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かぐや様映画 ファーストキッスは終わらないの感想を語る。

本記事はYouTubeに投稿した動画と同内容です。
良ければこちらもご覧ください。

1.はじめに

ファーストキッスは終わらない』 原作で、ウルトラロマンティックの興奮冷めやらぬ中掲載されたその話は、かぐや様の物語の中でも、私が最も感動し、私が最も感銘を受け、私が最もかぐやと白銀の2人を好きになったエピソードである。そんな原作屈指の神回を映画館で特別上映するというのだから、見に行かない手はなかった。

さて、始めに見に行こうか迷っている人にいくつか言いたい。まずはかぐや様ファンへ。何も言わんでも見にいくやろこんなの。そして、かぐや様をあまり知らないあなたへ。この映画を見るならば、原作1巻から14巻までを完読し、アニメを1期から3期まで観賞しておくべきである。この映画はウルトラロマンティックまでの2人の関係を見届けたものにだけ許される、最高の体験だからだ。「友人に誘われたから、かぐや様あまり知らないけど行こうかな、、、」なんて言語道断。今やサブスクの時代ですし、せめてアニメだけでも網羅してから見てください。

って事で、コレ以降は映画の内容にガンガンに触れて感想を語ろうと思う。まだ映画を見てない人は人生の彩りを失いたいなら視聴を続けてほしい。

2.感想(ネタバレあり)

最高だった。90分間に詰まった、笑いと感動の応酬。制作陣はどうかしてると思った。何故わざわざ感動している視聴者を次のカットで爆笑させるのか?と。何度も笑い、何度も泣いた。本当に濃密で満足感の高い映画だった。
この、感動の余韻に浸る間を与えず、爆笑を掻っ攫うスタイルは、まさしく「かぐや様」らしいと思う。花火大会の後も、体育大会の後も、そしてウルトラロマンティックの後も。感動的なエピソードの後、普段の数倍IQの低い笑いを届けてくるのが「かぐや様流」なのだ。
この映画はそういう意味では、これまでのテレビアニメと大きく変わった所があるわけではない。OPは"永遠の"大型新人鈴木雅之さんだし、制作スタジオやスタッフもテレビアニメから引き続き担当されている方が多い。じゃあ映画じゃなくて良いんじゃ無いか?と言われればそんな訳はない。
ファーストキッスは終わらない」というエピソードは、天才としての四宮かぐや、白銀御行では無く、普通の高校生としての四宮かぐや、白銀御行を描いた、今作の中で最も恋愛している話だと思う。単行本14巻、アニメでは3期にも渡って駆け引き(らしきこと)をしてきた2人が遂に結ばれるまでのストーリー。(ファーストキッス編を描いた後、そのまま2人が付き合うまでを映画で描いた構成も、それを意図したものだろう。)ラブコメ作品として、これを映画化しない手は無く、ファンとして見逃す手もやはり無いのである。実際映画館という環境で見る、ファーストキッス編は、演出、演技、音楽、そして環境、全てが最高だった。

3.最後に

大画面と大きな音で「ファーストキッスは終わらない」を見る機会に恵まれたのは、2022年に生きていた最大の幸運だと思う。
原作は最終回を迎え、2日後に最終巻発行を控えた今。この映画は、かぐや様という作品が、二度と褪せない、絶えることの無い、最高の作品であることを僕に再認識させた。

さて、ここまで言われ、金銭的に余裕があり、近くで上映しているのにも関わらず、見に行かないというあなたには、私が思い付く最強の非難を贈ろう。

お可愛いこと。

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