っている活動を教えてください。

印象に残っている活動は、、、どっちだろう。2つあります。
1つはやっぱり白鳥便りですかね。なぜそれが心に残っているかと言いますと、1番地域の方との距離が近くなる活動だからです。活動自体は、1か月に1回で、訪問数も1日以内で行ける数と限られているので限られた人としか会えないんですよ。なんですけど、10年間ずっとやり続けてきた活動なので僕たちが白鳥便りを配っている姿を見ると声を地域の方がかけてくださって、ミカンでも食べていく?そんな温かい言葉をかけてくださって、蓄積してきた伝統を感じてやってきてよかったなと感じます。
もう1つは、太鼓祭りに参加したことですかね。被っちゃうところもあるんですけど、太鼓祭りを通して地域の方に自分たちのことを知ってもらって、、距離を一番近く感じられるようになったきっかけだからです。

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白鳥便り配布の様子


―何か住民の方に声をかけていただいた中で特に嬉しかったエピソードなどありますか。

そうですね、やっぱり、会ったことのあるないに関わらず、お兄ちゃん香川大学の人やろ?みたいな感じで息子のように気軽に接していただいて、大学生活の様子であったり温かい気持ちになれる言葉をかけてくださいました。本当に近い距離で接してくださるというか、第二の故郷に帰ったような、、そんな気持ちになります。


―古谷さんが思うプロジェクトの魅力や楽しかったことを教えてください。

難しいんですけど、自分なりに地域にアプローチできるというところですかね。まだまだ始動したばかりですから、伸びしろがあって何にでもなれるプロジェクトだと思っているんですよ。今年度から名前も変わって、新しく発信していっているんですけれど、まだ土台ができていない。だからこそ自分たち次第でどのような方向にもプロジェクトを変えていくことができると思うんですよ。豆Pにとって今が大変な時なんですけど、自分たちでしっかり考えて大きなプロジェクトにしていけるのはすごく魅力なのではないかなと思います。
どのような活動をしたら地域貢献になるのか考えるのが楽しいです。坂手って観光地ではないんですよ。小豆島では土庄地区とかが有名だと思うんですけど、土庄地区が主に観光地で訪れる人が多いんです。坂手地区はどちらかというと観光地ではなくて、古き良き街並みと言いますか、、、なので住民がコミュニティを形成することが地域活性化につながるのではないかと考えています。坂手地区にとって地域活性化とはどんなことかっていうところから、一から考えて行動に移すという難しさ、大変さと面白さを知ることができました。

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ミーティングの様子


│広報活動


“第二の故郷”
“自分たち次第でどのような方向にもプロジェクトを変えていくことができる”
こちらの心まで温かくなるような言葉ですね。
では、ここで豆Pさんの広報活動についてもお聞きしたいと思います。
なえどこも参考にさせていただいたり、、、、


―広報はどのように行っているのですか。

豆Pの広報活動としては主にSNSで、TwitterとInstagram、Facebookを活用しています。主にTwitterですかね、Twitterでは最近ですと、毎回のミーティングごとにミーティングを行ったということとその内容を随時発信していて、それにプラスして最近でしたら小豆島に行けていないということで、SNSをもっと活用しようという方針になりました。今後の活動なんですけれど、小豆島の魅力を自分たちで調査して、それをTwitterでこれから発信していく予定です。例えば今のところ決まっているのは、小豆島のお土産についてだとか伝統行事、伝統についてだとかあとは絶景スポットなどについてですかね。
Facebookに関しましては、大きな発表と言いますか、こういう方針に決まりましたとか、コロナウィルスの影響で中止させていただきます、みたいに業務連絡のようなものを中心に発信しています。
Instagramの方ではもっと気軽に、フランクに発信していて、メンバーが活動中に心を動かされたときにストーリーを載せたり、また、メンバーの1人がカメラ好きなので、その人が小豆島の写真を自由に投稿したりと、メンバーの中で自由に共有発信しています。



│メッセージ


―最後にこの記事を読んでくださっている皆様にメッセージをお願いします。

見ていただいてありがとうございます。
この記事で豆Pについて少しでも知っていただけたらと思います。
豆Pはまだ成長途中のプロジェクトなのでメンバーと試行錯誤して大きなプロジェクトとなれるよう頑張っていきたいと思っております。


│まとめ


小豆島プロジェクトでは小豆島の魅力を多くの人へと届けるため、地域貢献とは何か、小豆島のためにできることは何か、模索しながら進み続けています。
今まで10年間も続いてきた小豆島SAKATEプロジェクト。
これまでとは違う方向へと第1歩を歩みだすことは、とても勇気が必要となる行動だと思います。
第二の故郷である小豆島の未来のため、ともに活動してきたメンバーの成長のため、新たな章に突入する豆Pの躍進がとても楽しみですね!
改めまして、取材を受けていただきありがとうございました。

│小豆島プロジェクトのリンク

HP「香川大学小豆島プロジェクト」
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