父と娘の投資の話
こんにちは。
子どもに対するお金の教育は、悩ましい問題ですよね。
特に、ついついお金を与えてすぎてしまうと、子どもの考える力を奪ってしまうという落とし穴があります。しかし、学校ではアルバイトなどの労働が禁止されているので、なかなかお金を自分でコントロールできるまでにはいきませんよね。
それでも、お金の教育はできるかもしれないと思いながら、面白い話を見つけました。ズバリ、お金を作る方法には、給料所得、事業所得、利子配当所得(不動産所得)の3つがあることを明確に意識することなんです。
お金持ちになりたいのなら、事業(ビジネス)を立てざるをえないこと。なぜなら、給与所得はあくまで他人のビジネスのお手伝いなのだからと。
これを「折り紙」の例で考えてみたのがよりわかりやすかったです。
父:君が学校の友人に折り紙をあげて喜ばれたことがあっただろう。例えばそれを100円で売ってみたとしよう。折り紙って1枚いくらかわかる?
娘:わかんない。
父:だいたい1枚1円ぐらいだとしよう。これを君が折るだけで100円で売れるんだ。そうすると、君は折り紙を仕入れて、折って売るだけで立派なビジネス(事業)になるんだ。
娘:へえ~、なるほど。
父:だけど、紙を折って売るまでに、接客したりして時間がかかるよね。だったら、その時間に紙を折るために、弟に100円払って店で売ってもらったらよくない?1日で20個売れるんだったら合計2000円で、100円払ってもそんなに損じゃないよね。その時間を使えば、君はたくさん折り紙を仕込むことができると思うんだ。
娘:確かに。
父:それでもし、折り紙が売れなくなったら、弟をクビにして自分で売ればいいよね。君は折り紙を仕入れたけど売れなかったというリスクを負うけど、弟はいつクビになるかわからないというリスクを負っていることになるんだ。しかも、弟は3000円分売ったとしても、もらえるお金は100円なんだ。だから、お金持ちになりたいのなら労働者ではなく、事業者になる必要があるんだ。
娘:ほんとだ。労働者は安定しているように見えるけど、あくまでお手伝いなんだなあ。
父:さらにだよ、もし高度な折り紙テクニックを持っている人を見つけたとしよう。その人も1日2000円の売上で、労働者に100円払っていたけど、あるときその人が折り紙代がなくて困っていたら、「折り紙代を出してあげる代わりに、1900円の売上のうち900円ください」と持ちかけることもできるんだ。こういう人を投資家と言うんだ。
娘:名前は聞いたことがあるけど、そうだったんだ。
父:この投資家の最大のメリットは、一番時間があるんだ。ただお金を出すだけで、折る時間も、売る時間もいらないんだ。5つのビジネスに同時に投資してもいいんだ。つまり、最初は労働者として働いていろいろ学び、次は自分でビジネスをし、お金が貯まったら投資家になればいいんだ。
子どもたちは、「あつまれどうぶつの森」などゲームの世界ではしっかりとビジネスをしているので、私たち大人が現実社会で少しずつ階段を登れるようにしてあげることが必要だと思いましたね。
では、今日はこの辺で、また。
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